秋の残る林道二子山線へ
2023/11/26-A 群馬県神流町・林道二子山線
 
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 展望台を後にして、塩之沢峠に向けてさらに進んでいく。この時期の御荷鉾スーパー林道は、舗装区間も趣があって良いんだよなあ。冬枯れた白い幹が透かす青い空の、この色彩のコントラストが堪らんのよ。
 
 ふと、道の脇に開けた場所が見えた。どうやらテーブルやベンチなども置かれているようだが・・・。
 
 ああ!先日まあもさんも御荷鉾のレポで触れていた、「二輪の駅うえの」ってここのことか!
 
 確かにここは以前から通るたびに、ちょっとした平場になっていたのは気になってはいたけど、ただの資材置き場とかそんな雰囲気だった気がする。こんな感じで整備されたのはつい最近なのかな?看板には「自由に利用ください」とも書かれているし、眺めもなかなか良さげなので、次に来たときはここでラーメンタイムにしてみるのもいいかも。
 
 そして今日はすでにラーメンを食べてしまったので場所の確認だけして、次の目的地に向けてどんどん進むよ。
 
 そして、わりとお気に入りの「天空の林道」風の地点にも立ち寄り。ここでラーメンでも良かったかもなあ。
 
 塩之沢峠を通過して、今日は御荷鉾の西側ダートには行かずに国道方面に向けて下っていく。往きと同様、御荷鉾から標高を下げていくと、道沿いには紅葉が見られるようになってきた。
 
 ふと道の脇に、落ち葉に囲まれた印象的な流れ込みがあったので停まってみた。
 
 お、あの真ん中の岩のとこ、ちょっと平らになってるっぽいな。あそこでラーメンにするのもいいかも。
 ・・・なんて、ちょっと水の流れがある場所を見つけると、いつの間にかついつい飯に出来そうな場所を探す癖がついている自分に気づく・・・。
 
 ・・・ってか、その奥!あんなところに砂防堰堤が!あんな道もないような場所にもしっかりと施工がされているからこそ、安心して通行できているんだなあ。
 
 さて、その先をさらに下った地点で、とある場所に立ち寄り。ここは、先日まあもさんがXでポストして紹介していた峠のうどんや「藤屋」だ。
 
 今日はここに来ることも目的の一つにしていたこともあり、御荷鉾でわりと早めにラーメンにしていたのだが、どうも店先の様子がアヤシイような・・・。
 
 ほえっ!?CLOSED??
 
 う、うそやろ!?まさか今日(26日)に限って店休日だなんて・・・!まあ、こんな個人経営の店だと、営業日が不定休なのは仕方ないんだろうけど・・・。
 
 今日はここでガッツリ腹ごしらえしていくつもりだったんだけど、まあしゃあない、ちょっと予定が早まったけど、このまま次の目的地に向けて進んでいくか。
 
 国道299号に入り、秩父方面に向けて進む。途中、いつものステゴサウルス君にご挨拶。ここに誰もいなくなっても、おまえはいつまでもここに残ってるんだなあ。
 
 そのまま299を志賀坂峠の直前まで進み、やって来たのは林道二子山線。ここも、先日まあもさんがここを通りかかったときに、入り口のバリケードが無くなっていたと言っていたので、気になって来てみた次第。確かに以前は道の真ん中に置かれていたバリケードは無く、林道への入り口はオープンな状態になっている。
 
 ただ、周囲をよく見回してみると、かつて道の真ん中に置かれていたバリケードは、その入り口の脇に避けられているだけなことに気づいた。まあ、おそらく今後も何かあったときにすぐに使えるようにと、ここに置かれているだけだと思うが・・・。
 
 さっそく林道へと入ると、なんとここでもまだ辛うじて紅葉が残っていた。真っ青な空に橙の葉がよく映える。
 
 路面の状態としては、以前来た時から取り立てて変化もなく、走行に対して特段支障となるようなこともない。そんな道を進んでいると、青い空に向けて右手にカーブする地点にやって来た。ここを越えると・・・。
 
 そう、この二子山線随一の展望地点だ。先ほど御荷鉾を走っているときには、やや雲が空を覆いがちになっていたが、いまは雲一つない真っ青な空が、眼下の山肌の陰影をくっきりと浮かび上がらせている。ただ、こうして見ると、ガードレールの外の灌木が、次第に背を伸ばしてきているようにも見える。林道は生き物、いずれ、ここからの展望もなくなってしまうときが来るかもしれない(とはいえ、数年レベルの近い将来の話でも無いとは思うけど・・・)。
 
