夏ならここにあるんだぜ!
2011/08/12 埼玉〜長野林道ツーリング・2日目 - B 林道八日見線・他
 
Aはこちら。
 
 
 県道16号線から国道152号へと入り、これから下道で埼玉を目指す。まずはコンビニで水分の調達。それと、だいぶ腹も減って来たので、どこかで昼飯を食べてから出発するとしよう。それにしても、やっぱり市街地に入ると暑いな。何か冷たいものが食べたい・・・。
 
 
 というわけで、R152沿いで見つけた中華そばやにフェードイン!
 
 
 う、うめえ!冷たく冷えた麺が火照った身体に沁み入るようだ。一口すすった瞬間、顔がにやけてしまったのが自分でも分かった。お一人様なのに・・・。食いかけなのに思わず写真撮っちゃったよ(笑)。

 さて、腹ごしらえも済んだし、これから一気埼玉へ向けて走って行こう。
 
 
 さあ、もう一度あの山を越えていくぜ!家まで何時間で着くかな?
 
 
 今朝下って来たメルヘン街道を再び上っていく。道の正面には、真っ青な空に夏らしい入道雲が浮かんでいる。気分爽快だぜ!
 
 
 朝も通過した麦草峠。この辺りまでくると暑さも和らぎ、かなり過ごしやすい。
 
 
 ここで一旦R299を離れて県489へと入る。分岐にあるレストハウスでトイレ休憩。まだまだ先は長いぜ。
 この後は、R141〜県124と走り継いで一旦群馬県へと入ります。
 
 
 だいぶ端折ったが、長野と群馬の県境、ぶどう峠まで来た。県124に入ってからしばらくの間、やはりキャンプ帰りらしい1台のバイクが先を走っていた。いいペースだったのでずっと後ろについて走っていたが、ぶどう峠に着いたところでお互い休憩に。メットを脱いで挨拶をすると、バンディットに乗ったその人は何と外国の方で、ニュージーランドから来たとのことだった。
 
 
 初め俺のBAJAを見て、パリダカタンクの大きさの所為か「650?」と聞いてきたので、「250」と答えると意外そうな顔をしていたが、近くまで寄ってくると、ホンダのロゴで分かったのか、「XR?」と聞いてきた。こくりと頷き、こっちもつられて「エクスアーゥ」とそれっぽい発音で答えてしまった(笑)。話をすると、彼は日本に来て5年ほどになるらしいが、流暢な日本語で「日本語ほんの少しだけ」って言ってた。どこがっすか(笑)。BAJAの写真を取ろうとしたところ、シャッターを押してくれるというのでお言葉に甘えてBAJAと一緒に撮ってもらった。その後、お互いの無事を祈って、俺が先に峠を発った。


 県124から再びR299に合流し、さざなみ岩までやって来た。
 
 
 この岩の対面にある歩道沿いに設置されたボタンを押すと、もの悲しいBGMに乗せて、この化石に対する説明の放送が流れることを御存知だろうか。以前訪れたときに、その放送のさわりの部分だけ動画に撮ったことがあったのだが、今回はその放送をフル収録してきた。
 
 
 しかしこの放送、久しぶりに聞いたので忘れてたけど、最後まで聞くと何と4分近くもあった。これを一人ひたすら撮り続ける俺って一体・・・。
 実際、長いし音声自体もかなり聞きづらいとは思うけど、まあ雰囲気だけでも味わってみてください(笑)。
 
 
 でも、少なくともステゴサウルスの足跡じゃないと思うなー(笑)。

 さて、ここまで来たら埼玉まではあと少しだ!
 
 
 志賀坂峠を越えて、遂に埼玉に戻って来た!この後は、戻りがてらR299沿いにある本日最後の目的地へと向かう。それにしても、埼玉に入ったとたんの、このムワッとした暑さは何だ・・・
 
 
 志賀坂峠から5〜6km程下って来たところで、右手に一本の林道が分岐している。
 
 
 林道八日見線です。この林道は、このR299側を起点とし、ここから南側にある県道279号線へと抜けさせる予定で、現在開設工事の真っ最中である。県279から延びる終点側区間は2年前に一度走っているが、こちらの起点側へ来るのは初めてだ。
 
 
 起点から1km程の地点で路面は未舗装へと変わる。ここで分岐する道の先に、小鹿野観光八景にもなっている尾ノ内渓谷というのがあるらしい。ここで写真を取っていると、ちょうどこの分岐の奥からモンベルのバスが戻って来た。調べてみたら、こんなことをやっているようだ。楽しそうだなー。
 
 
 未舗装になって程なく、路肩に工事の告知看板が立っている。
 
 
 看板によると、今回の工期は今月いっぱいとなっているようだが、残念ながらこれで開通するわけじゃないんだなー。
 
 
 それにしても、なんてフラットな路面だ。昨日の長野の林道群とはえらい違いだ(笑)。まだ全線開通前とはいえ、この辺りの区間は開削されてからそれなりに経っているとは思うが、ここまで綺麗な路面を保っているのは、地質の違いなどもあったりするのだろうか。
 
 
 ところどころで、道のすぐ脇を送電線がかすめていくような区間もある。市街地にいるときは見上げる先にある構造物が、今は自分のいる位置と同じような高さに見えているのがなんだか楽しい。
 
 
 更に進むと、路肩の斜面がかなり大きく崩れている地点がある。それとも崩れたのではなく、崩して土砂を運びだしたのだろうか。

 そういえば、ここで写真を取っていると、道の奥から引き返してくる工事関係者の車に合ったのだが、こちらに向かって話しかけてくるので何かと思ったら、「この先は抜けらんないよ」とのことだった。実はこの地点までに、全部で3台の工事関係者の車とすれ違ったのだが、全ての人に同じことを言われた。大丈夫です、分かってますから。行き止まりと知ったうえで走りにくるやつもいるんですよ(笑)。
 
 
 だいぶ陽も傾いてきたが、西日に照らされ、夏の夕暮れの雰囲気を味わいながらのんびりと走るのもいいもんだ。
 
 
 さっきも似たような写真を撮ったけど(笑)、ここでは送電線が道のすぐ上を交差するように伸びている。
 
 
 やがて、起点から4km程進んできたところで、路肩に工事関係者の車が何台か並んでいるのが見えだした。
 
 
 その先では、今まさに工事の真っ最中で、カーブの向こうから重機を動かす音が響いてくる。
 
 
 谷側の木々の隙間から先を覗くと、あと100m程先で道が途切れて、路肩をブルーシートで養生しているのが見えたが、これ以上進んで作業の邪魔になっては悪いので、ここで引き返すことにした。
 
 
 この八日見線、平成25年度の完成を予定しており、県279へと抜ける総延長は約9.4kmになるとのこと。ちなみに平成25年といえば、他に横瀬町の二子線も開通の予定だ。どちらも延長10km程といい感じの長さになるとのことなので、今から開通が楽しみだ!埼玉の林道はまだまだ行くぜ!(?)

 今回は1泊のキャンプツーリングだったけど、不安定な天候もあった今年の夏に、こんな最高な夏空の下、初めての林道も走ることが出来て、ナノレカワ的には十二分に楽しめたツーリングでした。そもそもキャンプが出来ただけでもう感謝感謝なのです(笑)。今年の夏はもう思い残すことは無いぜ(笑)。