林道を超え、アチャとダンベの国境へ@
2008/07/12 林道湯沢線〜毛無峠キャンプツーリング(1日目)

ここ最近やたらと忙しい日が続き、ろくに走りにも行けない日が続いていたが、そんな折にmiyakenさんから2年ぶりのキャンプツーリングの話が持ち上がった(前回の様子はこちら)。予定日を聞くと、その週末はほぼ確実に空けることが出来る日だ!これはもう行くしかないでしょう!梅雨明け宣言もまだ出てはいなかったが、何となくだが天気は大丈夫な気がしていた。こういう予感っていうのはだいたい当たるもんだし(笑)。
そして迎えた当日。空は青々と晴れ渡り、否が応でも気分が盛り上がってくる。さあ行くぜ!初夏のキャンプツーリング!

今回の参加メンバーは、miyakenさん@XLX350R、tama_pさん@XL600 ファラオkobakingさん@D-Tracker、みやさん@XR BAJA、今年中にはご結婚されるという(おめでとう!)、にゃーさん@セロー225WE と旦那さん@XR250、chaucaさん@LANZAそしてナノレカワ@XR BAJAパリダカ改の計8名。
まず埼玉組のにゃーさん&旦那さんとナノレカワでいつものマックで合流し、miyakenさんら東京方面組と関越道高坂SAで待ち合わせ。その後上信越道の横川SAまで走り続け1回目の休憩。

それにしても、晴天なのはいいんだがホントに暑い!ここのところ、雨の予報が出てもろくに当たったためしが無かったが、もう絶対梅雨は明けてるよなぁ。
ここで軽く打ち合わせをし、
当初予定していた須坂長野東ICでの下車を変更し、東部湯の丸ICで下車し、目的地である山田牧場キャンプ場までショートカットをすることにした。

というわけで東部湯の丸ICに着きました。いやー、もうこれ以上無いくらいの気持ちいい天気!

miyakenさんとお互いに撮影。既に撮影合戦は始まっています(笑)。

今日は、chaukaさんの長年のご友人であるという、長野にお住まいの山賊XCさんがいろいろ現地をご案内してくださるとのことで、休憩を挟みながら山賊XCさんとの待ち合わせ場所まで向かいます。

みやさんのBAJAと。今回のメンバーの中で、唯一被ったバイクがBAJAってのも結構すごくない(笑)?

山賊XCさんと合流し、昼食をとってからキャンプ場へと向かい、まずテントを設営して荷を軽くしてから林道へと向かうことに。

さぁ着いたぜ、山田牧場キャンプ場!
ここは、サイトまでバイクを乗り入れることが出来ます。いやー楽チン。さぁ、さっさとテントを建てて林道へ行きますよ!

今日の為に買った、モンベルのムーンライトII。時間がなくてぶっつけ本番の組み立てになったけど、設営は評判通りの簡単さ。それよりも実際に組んで見ると思っていたより大きくてちょっとビックリ。さすが2人用。その分中は広くていい感じです。さぁ、いよいよ林道へと向かう準備を始めますよ。

miyakenさん。メットマウントのムービーカメラがやる気を感じさせます!
みんなの支度が整ったところで、早速出発します。キャンプ場を下り、まず向かうのは林道湯沢線。結構なロングダートだそうだが、何故かツーリングマップルにも記載されておらず、つい最近までこの林道のことを知らなかったのだが、聞く話ではかなり期待できそうな感じ!

県道を下り、湯沢線へと至る道を走っていく。夏真っ盛りの青空の下を走るのは最高の気分!
やがて道は未舗装へと切り替わる。初めは周囲を木々に囲まれた景色が続くが、しばらく走ると、前方に視界の開けた場所に出た。

おっ・・・おおお!
真っ青な空に浮かぶ白い雲が、これ以上無いくらいの夏の空を演出しています。やっぱり夏山って最高だなぁ〜。

途中、谷に掛かる橋の上でBAJAを撮影。と、ここでこの写真を撮影中の姿をみやさんに撮られてました(笑)。
ここでみんな揃ってしばらくの休憩。みんなのバイクの写真を撮ってみました。

miyakenさんのXLX350R。しばらく見ないうちに外装がオリジナルの白に戻っていました(笑)。カッケーです。

みやさんのXR BAJA。みやさんがBAJAに乗り換えてから初めて一緒に走るツーリングです。どう?BAJAっていいバイクでしょ(笑)?

tama_pさんのXL600ファラオ(!)。実車を見るのは初めてです。果敢にダートを走られていました。tama_pさんはこの他にもXLV750(!!)やシルクロードもお持ちだとか・・・見てみたいです(笑)。

kobakingさんのD-Trackerロードタイヤでもガレた林道を物ともせずに走ります。

chaukaさんのLANZA。本日唯一の2stです。本当はWR250Rで参加の予定だったものの、荷物の積載の都合で断念したそうです。次回は是非!