 国道沿いの入り口からおよそ2km程も進んできたところで、ここでも以前は道の中央に置かれていたバリケードが、道の脇に避けられていた。
 
 道沿いでは、終わりかけであろう紅葉が西日を浴びて輝いている。
 
 そして、入り口のバリケードが無くなったとはいえ、まだまだ通行量が少ないからなのか、路面には大量の落ち葉が積もる区間もたびたび現れる。
 
 それにしても、空が綺麗だ。この澄んだブルーを見られるのが、この季節の林道の醍醐味でもあると思う。
 
 ここは以前大規模な崩落があった地点だ。いまはなにごともなかったかのように補修されているが・・・。
 
 このカーブの内側の木々の切れ間から、叶山鉱山の九十九折の道がはっきりと見えていた。
 
 再び日向へ。道沿いには僅かに紅葉が残っている。来年は紅葉のピークの頃にここへ来てみるのもいいかもしれないな。
 
 場所によっては、斜面から崩れてきた土砂が路上に覆いかぶさるところもあるが、崩れてからだいぶ時間も経ち、なだらかに均された状態になっているためか、そのまま放置されているようだ。確かにこの程度なら、四輪でも通行に支障は無いだろう。
 
 この辺りの区間は谷が深いのか、道の外の木々も視界を遮ることが無く、叶山鉱山の姿もはっきりと見渡せている。
 
 逆光を受けて橙に光る紅葉が美しいな。この二子山線には、無事に通行できるかどうかの確認をするだけのつもりで来ていたので、思いがけずまだこんな光景を見ることができたことがとても嬉しい。
 
 先ほどから、路上を落ち葉が覆う地点がたびたび現れてはいたが、ここではタイヤが埋もれるくらい大量の落ち葉が深く積もっていた。こんな落ち葉を踏みつけて走っていくのも楽しくはあるけど、落ち葉の中に何か潜んでんじゃないかって、気が気じゃないんだよね。こんな場所が途中で何度か現れるので、そういうところだけは慎重にならざるを得なかった。
 
 ここの、なだらかなカーブとアップダウンの組み合わされた線形。この二子山線の中でも好きな地点のひとつだ。
 
 カーブの内側に、残土を積んだ平場があったのでちょっと停車。正面に見える山肌は、終わりかけの紅葉で茶色に染まっているが、あの光景を見ると、以前花粉の時期に来たときに見た、まっ茶色に変化した杉林を思い出すな。以前花粉の時期に来た時に、ここと同じ場所だったかどうかは覚えてないが、ラーメン食べ始めたはいいけど、あまりの花粉の多さに一瞬で目と鼻がグジュグジュになってしまい、逃げるように退散したっけなあ(笑)。
 
 既に林道の標高のピークは越えたのか、下り勾配の続く道を進んでいると、つい最近施工されたであろうコンクリートの路面と、それに沿って築かれた蛇篭が現れた。
 
 蛇篭の上の見上げると、元々斜面に施されていた土留めもろとも崩落が怒った様子が見て取れた。おそらくここが、2019年の台風19号による被災以来、最後に補修された地点なのだと思うが、少なくともこの地点は、もうしばらくはこれ以上崩れることはなさそうには見えた。とはいえ林道ではあるので、いつまた他の場所で崩落が起きるか、何て心配は無きにしも非ずだけど・・・まあ、そんなこと言い出したらキリがないよね・・・。
 
 そしてこの先は、元々あった路面がそのまま残っている区間と思われ、下り勾配の路上には洗堀もあるので、それなりに注意は必要かも。
 
 このダート区間もそろそろ終盤か。この辺りを走るのは、だいぶ久しぶりな感じだな。
 
 こうして、日陰の中から陽に照らされた木々を見上げるのも、悪くないよなあ。
 
 夏の緑あふれる季節は、出来るなら日当たりのいい明るい区間を走り続けていたいものだけど、こんな冬の季節には、日陰の中だからこそ、寒い季節の山の中特有の寂寥感がより増幅される感じがして、なんだかこれはこれでいいものだなあと感じるよ。
 
 国道沿いの入り口(終点)からおよそ12kmを経て、舗装の高萩線に接続する地点に着いた。確かにここまで、特に規制らしいものは何もなくダート区間を走破できた。とはいえこの地点では、トラバーを渡したコーンが壊れて(?)ひっくり返っていたが・・・ま、まあ、あっち側がバリケードを退けられてた以上、こんなのは規制のうちには入らんだろ・・・。
 
  この後、このまま高荻線から西秩父線方面に抜けて舗装路経由で帰ろうかとも思ったけど、ナビを見たら二子山線を引き返しても所要時間はそう変わらなそうだったので、もう一度ダートをR299に向けて引き返すことにした。
 
 あの木、確かさっきも写真に撮ったけど、やっぱりこうして逆光に照らされていると、発色が素晴らしく美しいな。
 
 こんな景色を見せてくれる林道が、しっかりと通行できるように復旧されて本当に良かった。以前には、もうここは二度と解放されない、なんて話も聞いていたのだが、あの林道入り口の様子を見ても、今後も一般の通行者に対して閉鎖の措置を取ることはおそらく無いだろう。
 
 そして、二子山線と言えば、春の雪が降ったときに、その雪道を求めて走りに来るのも毎年の楽しみのひとつだ。来年もまた、絶好のタイミングで積もった雪道を走りに来られることを願ってやまないナノレカワでありましたとさ。