憬れのみちのくダート群へB−1 2010/10/01 福島〜宮城林道ツーリング・3日目 - パート1 |
これは、ばあちゃん家の近くにある旧道の眼鏡橋。現在では車両は通ることができなくなっているが、俺が子供の頃はまだ現役で、ここを渡ると、仙台まで来たなぁ、と実感してました。朝イチで思い出の眼鏡橋を眺め、いよいよ出発です。
ツーリング3日目の今日は、いよいよ今回のメイン。ツーリングマップル東北版のP.40の左半分には、ダートを示すオレンジの破線がびっしりと記されている。ここを出来る限り走破するのが今日の目的だ。天気も上々、早速出発するとしよう。
本日一発目は、R48・作並街道から分岐する熊沢林道。延長6.3km程のダート林道、地図を見るとそれらしい道はここしかないので先へと進むと、しばらくして標識が現れた。・・・何か書いてあるけど、ゲートも無いし、特に問題ないだろう。
秋の早朝の爽快な空気を吸い込んで、山の奥へ奥へと向かっていく。
道は山の稜線へと向かい、頭上には空がどこまでも広がっていく。
やがて峠に到着。うーん、素晴らしい!朝イチからこの眺め!今日は一日、目いっぱい楽しめそうだ!
峠を越えて麓へと進み、熊沢林道の終点に到着。この先も少しダートが続くが、そのまま次の林道へと向かう。
続いて、熊沢林道から1km程北へ移動して、定義林道へ。
先ほどの熊沢林道とは異なり、こちらは周囲を緑に囲まれた道が続いていく。
木々の間から射す陽の光が眩しく、こちらも爽快な気分。
かと思えば、所々で泥がぬかるんだ地点も。出かけてくる前日辺りまで、東北でもかなり強い雨が降っていたらしいが、それがまだ残っているのかな。
定義林道を起点から2〜3km程進んでくると、右手に分岐する横川林道が現れる。ここから先はこの横川林道へと入り、いったん南へと周回していく。県道沿いの起点までは、17.6km程のダートが続くようだ。これは楽しみだ!
ストレートに沿った木々の間から覗く青空に、いやでも期待が高まります。
山肌に沿った開放感のある道を上っていく。柔らかな日差しに包まれて、何とも言えない気分。
途中で見かけた、沢を通す洗い越しの上で。コンクリート舗装の上を沢の水が豪快に流れていく。
それにしても、素晴らしく眺めのいい林道だ。写真のような開放感のある場所が多くて、空も広く、麓の市街地を見下ろせるような場所もたびたび出てくる。
残念ながら休刊してしまったBACKOFFで、賀曽利隆が日本百名林道の東北エリアにここを挙げていたのも頷けるな。
いやー、たまりませんな、この景色。これなら延長が4〜50kmあっても飽きないだろうな。
あぁ、なんて素晴らしい。今回のツーリングで今日まで走ってきた中で、この横川林道が一番好きかも。
麓へ近付いてくると、今まさに伐採の真最中という場所が。重機が通るためか、路面がこねくり回され、ややぬかるんでいる。
揺れるススキの穂の中を通り抜け、横川林道も終盤へ。
県道沿いの起点までやってきました・・・って、げぇ!ゲート閉まってんじゃねぇか!BAJAを下りて外側へ回ると、しっかりと施錠されている。ゲートの左右の隙間も、BAJAを通すにはほんの少しだけ足りないようだし、これは困った、今来た道を引き返さなきゃダメかな・・・と思ってよく見ると、右の看板とその後ろに置かれた岩の間に、若干の隙間が。
こんな感じで切り返して脱出を試みる。ハンドル幅ギリギリです・・・。
無事に脱出成功。あー、良かった。ここからしばらく県道を走り継いで、次の林道へと向かう。
その途中で見かけた田圃の畦道で。奥には連なる山々がそびえ、なんとものどかな雰囲気に誘われついつい寄り道。
続いてやってきたのは、林道高野原線。右手に分岐するダートが見えるが、直進する舗装路が本線です。
起点からほんの少し舗装路が続く。道沿いの用水路が何とも涼しげでいい感じ。
やがて舗装が途切れ、広々とした景色が目に飛び込んできた。これは素晴らしい!
その後、鮮やかな緑のトンネルに囲まれた区間を走り、ダートを2km程走ったところで、分岐する次の林道へと入る。