皆野町・未知の林道探索
2011/07/02 埼玉県皆野町 金山林道・他 A
 
@はこちら。
 
 
 再び県284へと戻り、続いて向かったのが林道小前線
 
 
 起点からの上り坂を進んでくると、ピークの辺りでは視界が開け、道沿いには集落が見られる。途中には神社なども立ち、のどかな景色の中を進んでいく。
 
 
 起点から約900mを経て、突然終点標識が現れた。地図で見ると、この先は通り抜けが出来るように見えたので、まずは直進する道を進むと、すぐに民家に行きついて行き止まりとなった。それならと、今度は終点から左に分岐する道を進んでみる。
 
 
 その道を進むと、すぐに路面が未舗装に変わった。ただ、路肩にはガードレールが立ち、一応車道として管理されていることは窺えるので、一旦未舗装にはなるものの、そのうちどこかの道に合流するのだろう。
 
 
 う・・・ん、だんだん怪しくなってきたけど、そのうちどこかの道に合流するのだろう。
 
 
 どこにも合流しませんでした。

 思いっ切り行き止まりじゃねぇか!このまま通り抜けが出来れば、次に向かおうと思ってた林道へショートカット出来ると思ったのに、また県道まで戻らなきゃ!クワッ!

 そんなもんで、一旦県道まで引き返し、城峰1号線を経由して、ようやくやって来たのは林道室久保線
 
 
 ここは、今では起点標識が撤去されてしまっているが、かつてここには、旧タイプ標識が立っていたのだ。今回、かつての起点標識の姿を収めた貴重な写真をツバキッキさんより提供していただきました。
 
 
 こちらがその写真です。これは2008年7月に撮影されたそうで、この標識が撤去されてしまったのはまだつい最近のことのようだ。
 
 
 こうして画像を見ると、県内に現存する他の旧タイプ標識と比較しても、かなり保存状態が良かったことがわかる。標識表面のコンディションもさることながら、支柱に書かれた「管理主体 吉田町」の文字もはっきりと読み取ることが出来る。いや〜、これは素晴らしい!ツバキッキさん、ありがとうございます!
 
 
 その室久保線、道自体はどんななのかと走ってみると、道沿いには民家が立ち並び、あまり林道っぽさを感じることがない。
 
 
 そして、起点から900m程で終点に到着。ただ、その先にもコンクリ舗装の細い上り坂が続いている。絶対アレだな、と思いながらも一気に上って行くと、案の定民家に行きついてしまった。お邪魔しました・・・。
 
 
 室久保線を引き返すと、その分岐点がもう一つの林道の起点となっている。
 
 
 林道白岩線です。こちらは埼玉では少数派ながら、県の北西部では幾つか見ることが出来るオレンジの菱形標識が立っている。旧タイプ標識に負けず劣らずの素晴らしい風合いですね(笑)。
 
 
 その白岩線は、こちらも起点からしばらくの区間は道沿いに民家が建ち並び、ここで生活している人たちのぬくもりが感じられるような雰囲気が漂う。
 
 
 それでもその先はいかにもな景色へと変わる。道沿いに流れる沢が、こんな暑い日には涼しげでいい感じ。
 
 
 起点から1.6km程進むと、道は未舗装へと変わる。道沿いに住んでる人たちも、こっちのほうまで上がってくることはそう無いだろうな(笑)。
 
 
 そして、総延長2.5kmを経て終点に到着。

 ここまで回って来たところで、だいぶ時間も押してきたので、今日はこれで切り上げようかと思ったのだが・・・。

 ・・・金山林道を見つけられていないままだ。せっかくここまで来たのに、そもそも今日の本来の目的地を見つけられずに帰るのは正直悔しい!
 
 
 というわけで、県284を引き返し、再び県44へとやって来た。県道との分岐地点に石碑が立っていると思い込んでいたのだが、それらしいものが見当たらなかったので、とりあえず分岐する道へ入ってみようと思い、まず目星を付けた道へ。
 分岐からすぐの地点に建つ民家のおばさんが、ちょうど道沿いで網戸を洗っていたので声を掛けてみる。

 「すいませーん。」
 「はい、なんでしょう?」

 BAJAを停めて話しかけると、やさしそうな顔を上げて答えてくれた。

 「この辺りに金山林道ってありませんか?」
 「金山林道・・・この先を進んでいった山が「かなやま」っていうのね。」



 ・・・金山きたあああああっ!!



