先日ツイッターから「鎌北湖の桜が満開になった」という知らせが流れてきた。おお、これは行くしかないだろう!
しかし、今週末予定が空いているのは土曜日。問題は早起き出来るかだな。まあ鎌北湖と言えば近場なので、最悪先週のような遅出でも構わないっちゃあ構わないのだけど、ちょうど奥武蔵グリーンライン周辺は、埼玉版の更新の為に幾つか再訪したい林道があったので、頑張って早起きして花見がてらのんびりと回ってくるとしよう。
朝、携帯のアラームで目を覚ますと、.半分寝ぼけた頭で一瞬いつもの平日の朝と勘違いしてしまったが、すぐに(あ、今日はBAJAで出かける日だ・・・)と気付く。早速支度をして家を出て、県道15号〜30号と走り継ぎ、久し振りとなる鎌北湖へ到着すると・・・。
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鎌北湖の湖畔に着くなり、満開の桜並木が出迎えてくれた!これは予想以上にすごいぞ!しかも、今日の天気予報を見た限りではまったく期待していなかったこの青空!もう最高かよ!最高かよ!今日も家を出るときはまだ薄曇りの空模様で、今年は青空の下での桜はほぼ諦めていたんだが、走っているうちにいつの間にか雲も消え去り、まさかここでこんなに素晴らしい景色を見ることが出来るとは思いもしなかった。
湖沿いの道では、たくさんの人が散歩したり写真を撮ったりと、思い思いにこの満開の桜を楽しんでいた。
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ここへ来ると必ず撮影する位置。ここの桜が咲いている時期に撮るのなんて、もう何年振りだろう。
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道の両側に植えられた桜が路上に覆い被さり、淡い桃色のトンネルになっている。いやあ、実に素晴らしいなあ。無駄に何枚も写真を撮ってしまうよ。
ちなみに知っている方も多いと思うが、この鎌北湖は人造湖で、つまり今いるこの道はダムの堤体の上なのだ。で、そのダムの形式はというと、そこは今ちょっと調べてみたら(笑)、中心コア型アースダムって言うんだって。初めて聞いた形式だわ。
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その路上で桜を眺めていると、湖の方向から吹いた突風で、花びらが谷へと舞い散っていった。「桜吹雪」とはよく言ったもので、この景色を見ていると、言葉として意識せずとも、当たり前のように本当の吹雪を思いだす。
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結構長い時間桜吹雪が続いていたので、ちょっと動画も撮ってみた。画質も良くないし、これで現地の感動が味わえるとは到底思わないが、雰囲気くらいは感じ取ってもらえるのではないかと思う。
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やはり、この空と桜の色彩のマッチングは最高だな。
ああ、今年も青空の下の桜を見ることが出来て良かった。それじゃまた次回!
ってわけあるかい!早速グリーンライン周辺の林道へと向かおう。
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鎌北湖を越えて、まず最初にやって来たのは林道権現堂支線。ここは総延長300m程のショートピストンだ。
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いきなり桜とは無縁の世界になってしまったが(笑)、起点から200m程の舗装路を過ぎ、そこから終点まで未舗装となる。
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ここへ来るのもだいぶ久し振りだったが、全くと言っていいほど変わってないなあ。まあ、こんなひっそりとした行き止まりの林道なんて、そう変わりようも無いか(笑)。
あ、ちなみに今回巡った林道の詳細は、そのうち埼玉版で更新しますよ。
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権現堂線へと入り、次の目的地を目指す。道沿いにはところどころで桜が咲き、この先の林道でも春らしい景色への期待が高まる。
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続いて林道宿谷権現堂線を辿ろうと、一旦権現堂線からの分岐を下って来たが、その前にちょっと宿谷の滝を見て行こう・・・と思ったものの、滝を見るには少々ハイキングコースを歩いて行かなければならないようで、今日のボクにはもっと優先させることがある!ということで滝を見ることなくすぐに引き返した。
ちなみにこの写真の上部に写っている構造物は、武甲鉱山と太平洋セメント工場を結ぶ総延長23.4kmにも及ぶベルトコンベアで、その総延長の実に97%というほぼ全ての区間が地中を通るという中で、僅かに地上に出る個所のひとつだ。今日は稼働していたようで、常にゴゥンゴゥン・・・という低い音が頭上で響いていた。
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それでは改めまして、林道宿谷権現堂線だ。さっき終点から下って来たばかりだが、もう一度終点へ向けて上って行こう。
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この宿谷権現堂線、総延長約2.7kmの全線舗装路で、景色としては特に見るべきところもない印象だが・・・。
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途中、一個所で斜面を大規模に伐採してある地点があった。
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ここ最近、各地で花粉対策の為に杉林の伐採が行われているそうだが、ここもその一環なのだろうか。おかげで上を通る権現堂線がよく見渡せる。
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再び権現堂線へと戻ると、道の脇では様々な花が彩りを添えている。この淡い紫の花、名前は知らないけど、何て花だろ?綺麗だなー。
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そして・・・おおおっ!これは俺の大好きなあの花だ!
