今日は696(むくろ)さんとの初ツーリングだ。少し前にBBSでやり取りをしていると、お互い共通の目的地があることが分かり、それなら是非一緒に、ということになっていた。目的地が同じことももちろんだったが、こっちのBBSや696さんのブログでやりとりをするようになって、ツーリングのスタイルなどはもちろん、趣味的な部分でも被る部分が多いことが分かり、実際にお会いするのがなかなか楽しみではあったのだ。
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696さんのセローさん(右)とBAJA君。集合場所の道の駅あらかわで初対面しごあいさつです。軽く会話を交わした後、これからその「共通の目的地」へと向かう。
・・・っと、その前に、この道の駅あらかわのすぐ真上に林道があるので、軽く走って行きませんか(笑)?
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というわけで、まずやって来たのは林道秩父中央線。延長約2.5kmと小振りながら、完抜けフルダートの貴重な林道だ。
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終点近くにある、この林道で1箇所だけ展望の開ける地点で小休止。この秩父中央線、もともと今日の予定には無かったが、せっかくこの近くを待ち合わせ場所にしたので、ここからの景色だけはお見せしたかったのだ(笑)。
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秩父中央線を抜けてR1140へと戻り、奥秩父方面に進んで大血川渓谷へと向かう道へ入る。そのまま上って行くと、途中で左手に林道奥大血川線が分岐する。
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標識の写真を撮っていると、初めて気付いたのだが、その袂にひとつの道標が立っている。大正十一年に立てられたらしいその道標には、「左 上大血川道 右 大日向山道」と記されている。左に上がって行くこの奥大血川線も、もともとはそれなりに歴史のある道のようだ。そして、裏側には「勅論下賜四十年記念」と書かれている。 勅論とは、「明治憲法下で、天皇が直接下した告諭」らしいが、残念ながらそれがどういった内容であるかまでは分からなかった。
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・・・と、そんな写真ばかり撮っていてお待たせしてはいけない(笑)。さっさと先へ進むとしよう。
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奥大血川線へ入ると、すぐに左手に分岐する支線が現れる。林道天狗岩線、ここが本日最初の目的地だ。
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延長僅か1.2km程の舗装路を進むと、あっというまに終点へと到着・・・って、あら、先客がいるぞ?こんな所に自分たち以外のバイクが停まっているのはちょっと驚いたが、ナンバーを見るとどうやら地元の人らしい。姿が見えないので、山の中に入っているようだったが、一体こんなところへ何しに来てるんだろう・・・いや、「何しに来てる」って、そりゃ俺たちのほうか。
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舗装が途切れる地点には、しっかり標識が立てられ、ここが「林道としての終点」であることを伝えている。では、こんな短い舗装林道の、何が今日の目的かって思うだろう?
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だが、見てみろよ、この先にも道が見えるだろ・・・。
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このコンクリートブロックで組まれた擁壁。明らかにこの先にも、かつては車道として開削された道が続いていることを臭わせている。ここに初めて訪れたのはもう5年も前になるが、その時にも明らかに道の続きがあることには気付いていた。ただ、その時はこの奥がどう見てもバイクで入って行けそうもない雰囲気だったこともあり、現在の林道としての終点までを確認して終わりとし、その後再びここへ訪れることも無かった。ただ、やはりこの先のことはずっと頭には残っていたのだが、そこへ、ちょうど696さんがこの奥を徒歩で探索することを考えているとのことだったので、ちゃかり便乗させてもらうことにしたという次第であります(笑)。
今日は皆さまにも、我々と一緒にこの天狗岩線の本当の終点までを見ていただこう。
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さあ、この先はいったいどんな道が待っているのか。早速歩きだすと、いきなり路面は下草が生い茂り、この1枚だけ見れば、本当にここが車道であったのか疑わしいような光景が広がっている。実際、ここへ足を踏み入れた瞬間、実はもともとの車道もこの辺りまでしか無かったんじゃないか、という思いが頭をよぎってしまった。
路面や斜面を覆う細い葉の植物は、696さんによると「オオバノイノモトソウ」というらしいが、その葉に隠された足元には石くれがゴロゴロと散乱し、歩くのに注意が要る。
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ただ、その区間を過ぎると道はやや穏やかさを取り戻す。路面は相変わらず下草に覆われているが、その下草が朝日に照らされ、眩しく輝いている。実に綺麗だ・・・。
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その先でも路面には、やはり所々で斜面から崩れ落ちて来た瓦礫などが押し寄せ、もう車両の通行は不可能な状態となっている。
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そんな道を進んでくると、突然路肩にコンクリートの擁壁が現れた。幅員も広く、先ほどまでの荒れ具合からは想像も出来なかった、実に林道らしい姿だ。現行の終点を越え、すでに管理の放棄されているであろう道の奥が、ここまでしっかりと造られた道であったことには少なからず驚いた。
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しかしその路上には、やはり斜面から崩れ落ちて来た岩石が散乱している。
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その場所から頭上を見上げると、かなり大きな岩の塊が斜面からせり出している。これでは頻繁に岩石が落下してくるのも止む無しか。そもそもこんな地質の場所に道を通したことが間違いだったんだろう・・・。
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すげえな、もうひっちゃかめっちゃかだ。こんな状態の区間がずっと続いているので、これでは維持管理を諦めて、林道としての終点の位置を比較的安全な地点まで下げたというのも無理からぬことであっただろう。
・・・でも、かつては人によって造られた車道が、こんな姿になってひっそりと山の中に埋もれているなんて、萌えるロケーションだと思いませんか?あー、ここにBAJAを連れて来て写真に収めたい(笑)。
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更に進むと、一見終点かと思わしき地点に出くわした。あの先で土砂崩落によって路盤が流されていたのだが・・・。
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(↑画像にカーソルを合わせて下さい。)
その崩落地点のすぐ上で、何やら金属の物体を見つけた。最初、そのシルエットからトロッコの車輪か何かかと思ったのだが・・・。
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近づいてみると、どうやらハンドルのような形状をしている。ただ、それは直接岩盤に突き刺さり、触ってみたものの全く動かせる気配は無い。尤も、本当にハンドルかどうかすら分からないが・・・。きっと真の勇者なら引きぬくこともできたのだろうが、ヘタレのナノレカワでは太刀打ちできませんでした。
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◆2013/09/16 追記
この物体について情報が寄せられました。
トラックのリヤアクスルシャフトだそうです。
しかし、そんなものが何故こんなところに・・・?
