①はこちら。
|
 |
川上牧丘林道を下って、川上村のレタス畑の中を走っていると、うおっ!出た!
|
|
 |
モンスターウルフだ!川上牧丘を出たところにいるのとは別固体で、こちらは檻には入っておらず剥き出しなので、その姿をまじまじと観察することができる。体毛が妙にリアルだが、何かの獣の毛でも利用しているのだろうか?ちなみにこの固体は電源が入っていなかったのか、終始おとなしかった(笑)。
ちなみにこのモンスターウルフ、以前は「スーパーモンスターウルフ」と呼ばれていたと思うのだが、最近は「モンスターウルフ」で統一されているみたい?
|
|
 |
レタス畑を通過し、埼玉県へ向けて再び標高を上げていく。遠くにレタス畑のマルチシートが見えているが、この眺めも好きなんだよなあ。
|
|
 |
さらに進むと周囲の斜面がシダに覆われた独特の景観に変わる。ここまで来れば目的地はもうすぐそこだ。
|
|
 |
|
 |
初夏のこの季節にここから見る、透明感のある鮮やかなカラマツの緑が、眺めていると身動きが取れなくなってしまうほどに美しい。今日、こんな良い天気の日に来ることができて本当に良かった。
そして、その川上村のカラマツ林に背を向けて県境を超えれば・・・。
|
|
 |
そう、今年も会いに来たぞ、中津川林道だ。
2019年の6月に前回の通行止めから復旧するも、その年のうちに、あの悪名高い台風19号による被害で再び通行止めとなってから今年でもう6年目となる。
|
|
 |
その間に、管理が秩父市から林野庁に移管されるなどの変化があったとの話も聞くが、少なくともここから見える現状に何も変化は見られない。
|
|
 |
それでも、ここまで来たからには、やはり少しだけでもこの先を覗いて行きたい。BAJA君、ちょっとそこで待っててね。
|
|
 |
歩いてゲートをくぐる。その先の路面は一面を雑草に覆われ、車両の通行跡がすっかり消え去っている。
いつもはゲートを超えてすぐに引き返しているのだが、今日はもう少しだけ下ってみよう。
|
|
 |
ゲートから100mちょっとくらい進んだところで、路上に大きな岩が転がっていた。
|
|
 |
俺の背丈とほぼ同じくらいの、かなりの大きさの岩だが、どうもつい最近落ちてきたもののようだ。
|
|
 |
場所的には、ちょうど空の開けた印象的なカーブの地点で、毎回ここまでくると、三国峠まではもう目と鼻の先だというのが分かって嬉しくなった場所だった。
|
|

|
前回2019年に中津川林道が復旧した時にも、やはりここで写真を撮っていた。あの時の記憶がもはや夢のようだ・・・。
|
|
 |
そしてこのゲート地点を超えて三国峠に着いた時の達成感・・・あの感動をもう一度味わいたいよ・・・。
|
|
 |
|
 |
峠のど真ん中にバイクを止めてみるこの景色も、そこはかとなく廃道臭を感じるようになってしまったなあ・・・。
|
|
 |
俺は埼玉から来たのに、山梨〜長野を通ってこないとここに立てないという現状も切ないな・・・。
|
|
 |
例によって「また来るよ」と中津川林道に声をかけて引き返してきた。
|
|
 |
近年は、通行止めといえどもこの三国峠を訪れる人の数も俄かに増えてきている印象だったが、今日は平日ということもあってか他に人の姿を見ることもなかった。せっかくなんで少し休憩していくか。
|
|
 |
ベンチに身体を横たえて、風の音に耳を澄ませてぼんやりと景色を眺める。日陰に入るとさすがに涼しくて、めちゃめちゃ気持ちいいなあ・・・。
|
|
 |
・・・あ、いかんいかん、ガチ寝するとこだった・・・。そろそろ出発するか。
|
|
 |
で、休憩してたらやっぱり名残惜しくなっちゃって(笑)、また埼玉側に入ってきちゃった。って、あれ?
|
|
 |
おお?こんなところに15kmの速度制限標識が!たぶんいままで意識したことなかったんだと思うけど、通行止め期間に来てこんなものに気づくとはなあ。
|
|
 |
それじゃあ大弛峠に戻るか。このレタス畑も、以前は中津川林道を超えて、さあ!川上牧丘に向かうぞ!っていう意識の中で見ていた景色だったけど、「戻る」という意識の中でこの景色を見るのもまた不思議な感じがするのであります・・・。
|
|
 |
と、まあそんなことを考えつつも川上牧丘の復路へと向かうナノレカワなのでありました!
|
|
 |
|
 |
本日2食目の山ラータイムであります!
・・・びっくりするだろう?まだ残ってたんだぜ、特上カプヌ・・・。でも、乾物に賞味期限など無いというのが俺のポリシーなので(?)全くノー問題なのだ!
でもこのトリュフバターカレー、特上シリーズの中で一番美味かったかも。
|
|
 |
さあ、それじゃあ楽しい楽しい上りダートの始まりだ!
|
|
 |
前方の視界を覆う日差しに照らされたカラマツの緑と、その中に浮かぶ幹のシルエットがあまりにも美しくて思わず足を止めた。ここも川上牧丘の景色の中で特に好きなポイントのひとつ。ため息が出るよ・・・。
|
|
 |
いま埼玉からここに来ようとすると、それなりに大回りをしないと辿り着けない場所ではあるのだが、それでもそれをするだけの価値のある林道だよここは。
|
|
 |
|
 |
視界に入る緑が、どこを切り取っても本当に美しくて、いくらシャッターを切っても飽きることがないよ(笑)。
|
|
 |
こんな光と影が入り混じる中を走り抜けていくのもとても気分がいい。
|
|
 |
下りでも実感していたけど、新しいタイヤの路面への食いつきが本当に良くて、特に上りだとその性能が本領発揮と言った感じで、アクセルを開けてぐんぐん進んでいくのが実に楽しい!
|
|
 |
峠直下のガレ区間に近付いてきた。ここまでくれば峠まではあと少し。残り一気に行くぞ!
|
|
 |
ああ、やっぱり林道って最高だな。やっぱり俺には林道がないとだめなんだ。
これだけ本格的に林道を走るのは久しぶりだったけど、今日は終始そんなことを考えながら走っていた。
|
|
 |
そうして、あまりにも楽しすぎて俺にしてはずいぶんと早いペースであっという間に大弛峠まで戻ってきてしまった。
|
|
 |
で、山梨側の舗装区間に入り、あとは国道まで一気に戻るだけだと思いながら下って行ったんだけど、その途中でも路上を照らす木漏れ日が美しくて、ちょいちょい停車してしまうのでした(笑)。
|
|
 |
下りのワインディングを楽しみながら、柳平ゲートまで戻ってきた。川上牧丘、今日もありがとう!次は久しぶりに秋のカラマツの黄葉を見に来たいものだが、上手くタイミングを合わせられるといいな。
|
|
 |
|
 |
道の外に、稜線上に立つ送電鉄塔と、そこから麓に向けて延びる送電線が見えた。おお、良いっすね!最高っすね!!
|
|
 |
で、帰りは雁坂トンネルを抜けて埼玉に戻った。トンネルの中は冷房をガンガンに効かせた様に涼しくて快適だったんだけど、トンネルを出て秩父に入った瞬間、別世界に来たように蒸し暑くて驚いた!埼玉ってちょっと暑すぎじゃない??誰か助けて!!
|
|
 |