憬れのみちのくダート群へC-1 2010/10/02 福島〜宮城林道ツーリング・最終日-パート1 林道二口線 |
福島〜宮城の林道満喫(笑)ツーリングも、いよいよ今日が最終日。まずは朝イチで、一昨日走れなかった二口線へと向かう。
改めまして、林道二口線です。土日は休工とのことなので、今日はバッチリ走ることができるはず。今日も空は相変わらずの快晴!一昨日走れなくて、逆に良かったかも。
起点からしばらくの舗装区間を越えて、路面はダートとなる。幅広のフラットダートは、埼玉でいうところの中津川林道のよう。眩しい早朝の木漏れ日は、何物にも代えがたい爽やかさ。
はじめのうちは、断続的な舗装区間を交え、峠へ向けて少しずつ高度を上げていく。
どうやらここが工事個所のようだ。法面の吹き替えでもしているのかな。
若干の肌寒さを感じる谷合の道をどんどん進んでいくと、ふと前方に行く手を遮るものが・・・。
げっ!ゲート!?
事前に少し二口線のことを調べて、峠のゲートのことは知っていたけれど、こんな手前にもゲートがあるなんて情報は目にしなかったのに・・・。
そうは言っても、目の前にゲートがあることは事実なので、さてどうしたものかと思案しながらゲートの写真を撮っていると、後ろから「おーい!」と呼ぶ声が。振り返ると、山歩きの帰りだろうか、ゲートの手前に車を停めていたおじさんが、「写真撮ってやるよ!」というので、お言葉に甘えてシャッターを押してもらうことに。
・・・思いっきりブレてますやん。
で、そのおじさんと少し話しをしたのだが、このゲートも以前は無かったようで、この奥で工事をしているため、業者がこのゲートを作ってしまった、といったことを話してくれた。そのおじさんも車に乗って帰ってしまい、一人ゲート前に取り残されたボク。せっかくここまで来て、まだちょっとしか走ってないのに・・・。
ご、ごめんなさい・・・。峠のゲートを見たらすぐに引き返します。
朝日の光と日陰のコントラストが、既に深い秋を感じさせる山の中を、峠を目指して急ぎ足で進んでいく。
徐々に高度を上げていくと、断続的に舗装工事をしている地点がある。現在、峠のゲート閉鎖で宮城と山形の往来はできなくなっているが、山形側の崩落復旧工事と、こちら側の舗装工事の様子を見ると、そう遠くない将来、ゲートが解放されることになるのではないだろうか。
そろそろ峠かなーと思い始めた辺りで、広場のような場所に出た。
そこには、「二口峠」の立て看板が。あ、ここが峠なのか。どうやらここから登山道が伸びているようだが、どうやら県境のゲートはもう少し先のようだ。
で、その先はというと・・・少々藪漕ぎチックな状態に。まぁ、ゲートまであと少しだし、サクッと行ってきますか。
そして、そこからほんの数百m程進んだ地点で・・・。
出た!
ついにやって来た、林道二口線、宮城と山形の県境ゲートです!
ようやくこのゲートを見ることが出来て、かなりご満悦なボク(笑)。何人たりとも通すまい、との意思が感じられる強固なゲート。たまりませんね。
ゲートを境に、山形側はびっしり舗装されているのに対し、宮城側は草ボウボウの荒れ放題。叔父に聞いたところ、宮城側も山形側から整備をせっつかれているらしいのだが、予算がなくて進んでいない、とのことだったが、途中の舗装工事の様子をみると、ようやく宮城も重い腰をあげたのかな。ここが解放されれば、秋保から山形へのアクセスがだいぶ楽になるんだけど、きっと数年のうちにはそれも叶うことになるんだろう。
さぁ、念願の県境ゲートも見ることが出来たし、引き返すとしよう。さらば、宮城の林道。またいつの日かやって来るぜ!
と、ここを戻る途中、下から続々と工事関係者の車が上がってきた。土日は休工だって聞いていたからすっかり安心していたけど、最初のゲートから奥はその限りでは無かったようだ。次々と上がってくる車に乗った関係者から、「こいつ、なんでここにいるんだ?」という冷やかな視線を浴びながら下って行くのはかなり気まずい・・・。よいこのみんな、ゲートはむりにこえてはいけないぞ!
二口線を引き返していったん戻り、荷物を積んだらばあちゃん家を後にして、いよいよ東北道へと向かう。