@はこちら。
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太田部峠2号線を下り、続いてやって来たのは、やはり先週も訪れた林道太田部線。
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旧タイプ標識は、先週の見かけとは異なり、やや雲の翳ってきた弱い陽射しを受けて鈍い色彩を見せているが、こんな色合いもミリタリー調っぽい感じがして、これはこれでかっこいいな(笑)。
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文字の浮き具合をアップにするとこんな感じ・・・って、え?もういいって?
先週もさんざん眺めたばっかりなのに、この素晴らしい寂びれ具合を前にするとついつい足が止まってしまうナノレカワなのであった。
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で、ここに来たのは太田部線そのものが目的なのではなく、そこから分岐する林道入山線が本当の目的地だ。ここも先週訪れているんだけど、その時に起点標識を見落としていたことをTKさんのブログで知ってしまったために、こうして改めて訪れた次第であります。
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その入山線の起点標識、今では路肩に倒れてしまっているらしいのだが、一体どこにあるんだろう、と思いながら辺りを見回していると・・・。
(↑写真にカーソルを合わせてください。)
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あった・・・。こんな沢沿いの擁壁の際ギリギリのところに・・・。こんなぞんざいな扱いでも、撤去されないだけマシなのかな?いや、これはむしろ単に管理者からも存在を忘れ去られているだけのような気もする(笑)。
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で、せっかくここまで来たので、結局太田部線の先の作業道を進んできた。どうせこの後はまた上武秩父線まで戻ることになるし、先週来た時に途中で飯に出来そうな路肩を見つけていたので、そこまでいって飯にするとしよう。
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・・・なんて軽い気持ちで入ってきたけど、そういやここもダート区間は結構長いんだよな。目的の路肩はまだか・・・。
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そういえば先週通りかかったときはもっと景色が良かったような気がしてたんだけど、改めて見るとそうでもなかったかな?まあいいや(笑)。やっぱり飯にするなら人の来ない林道の奥に限るぜ。
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またまた上武秩父線へと戻り、続いては林道太田部峠1号線へ。5年前に一度通っているが、あのときは本当にただ通過しただけだったので、改めて記憶にとどめながら走って行こう。
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その太田部峠1号線の途中で分岐する一本の林道がある。林道半納城峰線だ。以前訪れたときはまだ開設中だったが、去年建設会社のブログで工事が完成したという記事を見ていたので、改めて訪れておきたかった・・・のだが。
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うおっ!いきなり起点から、こんな屈強なゲートで閉鎖されている。恐らくは総延長もそんなにはないであろう行き止まり林道で、何故こんなにも厳重に閉鎖する必要があるんだ?
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恐らくは全線未舗装だとは思うが、起点付近は、14%という急勾配のためにコンクリート舗装が施されている。あのカーブの先の道はどうなっているんだろう、ああ、走ってみたいぜ・・・。
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と、そんなやや消化不良な気分で、再び太田部峠1号線を下って行く。
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やがて、4.9km程で太田部峠1号線の起点に到着。ここには大きな鳥居が跨いでいるが、これは城峰神社のもののようだ。
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そして起点脇には、何故か2本の起点標識が立っている。標識はかなり古いもののようで、書かれた路線名は「太田部峠線」と、現在の名称とは異なっている。
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そしてその太田部峠1号線の起点脇から、もう一本の林道が分岐している。林道石神沢線だ。起点脇の青看にもあるとおり、この先は集落の存在する生活道路のようだが、実際はどうなのか、早速進んでみるとしよう。
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起点から700m程進んでくると支線の分岐する地点に着くが・・・。
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意外なことに、ここから先はダートの路面が残っていた。起点の雰囲気から最後まで舗装路のような気になっていたので、これは嬉しい!
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道は沢に沿って延びて、こうしてバイクを停めていると清々しいせせらぎの音が耳に心地良い。勾配も緩やかなせいか、路面も非常にフラットな状態を保っていてとても走りやすい。
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こんな直線区間があると、ついついアクセルが緩んでしまう。
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しかも、奥に行けば行くほど、路面の状態や法面、ガードレールが、かなり新しいものになっていく。最近になっても整備され続けているのか?道もこの先まだ結構続いているように見えるし、これは意外な好展開!