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その崩落地点を越えるその先には、おお、掘り割りが見えている。
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まるで森林軌道が通っていたかのような、緩やかで美しいカーブを描く掘り割りだったのだが、こんなときに限ってピンボケだよ・・・。696さんがバッチリ綺麗に画像に収めているのでそちらをご覧ください(TT)。
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道は再び穏やかさを取り戻す。あの先の明るい地点では僅かに谷側の木々が開けている。
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この廃道区間で僅かに一か所、視界が開ける地点だ。雲を纏った山の姿が美しい。気温はまだまだ高いが、周囲の空気は徐々にではあるが秋の気配を漂わせ始めているようにも見える。
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再び鬱蒼とした林に囲まれた道を進むと、前方に何か見える・・・。
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まさかこの道の奥にガードレールが現れるとは思ってもみなかった。しかも、ちょうど斜面から押し寄せて来た土砂をせき止める格好になっていて、路面(?)はガードレールの背よりも高くなってしまっている。この光景、物凄くテンション上がる!
このガードレールを見つけて、しきりに「うぉー、スゲー!」を連発してたので、きっと696さんの目にはナノレカワがアホの子のように映っていたことでしょう(笑)。
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その土砂の先でも、ガードレールはカーブに沿うように延びている。先ほどの擁壁もそうだが、こうしてガードレールが設置されていると、車道らしさがより引き立つな。それに、このガードレール、そんなに古いものには見えない。もしかして、ここが廃道とされてしまったのは、実はそんなに昔のことではないのか?
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しかし、路肩にはところどころで伐採された木が積まれているが、その表面はすっかり苔に覆われて、道が放棄されてからの長い年月を感じさせる。
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ここは全ての区間の中で、最もかつての面影を残している区間だろう。路面こそ緑に覆われているが、ここだけ見れはまだじゅうぶん林道としての利用に耐えられる状態を保っているのに、通行不能区間に寸断されてしまっているのが何とも勿体無い・・・。
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やがて、歩き始めて300m程も来た頃だろうか・・・。
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遂に、車道として開削された区間の末端に到着。ここが、林道天狗岩線の本来の終点だ。ずっと気になっていた天狗岩線の、終点標識の先の全てを見ることが出来て大満足だ!
