Aはこちら。
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クリスタルラインを抜け、続いてやって来たのは東山中部林道。
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この東山中部林道、走るのは実に15年ぶりとなる。ずいぶんと長いあいだ来ていなかったが、先日たまたまツイッターでこの林道の名を見て久々に走ってみようと思った。本当は、大弛峠を越えて川上牧丘のダートを往復しようかとも思っていたんだけど、今日のこの空模様だと、大弛のほうもきっとそれほどいい天気ではなさそうな気がしていたので、川上牧丘はまた日を改めて行くことにしよう。
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・・・ああ、思い出した。そういえば前回もこのゲートを開け閉めしたっけなあ。
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ゲートを過ぎてもしばらくのあいだ舗装路が続き、起点から1.1kmほどでようやく未舗装路に切り替わった。アスファルトの綺麗な感じから、わりと最近舗装されたように見えるが、こんなほとんど人も通らないような林道、わざわざ舗装しなくてもいいんですよ・・・?
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道の中央に浅い洗掘が続いている場所もあったが、これくらいなら4輪でも問題なく通れるっぺよ・・・。
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突然周囲が開けて陽射しが降り注ぐ地点に出た。これだけ直射日光を浴びるとさすがに暑いぜ・・・!
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ときおり局所的に舗装された箇所も現れるが、そういった場所はよほど洗掘が酷かったりしたのだろうか?
それはそれとして、この区間は広葉樹林から溢れる緑を透かす空気がとても美しくて印象的だった。
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かと思えば、植林された杉が立ち並ぶ区間もあったり、ひとつ上の写真と較べると景色の変化が極端だな。
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またしても舗装に切り替わる場所があったので記録のために一旦停車し、そのまま少し休憩。
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その地点から振り返ると、ここでも路上に洗掘が続き、ウォッシュボードのようになっている。バイクで走る分には楽しい路面ではあるけれど、ここもいずれ舗装されてしまうかもしれないな。
そして、BAJAから下りると、周囲で鳴くヒグラシの声がとても心地よく、しばらくエンジンを切ってその声に聞き入った。
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再び陽射しも復活してきた。周囲を覆う緑を透かして木漏れ日が落ちるこの景色がたまらなく好きだ。
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東山中部林道、久しぶりに走ったけど、こんなにいい林道だったか。以前走ったときは写真もそれほど取っていなくて、あまり記憶にも残っていなかったが、いまでもこれだけのダート区間が残ってくれていたのは本当に嬉しい。
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そんな道を進んでいると、頭上に1本の木が横たわっているのが見えたが、良く見ると・・・。
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うおっ!道の上に伸びる電線に引っ掛かってるだけやんけ!こ、これは早いとこ処理したほうが良いのでは・・・。
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そして、起点から7kmほどで反対側のゲートを通過。ここから先はもうずっと舗装が続いていたと記憶しているので、ここで引き返そうと思うのだが、このゲートを出た直後に、この東山中部林道でとても印象に残っていた地点があったので、そこだけ見て行こう。
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おおーっ!そうそう、ここだよ!あのときも、雨交じりの天気の中を走ってきたあとで、ここで雲が切れて青空の広がった景色を見ていたんだよなあ。15年前のあのときを彷彿とさせる景色を見ることが出来てとても満足できた。やはり今日はこの東山中部林道のほうに来て良かった。
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久しぶりに来たけど、いい林道だったな。また近くに来るときは立ち寄ってみよう。
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林道を出て次の目的地へ向かう途中、またしてもゲート閉鎖の林道が目に付いた。入り口の脇に立つ標柱によると、林道塩平徳和線というらしい。
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ゲートは先ほどの東山中部林道と同じく獣避けのためのものだ。それならどんな林道かちょっとだけ入ってみよう。
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しかし、2kmほど走っても綺麗な舗装路が続いていたので引き返すことにした。「塩平徳和線」という路線名から、乾徳山のほうに抜けているのかな、という気もしなくもないが、このまま進んで最悪引き返し、なんてことになるのもいやなので、大人しく国道経由で進んで行こう・・・。
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国道へ向けて下っている途中、あまりにもいい天気だったので思わず停まって撮った1枚。金ヶ岳にいる時にこの晴天が欲しかったけど、あの辺りは今日1日ずっとあんな感じなんだろうなあ。
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国道140号を埼玉方面に進み、次の目的地のある分岐へと入る。ここからは、雲がなければ富士山が良く見える場所なのだが、今日は生憎その姿を見ることは叶わなかった。
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この林道に来たときの天気の相性は本当に悪くて、今日もそれほど期待してはいないのだけど、まあせっかく国道を通過するなら立ち寄っていこう。
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ここのソーラーパネルも、すっかり出来上がったようだ。
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ここはもともと開けた緩斜面(牧場の跡地だったのかな?)だったので、設置のための伐採による斜面崩落などの心配はなさそうではあるけれど、それにしても、なんとも言い難い眺めだなあ・・・。
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途中、残土を盛った高台のような場所があるので登ってみる。遠くの方では陽の光と、斑に落ちる雲の影を受けた山肌がとても美しく連なっているが・・・。
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これから向かう方向は、相変わらず重苦しい雲に覆われたままだ。まあ、そもそもそんなに期待してなかったからいいっちゃあいいんだけど。さっとゲート前までいって戻ってくるか。
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なんて思いながら走っていると、その先で急にこの辺りにも陽が射してきた!おお!これはきっとほんの一瞬のチャンス!急げ!
