@はこちら。
|
|
目的の林道まであと少しの地点で、川辺に下りられるちょっと良さげな場所があったのでちょい休憩。こんな川沿いギリギリを走れる林道ってないかしらね。
|
|
|
そこから程なく、目的の林道に到着。林道茂来線だ。ああそうだ、すっかり忘れてたけどこんな起点だったっけ。記録によると、ここを走るのはかれこれ10年ぶりとなるらしいが、そんなに期間が開いていたことに正直驚いた・・・。
|
|
|
起点脇には、林道改良工事のため、この前日となる9月1日から当面の間全面通行止となる旨の看板が立っていた。うおおおい!せっかく来たのにマジかよお!?ってなりかけたが、その上に「休校中」の表示があって、結果的には問題なく通り抜けることができた。
|
|
|
そこから少し進んだ地点には、防護柵の設置工事として11月30日までの期間が書かれていたが、起点の看板にあった「当面の間」とはこの日程を指すのだろうか・・・?
|
|
|
この茂来線、俺が最後に走った時よりも舗装区間が増えたようだが、ツーリングマップルによるとそれでもダート区間の合計は今も22km以上に及ぶらしい。
ダート区間に入ると、初っ端から路面には洗堀が延びている。とはいえ特に問題となるようなものでもないけど。
|
|
|
あとこの林道、やたらとコンクリート吹付の擁壁が目に付くのが印象的なんだけど、結構地形的に頑張って道を削り出した感じなのかな。
|
|
|
それと、序盤から道の両側からススキなんかの薮が路上に迫り出してきていて、これが結構な距離で続いているのでちょっと圧迫感を感じながら走ることになった。埼玉辺りのマイナー林道かよ・・・(笑)。
|
|
|
そんな薮が途切れたところで、左手に分岐する道が現れた。お、ここはよく憶えてるぞ、以前反対側から走って来た時に、ここからどちらへ進むのが本線か分からずに、なんとなくこの道(写真左手)に入っていったんだっけな。結局この先で行き止まりになって引き返すことになったんだけど。
|
|
|
そんな道も、いまでは薮に覆われ廃道臭が漂っていた。これならさすがに間違えようもないよな・・・(笑)。
|
|
|
|
|
そんな道を黙々と進んでいると、前方が開けて空が見えてきた。ちょっとホッとするよ・・・。
|
|
|
その先で路肩が広くなっている場所があったので一旦停車。気づけば空は白く霞んできているが、たぶん雨が降ることはないだろう・・・ないよね?
|
|
|
そこから先は、幅員もしっかり確保された走りやすい道が続いていた。
|
|
|
やがて周囲が開けた場所に出た。そういえばこの先で一旦舗装路に出るんだっけな、もうすぐかな?
|
|
|
お、ここでも山の鞍部を超える送電鉄塔を発見!いやあ、いつ見てもいいものですね!!
|
|
|
舗装路に出て少し進んだところで、林道の続きに行くには分岐する道に入るんだったよな・・・おお、そうそう、ここだ。この入口は妙にはっきりと覚えていた。
|
|
|
ダート区間の続きに入ると、先ほどまでよりも走りやすい道が続き、日差しが戻ってきたこともあってだんだんとテンションも上がってきた!
|
|
|
|
|
周囲が伐採されて開けた地点に出たので、ここでも休憩を取った。今日は水分をしこたま持ってきたので、がぶ飲みしてクールダウンだ。
|
|
|
お、このEPS〇Nのコンテナ、まだ残ってたか(笑)。
|
|
|
そんな道のりを経て、ループ林道でおなじみの林道信濃沢線の前までやってきた。
ちなみに俺が前回ここに来た時は、この地点から延びる4方向の道はどれも未舗装だったのだが、久しぶりに来て見ると、茂来線の左手方向の区間と、信濃沢線の右側ルートが舗装されていた。な、なぜこんなところを舗装するのだ・・・!
|
|
|
そして、信濃沢線の左手ルートには、森林整備中を知らせる看板が立っている。いやいやそんな〜、迷惑だなんて〜。
|
|
|
道の見えている範囲には、特に規制なども無いようだ。どのみちこの奥でゲートは閉じているはずだが、その地点までは進んでも大丈夫かな・・・。
|
|
|
というわけで、進めるところまで進んでみよう。この辺りは植生が綺麗だなー。
|
|
|
起点から900mほどで、ゲートで閉鎖された地点に着いた。ゲートの両脇にも大きい岩が置かれ、何人たりとも通さないぞという強い意志を感じる。
|
|
|
|
|
少し進むとアスファルトは途切れたが、こちらは起点から600mほどでゲートに行き着いた。
そのゲートの先に、林道標識が立っていることに気づいたのだが・・・。
|
|
|
「林道貰井線」??
|
え??ここって信濃沢線単独でループしてたんじゃなかったのか!?てか、「貰井」って、「もらい」って読みだよな?つまり、「貰井」≒「茂来」ってことか??