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見上げれば、周囲は規則的に植えられた杉の林が伸びている。ただ、ここまでの道があんな状態である以上、ここももう管理はされていないのだろうな。
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ただ、終点から奥にも踏み跡が見えるのだが、そこへ向かう地点に、ピンクリボンに書かれた「←入口」の文字が。登山道に使われているとも思えないので、今でも何らかの管理のために人が入っているのだろうか。
ここで696さんと色々と話をしながら休憩をして、再び来た道を引き返す。
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先ほどのガードレールの地点まで戻ってきた。うねるように下る線形に沿うガードレールの姿が堪らなく美しい。
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ただいまー。やっと終点標識の地点まで戻ってきた。さあ、続いて本日2つ目の目的地へと向かうとしよう。
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起点から急激な上りの続く舗装路を1km程進むと路面は未舗装に変わるが、そこから程なくして現れる橋を渡る地点でバイクを停める。
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この橋を境に、ここから先の区間はいきなり路面が荒れだす。以前ここまで来た時に、あまりの路面状態の悪さにここで引き返してしまったのだが、やはり696さんも先日ここで引き返してしまったらしい。こうして見ても、あの先のカーブの辺りから路面が緑色に変わっているのが分かると思うが、ここから先の区間は、つまりそういうことなのだ。この先を歩いて車道の末端まで行くことが、今日のもう一つの目的だ。
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歩き始めると、すぐに道の中央に深い雨裂が姿を現す。ただ、こういうのって写真にとってもなかなか伝わらないんだよなあ(笑)。ホントに、バイクで進むのを躊躇するくらいの溝なんですよ・・・。
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さすがにここまで来ればどんな感じか分かってもらえると思う(笑)。本来は地中に埋もれていたはずのパイプが露出している時点で、この道の有様が理解できると思うが、至る所で路面は抉れ、既に車道としての機能は崩壊してしまっている。
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うおっ、黄緑色のコンクリート!鬱蒼とした杉林に囲まれている所為か、周囲は苔が好き放題に繁殖し、人工物までもがその本来の色を覆い隠されてしまっている。
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そして、やはりここでも路盤は失われ、地中に渡されたパイプがその姿を見せてしまっている。最近、陣見線や存沢線で、廃道状態から一転して路面を整備されたような状態を見ていたので、この茶平線でももしかして・・・という期待もあったが、ここは以前訪れたときから全く変化していない。先ほどの天狗岩線とは全く異なる路面状態だが、どちらも車両の通行が不可能と言う点については共通している。
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苔生した石垣が堪らなく美しいが、ボコボコに抉れまくった路面は一面を緑に覆われ、とてもここが車道であったとは信じがたい光景となっている。
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そんな荒れた道を進んでくると、歩き始めてまだ100m程しか経っていないと思うが、突然車道としての終点に行きついた。先程の天狗岩と比べて、ずいぶんあっさりと終わりになってしまったな。
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その終点の先には道標が立てられ、橋を渡って登山道へと続いている。歩いて様子を見に行くと・・・。
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ふ、踏板流失!
まあでも、そのすぐ脇で沢を渡れるようにはなっていたけどね。
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終点から今上がってきた道を振り返る。先ほどの天狗岩線は小鳥の囀りだけが響いていたが、この茶平線は、道に沿って流れる沢のせせらぎが耳に優しく響いてくる。
そういえば、この道を歩いてくる途中で、斜面に幾つかの小さな石碑のようなものを見つけていた。こんなひと気の無い山の中に不釣り合いにも見えたが、この茶平線の途中で少し山の中に入ると、かつての集落跡があるらしいので、かつてここで生活していた人たちに関係のあるものなのかも知れない。
この茶平線が、割とあっさりと終わってしまったために、このあとどうしようかという話になった。696さんが、広河原逆川線の先で分岐する作業道が気になっていると話しているのを聞き、俺もまだその道には入ったことが無かったので、場所も近いしせっかくだから行ってみようということになった。
県道へと戻り、有間峠方面へ向けて走る。で、実は今日、走っている最中ずっとエンジンの辺りから小さく金属の擦れるような音が聞こえた気がしていたのだが、時間が経つにつれてその音がだんだん大きくなってきて、明らかに何か異常が起きている雰囲気になってきていた。途中のトイレで一旦休憩をしたので、そこで異音の原因を見つけようとエンジン回りを眺めてみる。以前、スキッドプレートのボルトが緩んだときに同じようなことがあったので、今回もそうではないかと思ったが、ボルトはしっかりと締まったままだ。じゃあ何だろう、と思ってふと目線を上げると、何と驚いたことに、フランジが外れてエキパイにぶら下がってしまっていた。
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どうやら最初の頃に聞こえていた小さな金属音は、フランジボルトが外れかかっていた音だったようだ。で、そのあとフランジが外れてエキパイを滑り落ちて来たために金属音が大きくなってきた、ということらしい・・・。林道を走っていて、幸いに怪我をしたりとかそういうことはほとんどと言っていいくらい無いんだけど、こういう小さな情けないトラブルは多いんだよなあ・・・。とりあえず、フランジボルトの予備なんて持っていないので、エキパイに下がってこないようにするためだけにタイラップで仮止め。全く意味を成してはいないが ('A`)。
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そんなことがありつつも、目的としていた作業道の入口までやってきた。しかし、ここまで上ってくる途中で、だんだんと怪しい雲が広がってきているのが見えていた。
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空を見上げると、既に山の稜線に架かるくらいにまで低く雲が立ち込めてきている。このままここでのんびりしているのは危ないかもしれない・・・。そう思って、今日はここに入るのを止めて山を下ることにした。始め、有間峠を越えて飯能側に下ろうとしていたのだが、進めは進むほど雲が多くなってきたので、同じ降られるなら林道よりも国道のほうがまだマシだろうと思って、踵を返して秩父側へと下って行くことにした。
市街地へと下るとまだ陽射しは出ていたが、コンビニで休憩をしながら空を見ていると、それでもだいぶ薄暗い雲が多くなって来てしまっている。天気さえよければ、696さんはこの後行きたいところがあったようで、俺も是非行きたかったのだが、これから奥秩父方面へと向かうのはやはり危険だろうとのことで、まだ昼過ぎと言う早い時間ではあったが、大事を取って今日はここでツーリングを終了することにした。
それでも今日は、いままで入ったことの無かった天狗岩線と茶平線の末端を見ることが出来て、とても満足出来た一日だった。きっかけを作ってくれた696さんには本当に感謝なのだ。今度は雨の心配の無い秋晴れの日に、また一緒に走りに行きましょう!
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