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やったあ!!
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ゲート前の広場まで来てみると、本当にこの一帯だけちょうどいい感じに明るい陽射しを受けて晴れ渡っていた。なんというタイミング、これは嬉しい誤算!
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しかし、この陽射しは上空を流れ行く雲の本の僅かな切れ目から射していて、きっとそう長くは続かないだろう。
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それでも、ここだけは陽射しを受けているのが嬉しくて、しばらくここでちょこちょこBAJAを移動したりしながら写真を撮って過ごした。
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そうこうしてるうちに、少しずつ流れていく雲によって、次第にその陽射しも弱くなってきた。
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頭上の雲の大きさや流れる方向から、もうしばらくは太陽は隠れたままになってしまうだろう。本当にちょうどいいタイミングで来ることが出来て嬉しかった。そろそろ次の目的地に向かうとしようか。
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ここは林道の起点からすぐの地点にある、乾徳山への登山口。いつかはここから登ってみたいなあと思いつつ、いまだに行けてない・・・涼しくなったら今年こそ登ってみようかな。
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続いて、埼玉に入り国道140号から分岐する県道210号線にやって来た。ここは、2019年の台風19号によってロックシェッドが崩落してしまった地点。久しぶりに来て見ると、斜面に沿って延びる道をショートカットするように橋を掛けている最中だった。確かに、落石や崩落の恐れがある道を復旧させるよりは、この方が将来的にも安心かもしれないな。
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そして、ここへやって来たということは、そう、今日最後の目的地は中津川林道だ。中津川は、たとえ通行止めの期間だとしても、通行可能な区間だけでも年に一度は来ることを自分に課しているのだが、今日はちょうどR140を通過していくので最後に立ち寄った。
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未舗装区間に入ると、見慣れた夏の緑が出迎えてくれた。
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去年ここに来たのは紅葉の季節だったから、夏のこの時期に走るのは、約3年ぶりの再開通を果たした2019年以来になるなあ。
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あの年は久しぶりの開通が嬉しくて、ひと夏のあいだに3回走りに来たっけ。その後で再び台風の被害によって通行止めになってしまったわけだけど・・・。
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先ほどまでは、陽射しも出たり陰ったりしていたが、この中津川に入ってからは、終始明るい陽射しが降り注ぎ、眩しい緑に囲まれながら走ることが出来た。うう、ありがとう中津川・・・。
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やっぱり俺にとって中津川は特別な存在なんだよなあ。何度来ても、たとえ通行できるのが一部の区間だけでも、こうしてここを走っているととても嬉しい気持ちでいっぱいになるんだ。
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そうして、またあっという間に通行止めゲートの地点に着いてしまった。あれだけ何度も台風の被害にあいながら、それでも復旧に向けて動いてくれているのは本当に有り難い限りだ。いつになるかは分からないが、またこの先を、三国峠まで走り抜けられる日が来るのを楽しみに待っていよう。
そんな感じで今日のツーリングはおしまい。せっかく梅雨も明けたことだし、他にもどこかロングダートを走りに行きたいところではあるけれど、さて、どこに行こうかなあ?
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