ってことをX(Twitter)で書いたところ、いくつかのリプを貰ったのだが、それによると、茂来線の路線名の由来となった茂来山は、元々は「貰井山」と表記されていたらしい。詳しくは以下に資料のリンクを貼るので、気になる人は読んで欲しい(スマホの方はpdfがダウンロードされるので注意!)。
参考:広報さくほ2018年6月号(No.141) ←まあも隊長、ありがとう!
|
で、なぜわざわざ古い表記の「貰井」という路線名にしたのだろう。この手前を通る茂来線と区別するためということもあるだろうが、名前の由来となった茂来山により近い位置にあることと、その茂来山の歴史を伝えたいという想いもあったりするのかなあ、なんて妄想も膨らんじゃいますね・・・。
ちなみにここからどこまでが貰井線の区間なのかだが、この先をさらに進んだ右側ルート内で、(恐らく)作業道がループ線形の外側に分岐する地点に信濃沢線の標識が立っているそうなので、ここからその地点までが貰井線としての区間なのだと思う。
|
|
|
ちなみにゲート手前の看板には、この先も徒歩での進入は可能と書かれている。久しぶりにこの奥にある林道施業システム線の標識も見てみたいけど、この暑さの中歩いていくのはちょっとなあ・・・もうちょっと歩きに適した時期に来れたら覗きに行ってみたいな・・・。
|
|
|
信濃沢線の前からしばらく続く舗装区間を経て、茂来線最後のダート区間に入る。
|
|
|
こちらは東側ダート区間の序盤とは異なり、道に迫り出す薮もなく、路面も穏やかな状態が続いている。
|
|
|
取り立てて言うほどのこともないようなこんな区間も、緑を眩しく彩る日差しが入るだけでもうじゅうぶんなんだよなあ。
|
|
|
風に揺れるススキも、路上に迫ってこないだけで風情を感じられて良いねえ(笑)。
|
|
|
|
|
そうそう、以前来た時に、ここで昼飯にしたっけなあ。懐かしい。
|
|
|
以前は気にも留めなかったのだが、ここは御嶽神社というらしい。王滝にある御嶽神社と何かしら関係のある神社なのだろう。
|
|
|
石灯籠には天保十四年と記されている。今から180年も前のものだ。ということは、この茂来線は、もともと古くからあった街道を車道に改修した林道なのかもしれない。
時間がもっと早ければ、またここで昼飯にしても良かったかもしれないなあ。
|
|
|
神社を後にしてさらに先を進むと、斜面が大きく開けた場所に出た。
|
|
|
あー、ここもなんとなく覚えてるなー。手前に見えるソーラーパネルは、以前は無かったと思うけど。ここから見える家に住んでる人たちは、毎日ここからの四季折々の景色を見ることができるんだなあ。
|
|
|
・・・さて、この写真が何かと申しますと、この直前にこの溝に嵌って、BAJAの先にある石にタイヤを取られてコケました。幸い溝があったおかげでクソ重たいBAJAも梃子の作用ですんなり起こせたけど、普段ならまず嵌ることなんてないこんな溝でコケたことが無性に悔しい(笑)。微妙な暑さで集中力が削がれてたのかなあ。
|
|
|
そんなもんで、少し進んだ先にまといリスの看板があったので、ここでまたしても給水休憩。
|
|
|
|
そして、林道の途中に唐突に現れる茂来線の標識。ここが町境だったりするのかと思って地図を見てみたけど、とくにそういうことでも無さそうだった。林道の延長の過程で立てられたものだったりするのかな。
|
|
|
まだ時間はそんなに遅くはないけれど、山の中にいると、斜面から落ちる影でなんとなく夕暮れ時のような雰囲気も漂い始める。今日はここを抜けたら帰ろうか。
|
|
|
やがて、茂来線のダート区間が途切れた。以前よりも少し舗装区間が増えたようだけど、それでも冒頭にも書いた通りいまでも22kmほどのダート区間を走ることができた。天気予報に翻弄され、林道に行ければどこでもいいやなんてノリで来た今日のツーリングだったけど、久しぶりに走った茂来線が思いの外楽しめて、こっちに足を伸ばして良かったな。台風が過ぎたら、また長野方面の林道にも脚を伸ばしてみようかな。いや、それと本来、今回の夏休みに行こうと思っていた林道にも行かないとな・・・!
|
|
|