山ラーしに行っぞ!!
2024/09/23-A 群馬県・御荷鉾スーパー林道〜林道二子山線
 
@はこちら。
 
 稲含高倉線から20分ほどかけて、御荷鉾スーパー林道にやって来た。
 
 先ほど稲含高倉線の茂垣峠に着いた頃から空が曇りはじめ、ここに着いた頃には周囲もすっかりと薄暗くなってしまった。
 
 今日は、家を出る前の天気予報では、経由する目的地を常に雲を避けるように走れるプランを組めているなー、なんて思っていたのだが・・・。
 
 うーん、雲出てくるの早くね?ずいぶんどんよりとしてるけど、まあ、雨さえ降らなきゃいいかあ・・・。
 
 さっき走ってきた下仁田方面はまだ晴れているように見えるんだけどなあ。
 
 ただ、いつもならこんな曇り空だとテンションがダダ下がりになってしまうのだけど、今日は割とそんなこともなく走れている気がする。
 
 恐らく、適度に快適な気温がそういう気分にさせてくれているのかも知れない。今日はこんな彩度の落ちたしっとりとした景色が、とても好いものとして目に映る。
 
 今日は、いつもはあまり立ち寄らない、鉄塔の下の場所に入ってみた。
 
 この鉄塔の隙間から叶山鉱山の見える景色もなかなか良いなあ。晴れていればもっと良さそうだったけど(笑)。
 
 この鉄塔の下で、本日2回目の山ラーにしようと思って、いちどは支度を始めて見たんだけど、よくよく考えたらまだそこまで腹減ってないやと思い、景色だけ見てここを後にした。で、なんでいつもは立ち寄らないここに入ったかというと、このすぐ先にある見晴らしポイントに、ある物が見えたからなのだが・・・。
 
 おーい!おっちゃん(と断定)!こんなとこに軽トラ停めたままいなくならないでよ!思わずBAJAと2ショット撮っちゃったじゃんよ(笑)!
 
 ま、そんなのもありつつ、晩夏の御荷鉾を走り抜けていく。今日は本当にずっと快適な気温が続いていて、こんなに気持ちよく走れているのは久しぶりだ。
 
 お!急に日差しが来た!恐らく雲の切れ間からほんのひと時差してきているだけだとは思うけど。
 
 しっとりとした山の景色もそれはそれで美しいけど、やっぱり明るい日差しが入ると俄然テンション上がるよね!
 
 まあ、思った通りその日差しは長続きしなかったけど(笑)。空が開けるところまで来ると、見てよ、この雲を。林道の上空だけひときわどんよりとしてやがりますわ(笑)。
 
 あ、この岩、結局ここに残したままか。まあ、通行の邪魔になってるわけでもないしな。
 
 気温が気持ちいいとはいえ、せっかくこんな緑のトンネルを走っていると、やっぱり晴れた空の下で走りたかったなあ、という思いも無くは無かったり・・・(笑)。
 
 まあ今日は、ときおり差すこんな光があるだけでも御の字か。
 
 で、未舗装区間ももう終わりという頃になってこんなに晴れてるんですけど!もっと早く晴れておくれよー(笑)!
 
 そして未舗装区間を抜けたら、今日もお決まりの八倉峠に立ち寄り。
 
 そういえばここの斜面も、だいぶ植物が成長してきてしまったなあ。まだ完全に景色を隠されているわけではないけど、以前に比べてだいぶ視界は狭くなってきていると感じる。
 先ほどの稲含高倉線でも思ったことだけど、かつて素晴らしい眺望を誇った地点も、山の中に延びる林道である以上、いずれはこうやって伸びてきた木々に視界を遮られてしまうのだろう。
 
 そしてこちらもお決まりの展望台へ。見ての通り、重苦しい雲は相変わらずだけど、その切れ間から陽が射した一瞬を狙ってシャッターを切った。
 
 八ヶ岳方面を見ると、雲の切れ間から光芒が射している。これは綺麗だなあ・・・。
 
 そして、ここに着いたときには1代の4駆がいたんだけど、しばらくすると立ち去って他には誰もいなくなり、しばらく誰かが来そうな気配も感じられなくなった。いい感じに腹も減ってきたので、久しぶりにここで山ラーすることにした。1日に2度山ラーしたっていい・・・。
 と思ったら、食べ始めた頃に1台のバイクがやってきて、邪魔になるかなと思ったけど、その人も展望台の上でタバコを吸い始めて寛いでいたので、こちらも気にせず絶景ラーメンを堪能した。
 
 飯も終えて、本当だったら今日はこのまま西側の未舗装区間にも行こうかと思ってたんだけど、生憎の曇り空でその気もなくなってしまったので、塩之沢峠からそのまま山を下って、次の林道へ向かうことにした。
 
 これはその道中、走行中に撮った空なんだけど、これから向かう上空に見えるの、あれ完全に雨雲だろ・・・だ、大丈夫かな??
 
