2010年林道走り初め
2010/01/09 飯能市の林道

今日は今年最初の林道探索へ。目的地は飯能市、西武秩父線武蔵横手駅〜吾野駅間のR299と主要地方道70号線の間に散らばる林道群だ。飯能の林道は、今まで散々走ってきたつもりでも、まだ未踏の林道が残っているのだが、そろそろ終わりが見えてきたようだ。できれば今日中にカタをつけたいところではあるが・・・。

まず最初にやってきたのは、飯能との境でぎりぎり日高市に入る位置にある林道山根線
お、しっかり標識も立ってるし。延長もそんなに長くないピストン林道だと思うけど、新年一発目、さっそく走ってみよう!

すると、起点から200m程で路面は未舗装に。おお!初っ端からダート林道とは幸先がいいぜ!
西武秩父線の線路と併走する区間を過ぎると周囲は鬱蒼となり、次第に斜度が付いて高度を上げていくようになる。途中、ソロのハイカーのハイカーが歩いていたので、速度を落として追い越して先を進んでいくと、起点から1.2km程で終点に。思ったよりも長かったかな。終点を確認して引き返すと、さっき追い越したハイカーのおじさんが手を上げて合図してきたので、停まって話しを聞くと、「この先はどこまで続いているの?」とのこと。あと400mくらいで車道が終わりますよと伝えると、「あ、道終わっちゃうんだ。じゃあ下るか・・・。」だって。あ、こういう人たちも結構当てもなく歩いたりするもんなのかな?

続いて、東吾野駅付近に起点のある林道釜戸谷線へ。

R299から高麗川を渡り、民家の立ち並ぶ道を進んでいくと、踏み切りの手前に起点標識が立っているが、よく見ると・・・。

おおお!で、出た!久々の旧タイプ!!まさかこんなところにひっそりと残っているなんて驚いたな。支柱なんて錆だらけだし、文字の白い塗料もヒビだらけで、いい味出てるなぁ〜。県内に残るこの旧タイプも、そろそろ打ち止めかと思っていたので、この発見は本当に嬉しい!
さて、いつまでも標識ばかり眺めている訳にも行かないのでさっそく先へと進んでいく。

こちらも、始めのうちは線路と併走する区間がある。電車でも通らないかとちょっと待ってみたけど、実はさっき踏切を渡るときに通過したばかりなので、しばらくは来そうもないかな。

しばらく進むと、道が二手に分かれる。左手に延びるのが本線、右手が支線の釜戸谷1号線。まずは本線を終点まで進む。

分岐を過ぎると、路面もやや作業道チックな雰囲気になるが、起点から1.3km程で終点に。

続いて先ほどの分岐まで戻り、林道釜戸谷1号線へと入る。

こちらは起点から600m程で行き止まりに。
そして更に、この1号線から分岐する林道釜戸谷2号線へ。

こちらは延長約500m。当然っちゃ当然だが、支線へ入れば入るほど、路面も廃道っぽさが増してくる。
そして更に更に、この2号線から分岐する林道釜戸谷支線へ。

最後の支線は、僅か200mほどで終了。この釜戸谷線エリア、分岐がたくさんあってなかなか面白いな。全線あわせても延長はそこそこだけど、結構時間を食ってしまった(笑)。

釜戸谷線沿いの支線も全てまわったし、ここを引き返して次の目的地へ向かうとしよう。それにしても今日は本当にいい天気。やはり冬の空の蒼さは格別なのだ。

釜戸谷線を引き返し、再びR299へ。続いて、東吾野駅の脇を渡り、林道平坂飛村線へと入る。

続いての目的地は、この平坂飛村線の起点から数百mの地点で分岐する林道勝雲寺入線
(残念ながらここは勝雲寺入線ではありませんでした。詳細はこちら。

雑草に覆われ、湿って滑りやすい路面を上っていく。
そういえばここ、BAJAに乗り始めてすぐの頃に入ったことがあったっけなぁ、懐かしい。道自体は起点から未舗装なものの、200m程であっさり終点に。

続いて平坂飛村線を引き返し、林道長尾坂・野口入線を経由して県道350号線へと抜ける。竹寺方面へと進み、最初に分岐する林道笹子入線へ。

しかし、起点からすぐにチェーンゲート閉鎖。残念。
続いて、そのすぐ先にある林道種木入線へ。

標識が立っていなければちょっと林道とは思えないような入口を進んでいくと、200m程で未舗装に。チェーンゲート用のポールは立っているものの、チェーンは張られていないので遠慮なく入らせてもらいます。

