気づけばあっという間に11月に入り、北関東にも紅葉の季節がやってきた。当然今年も紅葉林道ツーリングに行こうと思うが、行先は少し迷っていた。去年も素晴らしい紅葉を見せてくれた群馬の秋鹿林道〜万沢林道か、去年は紅葉のピークにはまだ早かった(そして、あいにくの曇り空だった)栃木〜福島の川俣桧枝岐林道か・・・。
今年は夏からずっと高めだった気温のせいもあって各地で紅葉の色月が遅れているとの話も聞いていたり、かと思えば川俣桧枝岐ではすでにピークは過ぎているとの情報もあったり・・・。どうせなら一番綺麗に紅葉を見られるところへ行きたいが、なかなか見極めが難しい・・・。
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で、結局今年も群馬のロングダートコースを選んでやって来た!去年と同じく、まずは秋鹿林道からのスタートだ。今日は3連休初日の金曜だが、現時点で空は雲一つない青空が広がっている。連休中の天気予報では、ここまでの好天が見込まれるのはどうやら今日だけのようで、やはり今日を選んで正解だった。
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目印の温泉施設から少し進むと、「村道大影秋鹿線」の杭が立つ地点があるのだが、そこに見慣れない看板が置かれていた。
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あれ、ここって右へ行っても最終的に林道へ交流しなかったっけ?まあ、うろ覚えだけど・・・。
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舗装路から未舗装路へと切り替わり、序盤の陽の当たらない杉林を抜けると、いよいよ色鮮やかな紅葉が出迎えてくれる。
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いやあ、初っ端から素晴らしい色付きだ!辺り一面を暖かな色彩で囲まれたこの景色、これを今年も観たかったんだよ!
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1年のうちでほんの僅かな期間にしか見られない、この鮮やかな光景を、今年もこんな晴天の下で見られるなんて・・・!
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やがて道は、鮮やかな葉の輝きを保ったまま、沢と接近する区間に入る。
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去年も紅葉の時期に訪れたこの秋鹿林道、日付で言えば11月3日、ちょうどぴったり1年前だったのだが、冒頭にも書いた通り、今年は高い気温が続いていたために、紅葉の色付きが遅れているのではという心配もあったけど、そんな心配をよそに、周囲の木々は期待以上の景色を見せてくれている。
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眩しい太陽の光をその身に蓄え、そこから溢れ出す紅葉の色素を溶け込ませたかのような空気を胸いっぱいに吸い込んで、秋色の林道を進む。
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校庭さを縮めてきた沢は、その水面にも光を受けて、水の流れに合わせてきらきらと揺らめく。
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素晴らしい・・・何物にも代え難い至福のひと時だ・・・。
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まだ林道は始まったばかりだけど、こんなに鮮やかな景色に囲まれて、ちっとも先へ進まなくなっている。もちろんそれは自分で望んでしていることだけれど。
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秋鹿林道を走るライダーならだれもが知る、あの東屋を越えた先のストレート。ここも好きなんだよなあ。確か去年もここで同じような写真を撮っていた気がする。
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紅と橙の葉を両脇に従えた橋の姿も、実に絵になる・・・。
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日陰の先で眩しく輝く紅葉の、この光と影のコントラストも堪らない美しさだ。
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あそしておなじみの林道十字路へと至る。ここでBAJAを停めて、物音ひとつしない静寂に包まれた場所で、ぐるっと一回り景色を眺めてから再び走り出した。
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紅葉って、こうして逆光で見た時の、まるで自らが発光しているような輝きが本当に美しいと思う。
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美しすぎる・・・最高のコンディションじゃねえか今日!
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この橋、いままで意識したことなかったけど、カーブを描く古びた欄干がちょっと良さげな雰囲気。
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そして、何と言ってもこの、木々の幹が路上に落とす影のストライプ。俺の大好きな林道の要素がこれでもかと詰まったこの景色。もう言葉も出ない・・・。
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ちなみにこの日はしっかり冬装備で出かけたんだけど、この日の予想気温が平地で25度ほどまで上がると言われていて、朝はちょうど良かったけど、日中は確かに山の中でも暑くて、途中でジャケットの下はTシャツ一枚だけにして走っていた。やっぱり今年の気候はちょっと変だよねえ。これからこれが当たり前になってしまうのだろうか・・・。
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影の中でほんのりと光を浴びるBAJA。思わず見惚れてしまうぜ・・・。
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道も下り勾配が続き、そろそろ林道も終盤だ。こんな景色が続く道なら、この距離のあと倍あってもいいくらいだ。
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そうしてあっという間に秋鹿林道を走り抜けてきた。今年も期待以上の景色を見せてくれてありがとう秋鹿!
さあ、このまま一気に万沢林道へ向かおう。
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Aへ続く。
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