紅葉の中津川林道に会いに行こう
2015/10/24 埼玉県秩父市・中津川林道-A〜林道大血川線
 
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 そんじゃBAJA君、そろそろ引き返そうか。
 本当は今この時点でだいぶ腹も減っていたので、ベンチに腰掛けて昼飯でも、と思ったものの、今日はかなりの人数がこの場にいたこともあり、いつになってもベンチの空く気配が無かったので、結局いつもの昼飯スポットまで下ることにした。
 
 落ち葉に囲まれ、冬枯れた幹が路上に描くストライプの中を走る。この季節ならではのこの光景は、林道で見る景色のうちでも本当に美しいものだと思う。
 
 やっと昼飯スポットまで下って来た。中津川林道から立体交差で分岐する奥秩父林道だ。
 
 分岐地点にBAJAを停め、荷物を持って歩いてきた。お昼タイムの間だけ、ちょっとお邪魔しますよ。
 
 あれ?この場所にこんな標識あったけ?見たところまだ真新しい感じだし、つい最近になって立てられたのかもな。
 それにしても、ここから奥へと続く道を見て、(この先は一体どうなっているんだろう)なんて思ってた頃が懐かしいな(笑)。そのうち、あの先の景色もこの目で見てみたいし、いずれ再訪しないとな。
 
 さあ、やっと昼飯だ。周りは枯れ葉ばかりだし、山火事には注意しないとな。リス君とのやくそくだ!
 
 チェーンゲートの内側から立体交差の橋を望む。暖かな色彩を湛えた日差しが、車両の往来もなく、一面を落ち葉に覆われた路面を照らし、微かな風に煽られて舞い落ちる葉が、また路上に静かに降り積もっていく。何という静かな景色だろう。
 
 ようやく腹は満たされたけど、結構いい時間になっちゃったなー。この季節の谷合は日陰に隠れるのも早いし、あともう一本行きたいところがあるので、ちょい急ぎ足で向かうとしよう。
 
 おっ、ここは日陰ではあるけれど、西日に霞む空気の中、川面に反射する紅葉の色彩が実に綺麗だ。
 
 戻りはさっさと走りぬけてしまおうと思っていたのに、こんな景色の中では、やっぱりそんなの無理だよう。鮮やかな紅葉に包まれたダート路をのんびりと走ることに、得も言われぬ喜びを感じる。
 
 やはり秋の中津川林道は最高以外の何物でもなかった。今年もこんなに素晴らしい景色を見せてくれてありがとう。次にBAJAと来るのは来年の冬季閉鎖明けかな。これからもよろしくな中津川林道。
 
 さて、突然ですがここは秩父往還、栃本関所跡前から見下ろす栃本集落です。ちょうど次の目的地への途中なので、やはりここは立ち寄って行かないとな。
 
 標高750m程に位置し、天空の集落などとも呼ばれるここは、奥秩父最奥、すなわち埼玉県最奥の集落なのだそうだ。だいぶ陽も傾いてきたが、西日に霞むこの光景も、幻想的な雰囲気を纏い実に美しい。
 
 その先で、大規模に斜面が伐採された地点に出た。お、前に来た時こんなに開けてたっけな?
 
 二瀬ダムから県道278号線へ入り、三峯神社の脇をもう少しだけ先へ進むと、林道大血川線へと辿り着く。終点となるこちら側から起点に掛けて、約12kmの道のりだ。
 
 林道に入ると、早速この景色がお出迎え!赤、橙、緑と、様々な色が混ざり合って実に深みのある色彩を山肌に描き出している。
 
 そして、この林道へ来たら必ず写真を撮る地点・・・なのだが、ちょうどこの場所が逆光になってしまっていて、撮ったはいいけど何だかとく分からないな(笑)。肉眼で見ると、シルエットでグラデーションを描く山々の稜線が実に美しいんだけどね。
 
その地点のすぐ目の前に三峰トンネルがある。そしてこのトンネルを抜けると、ナノレカワ的にこの大血川線における一番のビュースポットに出る!
 
 ・・・んだけど、うわ、この時期のこの時間に来ると、この場所ってこんな日陰になっちゃうのか。(ちなみに初夏のこの場所の景色はこんな感じ。)
 しかも、日陰に入ったとたん、何故か路上が一面、雨の後のようにしっとりと濡れている。何でこんなに濡れてるんだ?その路上にはたくさんの落ち葉も散らばっているので、ツルッと行ってしまいそうでちょっと怖い・・・。
 
 (↑写真をクリックすると別ウインドウで拡大します。)
 暗いなりに何とか撮ってパノラマにしてみた。ところどころ葉が色づいてはいるけれど、やはりここからの景色は陽当たりのいいときに見るのがいいな。
 
 ぬれた路面にビクビクしながら先へと進むと、次第に日向の区間が現れてきた。
 
 大血川線の紅葉も、ちょうど今頃から今週末辺りに掛けてがピークかな。午前中の早い時間に来れば、もっと全線に渡って明るい日差しの中で紅葉が楽しめるかも知れないな。
 
 その後、もうひとつのトンネル、駆ヶ越トンネルを超えて、徐々に起点へ向けて下りとなっていく。
 
 トンネルを抜け出てこの景色を見たとき、思わず「おおおーっ!」と声を上げてしまい、少し通り過ぎたのにわざわざ戻ってきてしまった(笑)。
 
 すいません、写真はあまり上手く撮れてないですけど(笑)、日陰の中から望む、西日に照らされた秋色の山々があまりに美しく、しばらくここで立ちすくんでしまった。
 
 そして、大血川線にきたらなもう一ケ所、ここは立ち寄っていこう。大陽寺の駐車場だ。
 
 周囲を山々にぐるっと囲まれたこの場所。遥か遠くまで山々を見渡せるような景色ももちろん素晴らしいが、まるで山の胎内にいるかのような深い谷合のこの景色も何とも言えず落ち着くのだ。
 
 だいぶ傾いてきた陽射しが、山肌にその向かいの山の影を落とし、僅かに山頂付近の紅葉を照らしている。このコントラストの美しさが本当に堪らない。
 
 午後の霞んだ空気を纏った山の柔らかな雰囲気って、本当に好きなんだよなー。
 そういえば、俺がこの季節の大血川線に来るのって何気に初めてだったんだな。中津川の帰りに、どこに行こうか他にも考えていた場所はあったんだけど、やっぱりここに来て良かったな。
 
 大地川線の起点まで下って来た。これで今日のツーリングはおしまいだ。7月以来の久々の林道だったけど、紅葉真っ盛りの中津川を走ることも出来たうえ、初めての秋の大地川も走ることが出来て、本当に生き返った感じがするよ(笑)。いやあ、楽しかった!
 この後ほんのちょっとだけ時間が出来そうなので、今のうちにまた林道へ行っておくか。さあ、次はどこへ行こうかな?