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・・・と思ったら、一つ上の画像で見えている道のすぐ先で、スッパリと道が途切れていた。起点から約1.5km、ダートになって約800mの地点だった。
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この辺りの区間は、法面のコンクリートブロックもまだ真っ白で、何より路面が均されたばかりのまっ平らな状態で、本当につい最近整備されたばかりのようだ。これからこの周囲の伐採でも始まるのだろうか。
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石神沢線の終点を引き返し、続いてダートの境目から分岐する林道石神沢支線へ。
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道端にシャガの咲く舗装路を進んでくると、前方に軽トラが見えている。
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なんて思っていたら、突然周囲が開け、路面は綺麗な舗装路となり、意外なことに集落へと出た。本線のほうには集落が無かったが、なるほど、こっちの支線沿いに存在していたか。
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そして、その先でアスファルトが途切れ、急激に下るコンクリ舗装へと変わっている、これはまたアレかな・・・と思いつつも、気になってそのまま進んでいくと、案の定民家の庭先へと出てしまった。あちゃー、またやっちゃった。と思ったのだが、ちょうどその庭先の奥から、一人の子供が歩いて上ってきた。・・・もしかして、あの奥にも道が続いている?よく見れば確かに更に下って行く道があるようだ。通り抜け可能な庭先というのも不思議な感じだが、今いるこの庭には一台の軽自動車が停まり、その車には一人の男性が乗っている。かなり気まずい感じだけど、ともかくあの先の道へと抜けてしまおうと、車の男性に会釈をしつつゆっくりと進んでいくと、向こうもこちらに対して会釈を返しつつも、(何だコイツ?)とでも言いたげな不思議そうな表情を浮かべている。ヒー、こっ恥ずかしい・・・。
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その庭先(?)を通り抜けると、意外なことに更に民家の密集する場所へと出た。道は下りとなり更に奥へと続いているが、これは絶対どこかへ抜けてるだろ・・・。ちょうど地元のおじさんがいたので、この先はどこかへ抜けているのかと尋ねると、城峰の鳥居のほうに出ると教えてくれたので、とりあえずこのまま下って行くとしよう。果たしてどこへ出るのかな・・・?
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ああ!何だ、ここへ出るのか!
え、「ここ」ってどこだって?
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(画像にカーソルを合わせてください。)
ここ、ここ!ここですよ!
なんだ、この道はてっきり集落へと続くただの行き止まりの道かと思ってたけど、実は支線とループしてたんだな。恐らく石神沢支線としては、さっきの庭先をかすめた民家の地点までだとうは思うが。妙な気恥かしさはあったが、んー、こういうの嫌いじゃないぞ(笑)。
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先週回りきれなかったこの周辺の探索も一通り終え、今日はそろそろ引き上げようと、石神沢線の起点からそのまま町道を下ってきた。帰るにはこのまま下って行ったほうが早いのだが・・・。
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せっかくここまで来たんだし、今日もダート成分が少なめだったので、最後にほぼフルダートの林道明ヶ平沢戸線を走って帰るとしよう。
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わはは!標識が作物ネットの支柱にされちゃってるよ!ダメだよー、林道標識を私物化しちゃ(笑)。
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徐々に傾きだした陽射しの中、行ったり来たりの探索でくたびれた身体を癒すように、のんびりと眺めのいい道を進んでいく。
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ここは3月にも来たばかりだが、あの頃はまだ茶色だった周囲の山肌も、すっかり力強い緑に包まれている。山に囲まれた集落を見渡せるこの地点はお気に入りの場所の一つだ。ここも本当にいい林道だ。
・・・正直、路面の砂は撒き過ぎだと思うけどね(笑)。ふかふかの砂地にタイヤを取られて、何度ヒヤッとさせられたことか・・・。
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それにしても、ここ数年続けてきた埼玉県内の林道探索だが、今現在の実踏破数も400路線を越えて、だいぶ終盤に近付いてきたかな。とはいえ、今後完成するであろう開削中の林道も引き続き観察は続けていくし、まだ存在を把握していない未知の林道が隠れていることだってあるだろうし、冒頭の石碑にあった小松線のような、かつて林道だった道のことなども色々と調べてみたいし、そうやすやすと終わりにならないことは分かってるけどね(笑)。埼玉県の林道には、これからもまだまだ楽しませてもらえそうだな。
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