久し振りの林道へ。山梨〜長野日帰り林道ツアー!
2016/10/10-A 長野県川上村・林道川上牧丘線
 
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 皆さんこんにちは!BAJAです!いつもナノレカワがお世話になってます!
 先程の乾徳山線を後にして、山梨側の舗装の林道川上牧丘線経由で大弛峠を目指しているみやさんとナノレカワの2人ですが、途中ちょっと気になる林道があったみたいで、ここで一旦停まりましたよ。
 

 ここは林道鶏冠山(西)線といいますが、起点にあるこのゲートで通年閉鎖されています。
 

 でも、その脇の斜面を見ると、なにやら細い道のようなものが出来ていますね?みやさんとナノレカワ、ちょっと歩いて進んで見るようです。もしかして、僕もここから入れちゃったりするのかな?
 

 でも、その道が本線と合流する手前に、こんな大きな岩が置かれていました。きっと、ここからバイクで入ってしまう人に対して、お役人さんが怒ってしまったんですね。これではどうしようもないですね!うーん、残念!皆さんもオイタは程々にね!
 それではレポの続きをどうぞ!
 
 
 舗装の川上牧丘線を一気に駆け上がり、山梨と長野の県境、標高2,365m大弛峠までやってきた。峠に近付くにつれて道を囲う木々も紅葉が色付き始め、さすが一般車両が通行出来る車道峠としては日本最高所だということを感じさせるが、同時に霧まで立ち込めてきてしまい、周囲の景色はこんな感じ。しかもすげー寒い・・・。
 
 霧っていうか、普通に雲の中だよねこれ。写真はたまたまクリアに見えているけど、こうしている間もBAJAを撫でるように目の前を雲が流れていく。写真を撮ったらさっさと進むとしよう。
 
 峠を越えて長野側の林道川上牧丘線(川上村営林道村道川上牧丘(大弛峠)線)を下って行く。峠を越えてすぐの区間は、久し振りと言うことと、下りと言うこともあるとは思うが、こんなに荒れてたっけか!?とびっくりするくらい路面がガレていて、かなり慎重に走っていく。
 そんな道を下っていると、木々の隙間から、これから向かう際の空が晴れて青空が広がっているのが見えた。
 
 うおおおお!さっきまでの薄暗い景色がウソのような快晴だ!
 実はついさっきまで、この後のルートについて、こんな天気だし三国峠も通れないしで、この川上牧丘を往復して雁坂経由で秩父を抜けて行こうか、なんてみやさんと考えていたのだが、この空を見てしまったら、わざわざそっちへ戻る理由はもう無い!この寒さから抜け出すためにも、早くあの場所まで行かねば!
 それはそれとして、そろそろ腹も減って来たので、どこか適当なところで昼飯にしよう。あと少し下ると路肩が広くなった場所があるのでそこに立ち寄るとするか。
 
 さーて、メシにするか・・・っつっても、見て、この寒々しい景色・・・。標高2,000mオーバーでのこんな天気で、さっきからずっと寒くて仕方ないんだが、じっとしゃがんでメシの支度をしていると、追い打ちを掛けるように身体に突き刺さるような冷気が襲いかかってくる。いやー、この時期の大弛峠ナメてたわ・・・。
 
 おおお?急に陽が射してきたぞ!と言っても、流れていく雲の僅かな切れ間から射しているだけなんだけど、とにかくこの先へと進めば、あの青空の下に辿り着くはず!
 
 僅かに色付き始めた木々の中を延びる、石の露出したごつごつな路面を下って行く。そういえば川上牧丘を走るのももう2年振りなのか。時の経つのなんて本当にあっという間だなー。
 
 それにしても、峠付近ほどではないにしろ、この辺りも大きめの石が路上にごろごろと散乱し、かなりスパルタンな路面してやがんなー。
 
 おっと、みやさんが走りぬけていくところカッコよくを撮ろうと思ったのに、またブレちゃったよ。みやさんゴメンよ・・・。
 
 林道を下り続けていくと、徐々に陽に当っている区間も増えてきた。いいぞいいぞ!
 
 こうして自分が走ってるとこを撮ってもらうのもホント久し振りだなー。
 
 お、ここは走る度に写真を撮る地点だ。この周辺特有の砂地質が良く分かるこの場所、好きなんだよね。今日の進行方向は写真の奥から手前側に向けてなんだけど、わざわざUターンしていつもと同じ向きに合わせちゃった(笑)。
 
 更に道を下って行くと、橋を渡ったところでみやさんが停車したので俺も停まると、その奥に巨大な堰が見えた。
 
 んん?こんな場所あったっけ??全然記憶に無いんだけど、周りも結構開けているし、憶えていても良さそうなもんだけどな?
 
 なんて思っていたら、いつの間にかみやさんがあんなところからこっちにカメラを向けているぞ!よし、こっちも応戦だ!
 
 そのみやさんが撮った写真がこれ。お、ここからの眺めもかなりいいじゃん!なんだー、俺も登れば良かったなー。
 
 そんな俺は下でBAJAの2ショットを撮ってた。これ、今回結構お気に入りの写真!
 
このあたりまで来ると、頭上の雲もほぼほぼ途切れ、路面にはBAJAのくっきりとした影が落ちるようになってきた。やったぜ!待ってたよこの陽射しを!!
 
 やっぱり陽射しがあるだけで気分の上がり方が段違いだなー!周囲の景色の発色も鮮やかになるし、ちょうどこの辺りで砂地のフラットな路面になってきて、本当にワクワクしてきた!
 
 で、こういった路面に石が埋まるゴツゴツ路面の上をバイクをガタガタ言わせて走るのももまたとても楽しい!やっぱり川上牧丘は楽しいなあ。
 
 この地点は川上牧丘の中でも特に好きな場所だ。カラマツと白樺に囲まれたこの景色は、何度訪れても溜息が出るほどに美しい。
 ・・・まあ、この写真じゃ白樺はほぼ写ってないけどさ(笑)。
 
 路上に斑に射す光がまた美しくて、こういう場所を走り抜けて行くことに喜びを感じていると、俺って本当に林道が好きなんだよなあー、と改めて思う。
 
 見てくれ!峠までのあの重苦しい空が嘘のようなこの突き抜ける青空を!この陽射しに加えて、だいぶ標高を下げてきたこともあって、ここへきてようやく身体も暖かさを感じるようになってきた。
 
 やっぱり、この陽射しがあるだけでシャッターを切るモチベーションも上がるってもんだ!
 
 ここは川上牧丘に来たときは必ず立ち寄る場所だが、先行していたみやさんが停車していたので俺も後から入って行くと、ちょうどその瞬間を撮影してくれていた。
 
 そして俺もいつものアングルで撮影。仄かに暖色を纏い始めた、西日を受けて輝くカラマツの林がとても美しい・・・。
 
 さあ、川上牧丘もいよいよ終盤。そういえばこの林道を山梨から入って長野方面へ抜けるのって、実は初めてだったかも。
 
 そして、金峰山川を渡る橋に至り、川上牧丘線の長野側ダート区間が終了。久し振りに走る川上牧丘、途中から復活した陽射しのおかげもあって、実に楽しかった!
 
 橋の下には、金峰山川の清らかな水がさらさらと流れていく。変わらず美しい流れだ。
 
 さあ、次に向かうのは、もう走れることは無いと思っていた、あの林道だ!
 
Bへ続く。