@はこちら。
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林道桜木線の支線を片っ端から探索しながら進んでくると、唐突に違う林道の標識の立つ地点に着いた。
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ここから先は道なりに林道上野線となるようだ。何故突然こんなところで・・・と思ったものの、要するにここが渋川市と沼田市の境界なんだな。
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変わらず舗装路の上野線を進んでいると、途中で右手に逸れる分岐が現れた。民家の屋根も見えているし、どうやら集落へと抜けるショートカット路のようだが、ここから見えるだけでもかなり開けた感じで景色も良さそうだ。特に視界の開けない舗装林道をずっと走っているのもそろそろ飽きて来ちゃったし、よし、決めた!ここで上野線から離脱して向こうの道を走るぞ!
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おおーっと!頭上いっぱいに広がる青空とも相まって、これはなかなか良いんでないかい!?このまま標高を上げていく方向へ走り、子持山林道を探すぞ!
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うおおおおーっ!なんだこれ!下手な林道を走るよりも凄い景色だぞ!いやあ、最高だわ!やっぱりこっちへ出てきて大正解!あとはすんなり子持山林道が見つかれば言うこと無しなんだけどな(笑)。
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そんな絶景の道を上り詰めて更に次の道へと接続するが、もうこの時点で、いま自分がドコに居るのかなんてサッパリです・・・。
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さっきからどこを走っていても、東側にはずっとあの山が見えている。残雪を纏った姿が実に美しいが、あれはどこの山なんだろう?と、走っているときは全く分からなかったが、地図を見てみると、あれが赤城山なのかな?合ってる?
ここでツーリングマップルを開いて、次に進むべき道に目星を付けて、一旦国道へ下りてみることにした。
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この先で国道に合流し、少し北上してみたものの、改めて地図を確認すると、今いるこの道を山頂方面へ向かっていったほうがいいような気がしてきて、再度この道を引き返していく。何やってんだ俺(笑)。
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そんなこんなでとにかく当てずっぽうに走り続けているうちに、何となく良い雰囲気の未舗装路を見つけた。どう見ても林道では無さそうだが、方向的にはここを入っても間違ってないだろうし、とにかく先へと進んでみよう。
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足元にはたくさんのオオイヌノフグリが咲き誇っている。家のほうではもうすっかり時期は過ぎたけど、まさかもう一度こんなに満開のこの花が見られるとは。嬉しい限りだ。
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途中で標高を上げる方向へ延びる道を見つけて入り込むと、やがて畑の中に迷い込んでしまった。左手の畑の中では農作業をしている人もいたが、こんなところへバイクで来るなんて一体何をしてるんだろうって思っただろうな・・・。
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畑の中の道に入り込んだ時点でその先も相当アヤシかったのだが、それでもこの奥がどこかへ続いているんじゃないかと思って進んでいくと、道は先細りとなりあっさりと行き止まりになってしまった。しかも、その道に沿ってずっと電気柵が張り巡らされているんだよ。ここで切り返すの結構シンドかったわ・・・。
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適当なところまで引き返し、改めて別の道を上って行く。こちらの道はだいぶ林道っぽい雰囲気を漂わせているし、今度こそ子持山林道が見つかるといいんだが。
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そんな道を進んでいると、左手に分岐する未舗装路が現れた。
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その入り口の脇には、ほぼ文字の消えかけた錆だらけの看板が立っていて、近づいてよく見ると、そこには川田林道と書かれている。路線名の下に微かに残る文字によれば、延長は1,900m程らしい。
いま上ってきた舗装路の直進方向には、どこかの大学の農場と書かれた案内看板も立っていたのでそちらへは進まずに、とりあえずこの川田林道を選んでみることにしよう。
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おおーっ!入ってすぐにこの雰囲気!いいぞいいぞ!ダート楽しい!
道の脇には伐採されたばかりの丸太が積まれ、周囲には芳しい木材の匂いが満ちている。これだよ、林道ならではのこの感じ!やっぱ最高だなー!
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しばらく進むと、右手に分岐する支線を見つけた。結果から言うとこの道、すぐ先で炭焼き小屋に行き着いて終わっていた。もしこの林道に来たとしても、ここは入る必要無いよ(笑)。
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そんな道を進み続けると、U字にカーブした舗装路に突き当たった。川田林道の標識の地点からBAJAのメーター実測で約1.3km。標識に書かれていた延長からはやや短いようだが、そんなことよりとにかく今の目的は子持山林道を見つけることだ。ここはどっちにいこうか迷ったが、やはり標高を上げていく右手(写真左手)の道を上って行くことにしよう。
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その舗装路を少し上って行くと、写真では少し分かり辛いが、乗用車の奥に未舗装路が分岐しているのが見えた。
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入り口付近には標識の類は見当たらなかったが、仮に子持山林道でなかったとしても、ここから見る限り道の雰囲気も良さそうだし、よし、今度はここを進んでみよう!
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入ってすぐに、道の両脇には木材が積み上げられ、ここでも今まさに伐採作業が進められているようだ。
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おっとっと、ここでも右手に道が分岐している。どう見ても支線っぽいから、とりあえずは本線っぽい直進方向へ進むけど、直進が当りならそのまま進めばいいし、もし外れならその時はここまで引き返して右手の道に進めばいい。
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その直進方向の道を進んできたが、緩やかに斜度を上げる道は路面も穏やかで、全体的に光が射し明るい景色が広がっている。この雰囲気、悪くないぞ。
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悪くないどころか、めっちゃ良いじゃねーかこの道!頭上には一面に空が広がり、道の両脇には高い斜面も無く、どうやらこの区間は稜線に程近いところを延びているようだ。これはもしや当りなんじゃねぇの!?
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・・・なんて浮かれていたのも束の間、道は下り勾配に転じ、一気に標高を下げ始めた。
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結構山の奥まで入り込んで来た感じだが、この地点で倒木が放ったらかしとか、ちゃんと抜けられるのか?それに、この道がこのまま下り続けるとして、俺はどこへ連れて行かれるのだ・・・?
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まさかこのまま麓まで下ってしまうのでは・・・なんてことを考えていると、右手に一本の分岐が現れた。
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その道は、本線に沿って流れる沢を、洗い越しで跨いで分岐していた。へえ、珍しいなこういうの。
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で、その先はというと、まるで枯れ沢のような荒れ方で、例によって写真ではその様子が伝わらないのがもどかしいが、とてもこの先に入っていこうという気にはなれなかった。ここは大人しく本線を下っていこう・・・。
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やがて、道の勾配も穏やかになり、先程までの杉林から一転、芽吹いたばかりの広葉樹に囲まれた区間となった。おお、この雰囲気は凄く好きだぞ。実に林道らしい林道といった趣だ。
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先程の舗装路との分岐から約3.9km、ここで次の道に接続する突き当りの地点に着いた。写真を撮ろうとBAJAから降りると、道の脇に一枚の看板が立っているのに気づいた。この林道の標識かな?どれどれ・・・。
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屋形原作業道
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ええっ!ここ作業道だったのか!走った感じはそんなこと微塵も感じさせないような規格の道だったけど、このクオリティで作業道とは、群馬県恐るべし!埼玉辺りの作業道とはまるでスケールが違うぜ(笑)!結果的にここも子持山林道ではなかったものの、実にいい道だった。
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さて、この道の出口はT字路となっていて、左右に未舗装路が延びている。左手は下り、右手は上りとなっているようだが、ここは当然上りを選ぶしかないだろう!今度こそ子持山林道に辿り着けるか!?
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Bへ続く。
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