すると、起点から600m程で道が二股に分かれている。どっちが本線だ・・・?とりあえず路面の感じから左が本線とにらみ進んでみるが、分岐から200m程で行き止まりに。ハズしたかと思い、今度は右手の道に入るも、こっちは分岐から僅か100m程で行き止まり。どっちも似たようなもんだが、とりあえず俺基準で左を本線としておきます(笑)。

続いて更に県道を進み、小さな橋の手前で分岐する道を進んで行くと、林道荒田入線の起点がある。

が、こちらは起点から屈強なゲートでガッチリと閉じられている。・・・が、実はここ、「鍵」は掛けられていないので、入ろうと思えば入れるのだが、そこまですることもないと思い起点の確認のみで留めておく。

その荒田入線の近くで見つけた、TLM50の廃車。こんなところで雨ざらしとは、なんともったいない・・・。

更に県道を進んで行くと、今度は林道牛骨入線が現れる。

牛骨入・・・由来が全くわからんが、なんだか良いダシが出てそうな名前だ(笑)。
旧タイプ標識もいいけど、この路線名のローマ字表記のあるバージョンも好きなんだよなぁ。「SI」のユルさとか、もうたまりません(笑)。

そのまま進んで行くと、100m程の舗装を経て、ややクレバスのえぐれ始めた未舗装路に変わる。今はまだ大丈夫だけど、このまま放置すればいずれ走るのが困難な溝に成長してしまうんだろうな。

更に、県道を奥へ奥へと進み、林道栃屋谷線から子の権現方面に分岐する道を最奥まで進むと、道が二股に分かれる地点に出る。ここを右手に折れると、子の権現へと至る林道双沢線となる。

「線」の字の抜け落ちた表記が相変わらず素敵過ぎるが、今日はこちらへは行かず、直進方向に伸びる林道豆口入線へと進む。

ここから西側に延びる県53沿いにも同名の豆口入線があるが、どちらも同じく豆口峠へ向かって延びているため、この名前なんだろう。現状の道を見る限り、特に貫通させるつもりでもなかったように見えるし。わからないけどね。
さっそく進んでみるが、わずか200m程で民家に行き着いて終点に。このあたりまで来ると道の脇にうっすらと雪が残っていた。

さあ、ここを引き返して、林道原市場名栗線を経由して一気に県53に抜けよう。その前に、途中で分岐する林道中沢線に立ち寄る。

が、残念ながら重機で塞がれていた・・・くっそー、いらんことしやがって。そのうち再訪しないと。

原市場名栗線を進み、日影でところどころ路面にうっすらと雪の残る道を進んで行くと、途中で景色の開ける地点に出る。そろそろ腹も減ってきたので、ここらでメシにでもしようと思って停車したのだが、写真にこそ写さなかったものの、この周り、かなりゴミが落ちていて、とてもじゃないが食事するような雰囲気じゃなかった・・・。よいこのみんなは、林道にゴミをすててはいけないぞ!
で、ここで停車した際にうっかりエンジンを切ってしまったのだが、案の定メーターがリセットされて表示されなくなってしまった・・・!俺の年式のXRはメーターの不具合で、寒いときはこの症状が起きてしまうのだ。しばらくエンジンを掛けたまま待ってみたが、復旧する感じもしなかったので、そのまま先を進むことにしたのだが、このままじゃ林道の延長が測れない・・・。本当は今日中に飯能の林道に全てケリをつけるつもりだったのだが、コレでは仕方ない。メーターが点くまで当てもなく走り回るのもなんだし、残念だが今日は予定を早めて引き上げるとするか。

とりあえず県52に抜けて、去年の探索の時に見落とした林道西平権現堂線を見つけに行く。

・・・どう見てもここしかそれに該当する道がなさそうなんだが・・・ちっとも林道っぽくねぇなあ。うーん、困った(何が?)。

そして、本日最後に、大名栗線の起点近くにある林道宮ノ入線へ。ここは以前走ったとき、未舗装に切り替わる地点にある標識にしか気付かなかったのだが、それより手前の舗装区間に起点標識があるということを聞いていたので、ついでにそれを見て帰ろう。

お、あったあった。雪の残る急坂に恐る恐るBAJAを停めて、標識に近づいて写真に収める。
ん?良く見ると下地にうっすらと文字が見えるような・・・?

おおお!これって楢生線の標識の再利用じゃねーか!県395沿いにある楢生線には、今でもちゃんと標識が立っているのだが、何故あえて古いのをこっちに移して再利用?何かしら意味はあるのかも知れないが・・・暇があったら調べてみようかな。

以上で新年一発目の林道探索は終了。今日中に飯能市内の林道は全て片付けるつもりで出てきたけど、また宿題を残しちゃったな。まぁ、林道は逃げやしないし、冬の間はのんびり行きますか。皆様、今年もよろしくです!