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シャガである!この白い花びらに描かれた黄色と紫の模様が美しくて、本当に好きなんだよなー。そろそろシャガも咲いている頃だろうと思っていたが、ちょうどいい時に来ることが出来たようだ。
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んん〜、実に素晴らしいねえ。
そうそう、シャガといえば、林道楢沢線の奥の作業道の路面が、一面このシャガで覆われていたけど、今頃あそこはどんな景色になっているだろう。
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続いてやって来たのは林道笹郷線。ここは去年辺りだったかな?今までのボロボロだった標識に変わり新しい標識が設置され、更には起点の位置にも変化があったとのことで、ずっと来ようと思っていた林道だ。
あ、ちなみにここも一旦終点から下って来た後、もう一度終点まで往復してますよ。
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早速その新しい標識を見ると、最近立てられた標識でよく見掛ける豪華(?)リフレクター仕様だ。こういった林道でその仕様にどれだけの意味があるのかはよく分からないが、個人的にはアリだと思います(笑)。
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この笹郷線、道沿いには多くの桜が並び、全線舗装林道ながらこの季節はかなり眺めの良い景色が楽しめることもあり、道中では、多くの自転車乗りが写真を撮りながら坂を登っていた。
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桜並木が途切れる地点では、その先の山並みが良く見渡せる。笹郷線の中ではなかなかのビュースポットだ。この手前のカーブで追い抜いてきた自転車乗りに追いつかれる前に、サクッとシャッターを切って走り出そう。・・・だって、写真撮ってるとこ人に見られるのって、何となく気恥かしいんだよね(笑)。
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この笹郷線、起点から2.6km程の舗装路を上りきり、権現堂線に接続して終点となる。
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その終点のすぐ手前に、一枚の青い真新しい林道標識が立っている。
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林道ではよく見掛けるデザインの標識だが、この笹郷線のものは、実はかなりの大きさがある。上の写真ではBAJAとの距離感で今ひとつサイズ感は分かり辛いかもしれないが、実際現地で見るとちょっと驚くくらいの大きさだ。このデザインの林道標識を見なれている方は、是非現地でこの違和感を味わってほしい。
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続いては、林道権現堂線から林道奥武蔵2号線を起点方向に下り、そのまま道なりに接続する林道風影線を進む。この風影線も後でもう一度起点から上ってくるのだが、その前に、風影線の更に先にあるもう一つの林道へ向かおう。
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風影線の起点からもう少しだけ下った地点に、この林道風影東沢線がある。ここも総延長500m程の短い行き止まり林道だ。
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起点から100m程の舗装路を過ぎると、路面は未舗装へと変わる。
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起点には標識の立っていないこの風影東沢線だが、ここが素晴らしいのは、この路肩に立つ一枚の看板・・・。
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この、治山工事を行った記録を記した看板に、この風影東沢線、並びに風影線の路線名がしっかりと記載されているのだ。こういうのがあるから、道沿いのこんな看板もなかなか侮れないんだぜ!
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起点から500m程進んできたところで、路上を跨ぐ倒木によって道が塞がれてしまっていた。しかし、ここを越えてすぐ先の地点がもう終点だったので、その終点の写真を撮ってこの場を引き返した。
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ちなみにこの写真は、この風影東沢線の起点を入ってすぐに分岐するハイキングコースなのだが・・・。
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・・・これ、どう見ても沢だろ・・・。ちょうどここで林道起点から歩いてきた若い山歩きのアンチャン2人組も、このコースを見て唖然としていたが、林道終点方向を指さし、
「この先でも顔振峠へ行けるんですかね?」
と聞かれたのだが、うーん、確かにこの先には他にも顔振峠へ向かう登山道はあったはずだけど、行けるかどうかは俺にも分からんよ(笑)。
なんてことを言っていた矢先、この上からトレランの人が足を滑らせながら小走りで下って来た。だ、大丈夫ッスか?などと思う間もなく、林道を抜けてそのまま走り去って行った。なかなかすげえな・・・。
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風影東沢線を後にして、改めて先程一旦通過した林道風影線まで戻って来た。ここがその起点、と思われる地点。まあ、ほぼ間違いないはずだが(現在地はここ)。ここから再び奥武蔵2号線に接続する終点まで辿って行こう。
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この風影線、道沿いには民家が建ち並び、現在ではほぼ生活道路として機能しているようだが、その住民が植えたであろうものも含めて、道の両脇には色とりどりの花が咲き誇っている。
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どうですかこの景色!この季節の風影線、一見の価値有りですぞ!まだこの道を走ったことの無い人も、是非一度のんびりと流しに訪れてみて欲しい。
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そうして、道なりに奥武蔵2号線へと接続する終点に到着。起点から僅か1.4km程の短い延長ではあったが、いやあ、実に素晴らしかった。
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そして、その終点からの景色がこちら。淡い桜の花の咲くこの時期も素敵だが、あともう少しすると、今度は鮮やかな新緑に囲まれた景色へと変わる。それもまた楽しみだ。
さあ、そろそろ腹も減って来たし、次の目的地で昼飯にでもするとしようか。
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Aへ続く。
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