いやあ・・・前回林道に行ってから、あっという間にひと月以上経っちゃいましたね・・・。
俺が林道へ出かけた時の昼飯は、普段このサイトを見てくれている人ならお分かりの通り、ほぼカップラーメンなのだが、最近新作が出るたびに買い続けていたら、林道へ出かける回数を上回るペースで増えてしまった。い、いかん!早いとこ消費しに行かんと!で、どうせなら綺麗な沢沿いで食べたいなあと思い、どこか手軽に行けて良さ気なところはないかと考えていると、群馬県高崎市の林道三ッ丸大平線が思い浮かんだ。うん、あそこの沢沿いは雰囲気も良かったし、ちょうどいいかも。それじゃあ行ってみっか!
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というわけでさっそくやって来た。夏(という時期でもないが・・・)に三ッ丸大平線に来るのは久しぶりだけど、ここは緑の眩しい明るい雰囲気も素晴らしいから楽しみだ。
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舗装路をしばらく進むと一旦未舗装路に入る。この最初の未舗装区間はまたすぐに途切れるのだが、それでもここまで来ると、三ッ丸大平線に来たなあと実感する。
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そして再びアスファルトとなった道を進んでいると、目の前にバリケードが・・・。
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な、なにぃ!?災害だと!?通行止めと書くくらいだからそれなりの規模なんだとは思うけど、いったいどんな状態なのか気になる・・・。最悪、林道まで辿り着けなくても、その手前のいつも飯にしている河原まで行ければ今日は御の字だ。幸い(?)バリケードの脇は甘々なので、とりあえず行けるところまで行って、その災害の様子を見てみよう。
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そこからほんの200mほど進んできたところで、あれ?こんなところに下り坂なんてあったっけ?
・・・いや、下り坂じゃねえよ・・・。
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うわあ、路盤がゴッソリ持っていかれちまってる・・・。この位置にワサワサした枝があるってことは、結構上のほうから崩れてるのかな?
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崩落斜面の下のほうには、木の幹に叩きつけられてひしゃげたガードレールが残っていた。なんと無残な・・・。
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進行方向を見ると、その先に続く道が見えている。そこまで距離にして恐らく20mあるかないかくらいだと思うが、この急峻な場所では復旧も結構手間が掛かりそうだ・・・。直すなら桟橋ではなく山側に斜面を削り込んで路盤を確保するって感じかな?
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結局目的の河原までも辿り着くことはできなかったが、さすがにこれを見せられちゃあスッパリ諦めも付くってもんだ、早々に次の目的地へ向かうとしよう。三ッ丸大平線も最近は頻繫に木材の伐り出しとかやってたみたいだから、ここもそう遠くないうちには復旧するだろう。
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とはいえ、ここで山ラーする気マンマンで来てたので簡単に諦めもつかず、川沿いの斜面を観察しながら走っていると、おっと、河原に降りられそうな場所が。
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おっしゃ!河原に到達!ってか、すげえ倒木だなこれ。
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っちゅうわけで、さっそくここでブランチにすっぞ!今日はずっと涼しくて最高だなって思ってたけど、直射日光の当たる場所でじっとしてるとさすがにアチーな(笑)。
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とりあえず本日一発目の目的は果たしたので次の目的地に向かおうと思ったのだが、県道からこの道への分岐地点からすぐの場所に、上野天満宮なる神社がある。ここ、以前何となしに調べたところ、菅原道真を祭神とする神社で、狛犬ならぬ牛の像がいるという。それ以来気になっていたのだが、三ッ丸大平線に行けなかった分、時間に余裕があるのでちょっと立ち寄ってみよう。
というわけで、ここの様子に興味がある人はこちらからどうぞ。興味ない人はスルーで(笑)。
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三ッ丸大平線から1時間ほどかけて次の目的地、林道稲含高倉線にやって来た。ここへ来るのは去年の4月以来か。
って、おや?起点標識の脇に何やら看板が立ってるぞ?