 国道299号を進み、やって来たのは林道二子山線。ここは今年の2月に雪を踏みに来て以来だけど、そういえば夏の時期に来るのは何気に初めてだったりする。
 その2月に来たときには特に規制もなかったが、今日は入り口にコーンが置かれている。
 
 コーンに渡されたトラバーには、「この先土砂流出のため通り抜けできません」との張り紙が付けられていた。見たところ、あくまでも通り抜けができないということを知らせているだけで、通行止めというわけではなさそうだ。先ほどの稲含高倉線同様、こういった場合はあくまでも普通乗用車を対象とした告知で、オフロードバイクなら通過が可能というケースだろうと思われる。それではその通り抜けができないという現状がどのようなものなのか確認しに行こう。
 
 いまにも降り出しそうな雲の下を急ぎ足で走り続け、いつもの展望区間に着いたので写真を撮ろうとカメラを構えていると・・・。
 
 うわあ、ついに降って来やがった!まあ、まだポツポツ程度だし、これ以上ひどくならないでくれよ、なんて思いながらそのまま進んでいくと・・・。
 
 残念!一気に土砂降りでヤンス!
 って、その雨が写真に全く写ってないのが悔しいんだが(笑)!まあ、雨だからってここまで来て引き返すのも癪なんで、合羽を着こんで先へと進むことにした。ホント、林道に来て合羽を広げるなんて何年ぶりだろう・・・。
 
 で、そんな雨なのでカメラも仕舞って、ここから先はスマホ撮影に切り替えて、最低限の写真だけ撮って進むことにした。
 ここは林道に入って6kmほどの地点だっただろうか、斜面から落ちてきた土砂が道幅いっぱいに積み上っていた。
 
 ただ、やはり乗用車では無理そうだったが、その土砂の上にはいくつかのバイクと思われる通行の痕が残っていた。
 
 その先でも土砂の流出があったり(とはいえ、この程度は林道では日常茶飯事だが)。
 
 ここでも道幅を埋める土砂に加え、その土砂とともに流れてきた木が散乱していた。
 
 それでもバイクなら無問題!それよりも雨のほうがキツイよ俺は・・・。
 
 この二子山線に来たら、よく飯にする平場までやって来たので一旦停車して記念撮影。ここでも写真には写っていないが、相変わらず空からはドバドバと雨が落ちてきております・・・。ホント、今日はこの雨さえなければ過ごしやすくて最高だったのになあ。
 
 その後もいくつかの土砂流出地点を通過し・・・。
 
 わ、ここひどいなあ・・・。
 
 見てこれ、ガードレールの支柱がほぼ土砂に埋もれてしまい、辛うじてデリニエーターの反射材が頭を出している状態になっている。これ、夜間に来たりしたら、「あのデリニエーターの位置までは大丈夫」とか思って却って危険かもしれないな。まあ、こんなとこ夜中に来るやつもそうそういないだろうとは思うけど・・・。
 
 そして、その土砂流出地点のすぐ先に、国道側の入り口と同じ張り紙があった。これ、ここに置くよりも、この先の舗装路との分岐地点に置いた方が親切じゃない(笑)?ここからそこまでまだちょっと距離あるんだけど・・・。
 
 そうして舗装路に接続する地点に着いた。で、まさかとは思ったがこちらの入り口には張り紙の類は一切なかった(笑)。仮に普通の乗用車がここから林道に入って、あの張り紙の地点で引き返してくるとなったら結構キツイと思うよ(笑)。
 
 さあ、今日はこれで終わりにしよう。ここから林道高萩線を上って・・・。
 
 県境を越えて林道西秩父線に合流し・・・。
 
 埼玉県の林道二子山線を下って帰りました(笑)!
 で、この後、林道を抜ける頃には雨もすっかり上がり、結局土砂降りだったのは本当に(群馬の)二子山線の中だけだったみたい。でも、この先も合羽を着たままで走ってたんだけど、それでも蒸し暑いこともなく快適なまま帰ることができた。季節は徐々にではあるけれど確実に移り変わっている。そんなことを実感した1日でした。