山賊XCさんのDJEBEL XC。長野にお住まいで、今日はこの周辺のご案内をしていただきました。ありがとうございました!

(ここだけ撮影場所が違いますが笑)にゃーさんのセロー225WE。見かけによらず飛んだり跳ねたりと活発に動き回り、ココには写っていませんがナンバープレートがボコボコに折れ曲がっています(笑)。

にゃーさんの旦那さんのXR250。2004年式ながら、シュラウドのステッカーはそれ以前の黄色いXRロゴを貼っています。小ネタながらセンスが光ります。

しばしの休憩を終えて、林道を先へと進んでいく。この橋の地点を超えると、道は次第にガレてくる。角ばった大き目の入りが路面を覆い、ラインに気を使いながら走っていく。

この写真じゃ大したことなさそうですけどね、ホントにガレてるとこじゃこんな写真を撮ってる余裕はありません(笑)。

走行中のmiyakenさん。緑の中を白いマシンが颯爽と駆け抜けて行きます。カックイーぜ!

水溜りを走り抜けるナノレカワ(chaukaさん撮影)。あんまりカックいくない(笑)。

荒れた路面の道を走り続け、徐々に高度を上げていくと、次第に周囲の視界が開けるようになってきた。山の稜線の上に広がる青空を目指して更に林道を進んでいく。

林道も終盤に差し掛かり峠に近づくにつれ、次第に高い木が少なくなり、周囲を見渡せるようになってくる。

この辺りで、目指す峠の斜面に、なにやら鉄塔のようなものが見え始めた。あれか・・・。逸る気持ちに押され、急ぎ足で林道を上って行く。



湯沢線の終点に到達。総延長は17,395mあるそうです。走り応えのある林道でした、ごっつぁんです!
本当はここで後続のメンバーを待っていようかと思ったんだけど、さっき途中で見えたあの鉄塔が気になって、体は勝手に峠に向かって走り出していた。林道の終点から舗装路の県道に合流し、程なくして・・・。

おお・・・・・・。

山の斜面に残る赤錆びた鉄塔群・・・何なのかはわからないけれど胸を締め付けられるような眺めに、しばらく言葉も出ませんでした・・・。
長野県と群馬県の県境であるこの毛無峠、群馬側へ下った地点に、かつては鉱山集落が存在し、この鉄塔は、その鉱山から掘り出した硫黄を運ぶための索道跡なのだそうだ。

ナノレカワ in 毛無峠。chaukaさんに撮影していただきました。自分が運転しているところってなかなか撮ってもらう機会がないから結構嬉しいです。

県境から、群馬側のもと鉱山集落のあった方向を望む。画像左側の土がむき出しのあたりが鉱山跡地です。言葉にならないくらいの絶景ですが、これだけいい天気の中ここに立てるのは結構運がいいのかも。

それにしても、この鉄塔の存在感・・・。バイクを停めてしばし見入っていたのだが、下から見るだけでは我慢できずに、鉄塔の下まで歩いて上っていってみた

何か、ずっと見つめていると意識そのものがこの鉄塔に吸い込まれていくような・・・廃モノ好きには溜まりません。PHOTOS」に鉄塔の写真をアップしてあるので良かったら見てください。

山肌を吹き抜ける強い風の中、絶景に心を奪われているうちにそろそろ時間も押してきたので、ここはまた明日改めて訪れることにして、今日はこの毛無峠を後にすることにしよう。

その後、今回のもう一つの予定地であった林道山田入線に立ち寄るも、ゲート閉鎖の上、入口から見えている地点で既に崩落している様子が見えたので今回は走行を断念し、他の県道へと至るルートの中日影林道を下って引き返すことに。



みやさんに撮ってもらいました。夕陽の射す中で、かなりいい感じに写ってますが、自分はこのとき、とにかく林道を抜けるのに必死でした(笑)。

一旦キャンプ場まで戻り、街まで下って夕飯の買出しと温泉の入浴を済ませてキャンプ場へ戻ったときには既に22時を回っていた。そういえば前回のキャンプもこんな感じだったよなぁ・・・。



さすがにスタートが遅いので、次第にテントに潜り込む人も出てくるが、結局最後まで起きていた面子が全員寝たのが1時半過ぎ・・・明日ちゃんと起きれんのかな(笑)?別に大した話をしていたわけでもないんだけれど、くだらない話しで盛り上がっていると時間ってあっという間に過ぎるんだよねぇ。
さぁ、明日は毛無峠を再訪し、鉱山跡を見学する予定です。何時に起きられるかはわからないけど、明日に備えてしっかり寝ておくか。おやすみなさい!

2日目に続く。