@はこちら。
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BAJA君、ただいまー。終始急斜度の続く道を下り、起点まで戻って来た。いやー、楽しかったわナメ沢林道。ずっと坂道を歩きっぱなしだったので、このゲート前で696さんと休憩がてらしばらく立ち話。こんな坂でもタマチャリンさんなら自転車で行っちゃうのかな、なんて話をしてました(笑)。身体がクールダウンしてきたところで、次の目的地へ向かうとしよう。
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R140を引き返し、秩父往還へと入る。このまま二瀬ダムを越えて三峰神社方面へと向かうつもりだが、この道を通るなら、やはりここは素通りは出来ないよね。
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奥秩父の山の斜面に張り付くように広がる栃本集落から見下ろすこの景色。さすが「天空の村」と呼ばれるだけのことはある絶景だ。夏を感じさせるこの青空とも相まって、実に清々しい眺めとなっている。そして、遥か下方にチラリと見える国道がまた実に良い!山の谷間に覗く舗装路って非常に萌える!
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二瀬ダムから県道278号線に入り、三峰神社を越えたところで続いての目的地、林道大血川線となる。こちら側からは終点からのアプローチだ。
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林道終点から県道側を振り返るとこの景色!遥かに連なる奥秩父の山々と、その上に流れる雲の組み合わせが素晴らしく美しい。この先の林道から見る景色も楽しみでウズウズしてくるぜ!
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で、林道に入ってすぐ、バリケードによって路面の半分程が囲われている地点があるが・・・。
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な、なんだこれ!?土砂崩れによって、コンクリートの法面が路上に倒れてしまっている。こんなの初めて見たぞ!オッカネー・・・。しかも、この斜めに傾いて踏ん張っている部分も、いつこちら側に倒れて来てもおかしく無いような状態だ。確かに路上には車も通れる程の幅は残されているが、こんな状態でよく道を開放したもんだな・・・。
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ただ、そこを過ぎてしまえば、あとは他に危険となるような場所は見当たらない。トンネルの前の視界が開けた場所で、斜面に登ってBAJAとセローさんを見下ろす。ここからの眺めも、この大血川線の中の好きな景色の一つだ。道の向こうに広がる緑の山肌に、斑に落ちる雲の影が実に美しい。
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道に降りてもう一枚。広い空が実に気持ちいい。あー、もう最高だぜっ!
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そして、トンネルを越えて現れる、この大血川線のハイライトとなる地点。急峻な斜面に穿たれた道から見るこの絶景!
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ここからの景色は、やはり何度見ても素晴らしいな。今年は例の大雪の影響で冬季閉鎖の解除が遅れていたようだが、この鮮やかな緑と青空の中の大血川を、またこうして走ることが出来て本当に嬉しい。
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更に先へと進めば、今度は遥か遠くまで見晴らすこの景色!
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くどいようだけど、とても梅雨時期とは思えないこんな快晴の日に走ることができて大満足だ。何に対して言ったら良いのか分からないけど、あー、本当にありがとう(笑)。
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起点近くまで下り、太陽寺への入口の手前にある広場でちょっと休憩。実は一度ちょっと通り過ぎちゃったんだけど、あまりに眺めが良いのでUターンして戻って来た。
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見上げれば、周囲はぐるっと山に囲まれている。さっき見てきた、遥か遠くまで見渡せるような景色も良いものだが、こうやって山々がギュっとひしめき合っているような景色もすごく好きなんだよな。ここで昼寝でもしたら相当気持ちいいだろうなあ(笑)。
しばしの休憩の後、このまま大血川線の起点を抜けてR140へ戻り、次の目的地を目指す。
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R140〜R299と走り継いで飯能に入る。吾野駅の脇にある踏切を越えたところが本日最後の目的地。それは・・・。
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旧タイプ標識でおなじみの林道坂本線です。今日はこの標識とニューレッドアロー号とのコラボを撮るためにここまでやって来たのだ!
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・・・というのはウソで、本当の目的地はこちら。踏切を越えて直進方向に延びる林道アズサズ線だ。
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この「アズサズ」という路線名も珍しい名前だ。恐らくはこの周辺の地名に由来するのだろうが、そういえば、林道を巡っているとよく目にする「指」と着く地名や路線名があるが、この「指」は「サス」と読み、焼畑を意味するということを読んだことがあった。このアズサズの「サズ」も「指」に由来しているのだろうか。ただ、「サス」「ザス」という読み方はあっても「サズ」というのは他に聞いたことが無かったので、いままでこのアズサズ線を「指」に結びつけて考えたことが無かったのだが・・・。そもそも「アズ」って何だ?
(東京学芸大学リポジトリに、「サス地名」についてのpdf資料があります。)
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それはともかく、このアズサズ線も、起点にバイクを停めてここから先は歩いて進んでいく。その路面はというと、起点から一面緑色に覆われている。林道として管理されている様子はあまり伺えないが、僅かながら車両も通行することもあるようだ。
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それは何故かというと、起点から100m程も歩いてくると、右手に岩殿観音窟石龕へと続く参道が分岐している。ここへのアクセス道として、このアズサズ線が利用されているようだが・・・。
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その分岐を越えて林道の本線を進むと、路面にはいきなり深い雨裂が抉れ、道は既に廃道状態と化している。このために起点にバイクを停めて歩いて来たのだ。
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溝にカメラを突っ込んで撮ってみたが、どれだけ大きい溝か分かってもらえるだろうか・・・?
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道の真ん中には深い溝、そして路肩は沢に落ち込む崖と化し、路面は苔生した一本橋状態。お、恐ろしくてバイクで進んで来ようなんてこれっぽっちも思わないんだぜ。
以前来た時も、この路面状況を見てここで引き返してしまったために、このアズサズ線は未だ終点を見たことが無い。今日は歩いてこの道の終点を何が何でも見届けてやる!
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雨裂の抉れた区間を過ぎると、路面の状況はやや落ち着きを取り戻したように見えるが、それでも廃道状態に変わりは無いワケで・・・。
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んー・・・、緑が深くなってまいりました。もはや完全に「林道」としての機能は失われているだろうが、それでも未だにアズサズ線の起点標識が立っているのは、もはや岩殿観音へのアクセスの目印のためだけに存在しているんだろうな。
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うおっ、こんなところに廃棄車両が・・・。ここに放棄されてからいったいどれほどの年月が経っているのかは分からないが、さすがにこの中を覗き込む気にはなれなかったな、だって怖ぇーじゃんかよー・・・。
そして、そんなボロ道を歩き続けていると、突然目の前に・・・。
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Bへ続く。
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