 「だから、この道がその金山林道っていうのかしらね?どちらのお宅へ行かれるの?」
 「あ、どちらへっていうか、単にその道を走ってみたかっただけなんですけど・・・(←ここでしどろもどろに)。」
 「そうなの。この先は行き止まりですよ。とりあえず行ってみて。」
 「わかりました、行ってみます!ありがとうございます!」

 やはり、困った時は地元の人に聞くに限るぜ!かなり有力な情報を得て、その先をゆっくりと進んでいくと・・・。

 
 あ。
 
 
 出た!金山林道開發記念碑!やった!ついに見つけましたよ金山林道を!
 
 
 念のため裏に回ってみると、残念ながら詳しい開設のいきさつなどは記されていなかったが、昭和31年に竣功したという事が分かった。
 
 
 ともかく、ようやく目当ての金山林道を見つけることが出来て、今日一日の疲れを忘れるほどハイな気分で、眩しい夕日の射す道を進んでいく。
 
 
 初めのうちは民家の建ち並ぶ幅広の舗装路だったが、やがてコンクリ舗装の細い道へと変わる。
 
 
 苔生した狭い道を進んでいくと、途中にはこんな看板が。
 
 
 ・・・「発破実施注意」?この先に採掘場なんてあるの?しかも、今まさに期間の真っ最中じゃねぇか!ヒ〜・・・。
 
 
 そんな看板にビビりながらも、県道との分岐から約1.3kmで行き止まりとなった。採掘場らしき場所は見なかったが、終点の奥には塩ビパイプで組まれた簡素な鳥居が立ち、その奥には社があるようだった。奥までは入って行かなかったので、何が祭られているのかは分からなかったが・・・。
 
 
 とにかく、これでようやく本日の目的を果たすことが出来た。だいぶ時間も押してきたし、これで今日は帰るとしよう。


 といいつつ、実はこの時点で、まだこの舗装路が金山林道ではないんじゃないか、という思いが残っていた。というのも、あの石碑のすぐ先で、脇に分岐する細い道があったからなのだ。
 
 
 これがその道。一見民家に入って行くだけの道にも見えるが、その途中で怪しい未舗装路が分岐していたのだ。
 
 
 これがその未舗装路。林道標識がなく、林道を示すものがあの石碑だけということもあり、金山林道が既に林道指定を外された古い道なのではないかという思い込みから、さっき走って来たあんな綺麗な舗装路ではなく、こういう廃道っぽい道のほうが本当の金山林道ではないかという気が少なからずあった。
 
 
 さっそく入ってみると、路面は雑草に覆い尽くされてはいるが、ところどころで路肩に石垣が組んであったり、一応道らしさは感じることが出来る。
 
 
 更に行くと、コンクリートブロックで法面を補強してあったりと、なんとなくそれっぽさが増してきた。
 
 
 やっぱりこっちが本当の金山林道か、と思い始めてきたが、その先でどう考えても車道とは思え無いほど道の痕跡が怪しくなってきた。
 
 
 とりあえずBAJAを降りて歩いて進んでみる。藪に覆われた道(?)を手でかき分けながら進んでいく。考えてみればこの時点で既に車道としては終わっているよな。
 
 
 そしてその先で、脇を流れる沢に飲み込まれるように足元が消失していた。舗装路との分岐から300mもなかっただろうか・・・。
 
 
 結局、この道もなんなのかはっきりせず、もやもやした気持ちを残したまま引き返してくると、橋のすぐ手前で砂防指定地の看板に気付いた。
 
 
 ・・・うおっ。
 
 
 わお!「林道金山線」の表記発見!なんだ、やっぱり最初の舗装路が正解だったんだ!しかも、割と新しめな看板にこの表記があるってことは、現在でもちゃんと林道として管理されているってことなんだな。そしてこの路線名の表記により、埼玉版に載せるときは、「林道金山線」として扱わせていただきます(笑)。
 もへじさんありがとう!おかげでまた一つ未知のの林道を知ることができました!いやー、来て良かった!
 
 と、ウキウキ気分で帰宅したら、長袖とグローブの隙間から覗いた両腕の手首がリング状に日焼けしていました(笑)。もうすぐ夏だね!