冬の御荷鉾を走ろう
2025/11/29 群馬県・御荷鉾スーパー林道-@
 
 皆様こんにちは、ナノレカワです。
 気づけば11月も終盤になり、街ではまだまだ紅葉が見られる時期ではあるが、林道ではすでに紅葉の時期は過ぎた頃だろう。そこで今日は、その冬枯れた景色を見に行くとしよう。
 
 本日向かうのは、御荷鉾スーパー林道だ。御荷鉾は例年、12月10日で冬季閉鎖に入るが、その直前に見られる、冬枯れた景色が毎年楽しみなのだ。冬季閉鎖前の、今年最後の御荷鉾スーパー林道を堪能してこよう。
 今日もこちら、国道462号から分岐する県道46号線からのアプローチだ。
 
 国道との分岐地点にBAJAを停めて写真を撮っていると、その脇を流れる川にある堰が目に入った。その脇で彩を添える紅葉との組み合わせが素晴らしいね!一見すると地味な眺めかもしれないが、この良さにどれだけの人が共感してくれるだろうか(笑)。
 
 県道を上っていく途中で、橋の上から見える砂防堰堤に気づいたが、あいつ・・・すげえ泣き笑いしてやがるな。「もうやけくそだよアハハハハ!」とても言いたげな(笑)。
 
 そして一気に塩沢峠まで上がってきた。澄んだ空気の中に浮かぶ、遥か遠くまで連なる山々の淡いグラデーションがこの季節の醍醐味だよ。
 
 その先で、稜線近くの斜面に広がるカラマツ林があった。黄葉はもう最終盤で、葉もかなり落ちていたが、路上から見上げる、青空を透かすカラマツ林に包み込まれるような感覚に惹かれ、思わず立ち止まった。
 
 そんなこんなで、ようやくダート区間の入り口に到着。天気も申し分なし、今日も楽しめそうだ!
 
 ほら見ろ!最高だろ!
 落葉し切った木々の向こうに広がる青空、そして路面を覆う落ち葉の暖かな色彩が、この季節の林道を走る喜びを早々に見せつけてくる。この、坂を上っていくストレートはどうしたって目に留まるので、毎回同じところで写真を撮ってしまう。
 
 管理棟を超えたところにあるこの地点も、季節ごとに様々な表情を見せてくれるが、この季節の物静かな雰囲気もとても良い。
 
 ふと足元の落ち葉を見ると、その表面には霜が降り、きらきらと光を反射していた。また12月にも入っていないが、この標高だともうすっかり冬なんだよなあ。
 
 その少し先の日陰に入り、木々が僅かに途切れた地点からは、遠くに浅間山の姿が見える。
 
 山頂に仄かに雪をまとった浅間山が、澄んだ空の青に染まって聳えているが、その裾野に広がる雲が、手前の景色から浅間山を切り離し、まるで空に浮かんでいるような印象だ。いやあ、これは美しいな・・・。
 
 そのまま日陰の区間に入ると、周囲の景色は影の中で青みを帯び、路肩の木々は冬枯れたそのシルエットを青空に浮かび上がらせる。これもまた冬の御荷鉾の醍醐味だ。
 
 思わず斜面によじ登ってみた(笑)。
 
 遠くに広がる山々を見晴らせるこの場所からの眺めも、今日はすっかり冬の始まりを感じさせる景色となっている。
 
 で、しばらくここに人の来る気配もなかったので、さっそく本日1回目の山ラータイムだ!わずかにそよぐ風の音だけが聴こえる中、こんな景色を眺めながらの山ラーはやはり最高なのだ。
 
 さあ、どんどん進んでいくよ。
 
 冬枯れた木々が、路上に落とす影のストライプ。これ、もう何度言ったか分からないが、この季節に見られるこの光景が本当に好きなんだ。
 
 モノトーンに染まる山の中を走り抜けていく。
 
 静かに眠っているかのような山々。冬季閉鎖に入る前にこの景色の中を走ることができるのが本当に嬉しい。
 
 うねるように伸びる道を進み、交互に現れる日陰と日向を走り抜けていく。
 
 水たまりがあったので、もしやと思い見てみると・・・。
 
 やっぱり!その表面はしっかりと凍りついていた。しつこいくらい言うけど、今年はいつまでも暑いという印象があったけど、さすがにこういう光景を見ると季節はちゃんと移り変わるものだということを実感するよね(笑)。
 
 日陰の中で立ち並ぶ木々の向こうに、日向の明るい景色が透けて見えている。冬ならではのこの景色だ。
 
 同じ林道を走っても、季節によって全く異なる景色になり、その時々でそれぞれの美しい景色を見せてくれるが、この御荷鉾は、特に冬枯れた景色に強く惹かれてしまう。それは、稜線近くを延びるために、木々を透かして空を近くに感じられることも大きな要因だと思う。
 
 こうして走っていても、緑の季節よりも格段に停まって写真を撮る頻度が高くなっているのは自分でも分かる(笑)。
 
 冬の低い太陽が、俺も撮ってくれよと言わんばかりにファインダーに入ってくる。もちらん大歓迎だ。
 
 夏場は避けがちな日陰の写真も、冬場の青みを帯びた色彩が本当に綺麗で、この季節に限っては好き好んでシャッターを切ってしまう。これも写真を撮る頻度が増える要因のひとつだ。
 
 ああ、楽しい・・・これで寒さがなければ、なんて思いもするけど、この寒さがあってこその景色だからねえ。
 
 この、路肩の木々が途切れた地点からは、いつも遠くの山々を見ることができるのだが、今日はどんな感じかと目を遣ると・・・。
 
 うおお・・・山肌の襞に沿って薄っすらと雪化粧をした蒼い山脈が、素晴らしく綺麗だ・・・。
 
 そのまま支線を右にずらしていくと、こちらでも遠くの山々の白い稜線が、絶え間なく連なっている。あまりにも素晴らしい景色だ・・・。
 
 路上に落ちるストライプの影と、太陽の光とが交互に網膜に飛び込んでくる。そんな冬の道を走り抜けていくのがたまらなく楽しい。
 
 今日、こんな快晴の日に走りに来ることができたことが本当に嬉しい。最高のツーリング日和だ。
 
 途中、かなり頻繁に写真を撮りながら、ようやく森林公園側のダート区間が終了。今日はこのまま西側ダートにも進んでいこう。
 
 その前に、八倉峠の”反対側”に立ち寄っていこう。ここから見る、視界いっぱいに広がる山々と、その奥に聳える浅間山が見える景色が大好きなんだよね。しかも、空気の澄んだこの季節は、くっきりと見える山々が本当に素晴らしい。
 
 そして当然”こちら側”にも立ち寄り。
 
 最近成長が激しく景色を覆い隠していた灌木も、冬場は葉が落ちて後方の景色が幾分見やすくなっている。
 
 こちら側からも浅間山は見えるのだが、バイクとのツーショットは難しいね(笑)。
 
 ただ、立ち位置をずらせば、浅間山だけならしっかりと見ることはできる。ここから見ると、外輪山の内側までくっきり見えるのはなかなかテンション上がるね!
 
 そして、ここまで来たらスルーは出来ない展望台にも立ち寄り。真っ青な空に輝く太陽もフレームインできる今日の景色は格別だ!
 
 展望台の上では先客が楽し気にパーチーしていたので、俺は軽く景色だけ眺めて早々に先へと進むことにした。この先でどこか2度目の山ラーの場所でも探すとするか。
 
Aへ続く。