@はこちら。
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ここは、御荷鉾スーパー林道から次の目的地へと向かう途中の国道299号の路上。林道ではないけれど、この夏空の下の谷合の道の景色にとても惹かれて思わず停車してしまった。
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近年の夏は、バイクに乗るのも躊躇するような異常なまでの暑さ続きで忘れかけてたけど、そういえば俺って夏を好きだったよなあと、ふとそんなことを思い出した一瞬だった。
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そんなR299を走り続け、続いてやって来たのは林道二子山線。
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序盤の舗装区間を過ぎると、ダートを包む緑のトンネルが出迎えてくれる。
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この二子山線、真夏の時期に来るのは何気に初めてのことだ。何度も訪れた林道に、まだ訪れたことのない季節があるなんて自分でも驚きだけど、それがちょっと嬉しくもあり。
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ダート区間には、序盤からしばらくのあいだ重機のキャタピラの痕が続いていたが、これは舗装化の準備とかそういうものではなく、少し前まで土砂崩れがあったようなので、それらの土砂を撤去した作業の名残だろう。そうやって行政がすぐに対処してくれるのって正直羨ましいぜ。埼玉の林道なんてよぉ〜(恨み節)。
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道の外が開けた地点からは、向かい側の叶山鉱山が見えている。
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今日もこの暑い中で稼働しているのだろうか。お疲れ様です。
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ここの線形、好きなんだよなー。このコンクリの法面はちょうどガヴァドンの歯にあたる部分だと思うんだけど、ここも今はもう外側からは見えなくなっているかも・・・。
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さらに奥へと進むと、斜面から崩れてきた土砂が路上に残ったままの地点があった。ここまでは重機も入ってこなかったのか、それとも土砂を撤去したあとに崩れてきたのか。まあ、この程度なら4輪でも通過できるしな。
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ちょうどこの切通に差し掛かったとき、その内側の日陰で鹿の親子が休んでいたところだった。BAJAを見ると立ち上がるも、こちらがエンジンを切るとしばらくじっとこちらを見ていたけど、カメラを構えようとしたタイミングで切通しの裏に逃げて行ってしまった。そのときの様子をご覧ください。
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別に逃げなくたっていいのに。何もしないってば(笑)。
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さあ、飯にちょうどいい開けた場所まで来たので、ここで本日2度目の山ラーにするぜ!
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この白担担、結構美味かったんだけど、実はとっくに賞味期限の切れた冬限定の商品だったってのはここだけの秘密だぜ!?
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で、さっきの御荷鉾スーパー林道展望台では涼しさすら感じていたのに、ここに来たらお昼近い時間になったということもあってか灼熱地獄に!思わずBAJAの日陰に腰かけてしまった。ちなみにメッシュジャケットをハンドルに引っ掛けてタープにしたら結構良かった(「結構良かった」じゃねーよ)。
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さて、飯も済んだしこのままダート区間を端まで行こう。
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途中、道に沿って倒木が脇に寄せられている地点があった。路上は4輪でも辛うじて通過できそうな幅が確保されているが、これは人の手によってどかされたものだろう。
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他には、道を跨いでいたであろう倒木が切られて通過できるようになっていた場所もあった。これが管理者の手によるものか、有志(笑)によるものかは分からないが。
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路上を木々で覆われ日陰となった区間で、その隙間からスポットライトのように差す光が路肩の岩を照らしている。この雰囲気、ちょっと素敵じゃないっすか?
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そうして国道から12km程を走り、林道高萩線との接続地点に着いた。あとはここを往復して戻ろう。
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ここ、進行方向は写真の奥方向だったんだけど、こちらから見た景色が良くて、わざわざBAJAをUターンさせて撮った一枚(笑)。
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そしてこちらは、この二子山線の路線名の元となった二子山の西岳。ここから見上げてBAJAと一緒に移すのがお気に入りなのだ。
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ここ、写真だけ見ると何て事のないだたのカーブにしか見えないと思うが、以前はこのガードレールの外側に、遥か遠くまで見渡せる景色がここから見えていた。
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こちらが以前、同じ地点から撮った写真。かつてはこんなに開放感のある景色が広がっていたのに、今では斜面の木が成長してしまい、この眺望は失われてしまった。御荷鉾の八倉峠もそうだが、こういった変化を目にすると、やはり林道は生き物だなあと常々思う・・・。
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そこから少し進むと、こちらは往きにも撮った場所だが、辛うじて遠くの山々を見渡せる地点が残っている。
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ただ、ここも道の外の木々が徐々に成長してきていて、ここからの景色もいつまで見ることができるのかは分からない。この二子山線はここからの景色を観るのも楽しみだったけど、それが失われてしまうのは寂しいなあ。
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そんな環状を抱きつつも国道へ向けて戻っている中、木漏れ日が美しくて思わず停車してシャッターを切った。これ、今回御荷鉾の写真とTOP画を迷ったくらいお気に入りの一枚だ。
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二子山線を抜けて志賀坂峠を超えて埼玉に戻ってきた。分かってはいたことだが、やはり埼玉に入ったとたんに暑さのレベルが一段上がった気がする(笑)。助けて!
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そしてR299から帰るときは必ず立ち寄る龍頭神社に立ち寄ってお犬さまにご挨拶。
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で、そのまま帰ろうかと思ってたんだけど、ふとあるもののことを思い出して寄り道することに。ここは寄居町にある林道馬騎ノ内線。
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起点から未舗装となる道を500mほど進んでくると、その「あるもの」が現れる。
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これがその「あるもの」こと、「木に喰われたまといリス」だ。
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これを初めて見つけたのは今から18年も前、2007年のことだったが、その時点で幹に括り付けられていたまといリスの看板が、半分ほど樹皮に覆われていた。その後、2019年に再訪した時に、樹皮の成長がさらに進んだ状態に驚き、急ツイッターでつぶやいたところ、思わぬ反響があった。
その後も何度か訪れてはいたものの、今回久しぶりに訪れてみたところ、以前はまだ見えていたまといリスの足元や「玉県」の文字が全て樹皮に覆われて見えなくなってしまっていた。
今回もその様子を過去の写真と比較してXでポストしたところ、またも大きな反響があった。
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そんな「木に喰われたまといリス」、このペースでいけば、きっとあと数年で看板がすべて樹皮に飲み込まれてしまうだろう。それまでは定期的にここを訪れて観察を続けてみたいとは思う。そして看板が完全に見えなくなったあかつきには、「単に幹のコブにしか見えないこの内側にまといリスが埋もれていることを俺だけは知っている・・・」なんて言ってみたいもんだ(笑)。
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