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なるほど、「この先路面崩壊につき通りぬけできません」とな。ただ、良く読めば、走行困難ではあるが、通行止めでも通行不能でもないようだ。これはつまり、オフロードバイクなら通過は可能な状態ではありそうだな。まあ、路面崩壊の程度は実際に行ってみないと分からないし、本当に通りぬけ出来なければ戻ってくるしかないが、通行止めの措置が取られていない以上、行ってみるしかないだろ。
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起点からしばらく続く舗装路を走っていると、道に沿って流れる沢に砂防堰堤がある。お、あれだな・・・。
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上流側から見るとこのような状態。形式は詳しくは分からないけど、どうもこの鋼材は、もともと存在していた砂防堰堤に後付けするタイプのような気がする。沢まで降りたかったけど、急斜面と激やぶのせいでこれ以上近づけなかった。近づくなら冬のほうが良さそうだ。
しかしまあもさん、よくこれに気づいたなあ。ふふふ、お主も相当のスキモノよのう(笑)。
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この地点のすぐ先で舗装が途切れるが、ここからの開けた景色を見ると、稲含高倉線に来たなあとやっと実感できる。
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ちなみに、以前じわじわと延びていたアスファルトは、ここ最近は延伸されていないようで一安心。
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そして起点で予告されていた未舗装区間の路面はというと、それほど斜度のきつくない場所でも、このような洗堀が現れていた。確かに以前はこんな状態は見なかった気がするが・・・。
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日差しはまだまだ強いが、日影に入るとひんやりとした空気が肌を撫でる。酷暑続きだった今年の夏も、ようやく終わりを告げようとしているのを実感する。
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少しずつ標高を上げてくると、次第に道の外の景色が開けてくる。
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空に溶け込むように遥か遠くまで続く山々の淡いグラデーションが実に美しい。相変わらず素晴らしいねえ。
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荒船山も、青白く霞むその姿を浮かび上がらせている。んー、いいっすねえー。
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そして、その地点の路面はというと、洗堀も深くなり、浮き砂利もひどくなってきた。
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ここなんて、一見何の変哲もない平坦な場所なのに、路面がかなり荒れてしまっているのが写真でも分かると思う。最近の豪雨はこんなにも林道を荒らしてしまうのか・・・。
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そして、危うく気づかずに通過してしまいそうになったが、ここはこの林道の一番の展望ポイントだ。
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晴れた日にはここからひときわ目立って見える浅間山は、生憎今日は山頂をすっぽりと雲で覆われている。あの辺り、今現在はめちゃめちゃ天気悪いんだろうなあ。
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そして、「危うく気づかずに通過してしまいそうになった」と書いたが、その理由のひとつがこれ。この写真でも僅かにグレーチングが見えていると思うが、ここはU字溝に沿ってコンクリートが打設されていて、ここで写真を取るときはよくBAJAの足場に利用していたのだが、それがほぼ見えなくなっていたために気づかなかった。豪雨は洗堀を掘るだけでなく、路面の砂利もこんなに押し流してきたのか・・・。
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そして、気づかなかったもう一つの理由がこれ。道の外の植物がかなり成長してしまい、その向こうの景色を覆い隠し始めている。以前はもっとすっきりと遠景をを見晴らせたのだが、なんだか一気に視界が遮られてしまったような・・・。本当に林道というのは生き物だと思う。これは温暖化による気温の高さと、豪雨による豊富な水量の供給によるものだろうか、なんてことをぼんやりと考えてしまった。以前はここで景色を見ながらラーメン食べたりもしたけど、それももうできなくなりそうだな・・・。
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この地点にも、いま通ってきた方向に向けて、起点にあったものと同じ内容の張り紙があった。結果としてオフロードバイクなら問題なく通過できたが、この峠からの登山に訪れようとする普通乗用車などにとっては確かに「走行困難」ではあると思う。
さあ、このまま甘楽町方向を下って、次の林道へ行こう。
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②へ続く。
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