@はこちら。
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湯の平方面への分岐から、草すべりを見下ろす。こ、こんな急斜面を下っていくのか!
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目を凝らすと遥か下方に、この先に続く道が見えている。一体どうやってあそこに辿り着くのか想像も付かない・・・。
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草原の中に立つタマチャリンさん。人物を介して、この景色の雄大さが少しでも伝わるだろうか。
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足元を見下ろすと、九十九折で下っていく道が見える。先程トーミの頭から見えた道はこの辺りだろうか。
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道の脇の突端に立ち、足元を見下ろすタマチャリンさん。
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途中、こんな感じで岩の迫り出した脇を、ギリギリの幅で交わして行く場所もある。この急斜面の中でのこの状況が、如何に恐ろしいかお分かりいただけるだろうか。
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(↑タマチャリンさん撮影。)
それにしても、本当に凄まじいまでの景色だ・・・。こんな場所によく道を付けたものだと感心するが、ここから見た絶景を前にすれば、あの場所まで下ってみたいという、その衝動も納得は出来る。
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(↑こちらはまあもさん撮影。)
草叢の中に延びる道を、足元に注意しながら慎重に下る一行。
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振り返ったカルデラの稜線を撮影するタマチャリンさん。
下から見上げると、この場所が如何に急傾斜なのかが伝わり安いと思う。
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ふと、道が足元に突き出た岩をそのまま直進するように延びる場所があった。
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この岩場、人の背丈を越える程の高低差があり、うっかり転げ落ちないように殊更慎重に下った。
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進む先を見ても、後ろを振り返っても、もう驚きの声しか出てこない。本当に何て場所だここは・・・。
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おお!まあもさん、めちゃめちゃ絵になってるぞ(笑)!
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正面には浅間山!少しずつ雲の切れ間が出来て、山頂が見えるようになって来た!
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斜面から突き出た巨大な岩の上に、まあもさんが一目散に登っていった!さすがだ、まあもさん!良い景色は撮れたかな?
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徐々に斜度も緩くなってきた。草すべりもそろそろ終盤に差し掛かったようだ。
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雲の流れが速い所為もあって、ここにきて遂に浅間山の山頂が、その全貌を現した!いいぞ、そのままその姿を見せたままにしてくれよ!
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湯の平分岐へといたる直前、道は一旦樹林帯へと入る。
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本当に凄いな・・・さっきからまるで飽きさせることが無いぞこの道は。
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谷を渡る地点で、枯れ沢のような場所があった。タマチャリンさんによると、これは蛇堀川の源流域だそうだ。
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(↑写真はタマチャリンさん撮影。)
現在時刻、11:38AM。湯の平口分岐に到着。
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ここから、賽の河原分岐を経由してJバンド方面へと向かう。
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針葉樹に囲まれた、実に高原らしい雰囲気の道を進む。木々の間から射す木漏れ日が美しい。
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途中、道の真ん中に噴石と思われる岩があったが、その上には何故かケルンが積まれている。
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道端に目を遣ると、様々な種類の茸があちこちに生えている。
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何か・・・美味そうだな。実際、コレが食えるものかは分からないが、人は何故、茸を見ると食べたくなってしまうのだろう??
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現在時刻、11:48AM。少しだけ周囲が開けた地点にケルンが詰まれた場所があった。なかなかに雰囲気の良い場所だったので、ここで数分の休憩を取った。
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そのケルンは、無数の苔に囲まれている。おお、これは美しい!堪らん!
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現在時刻、12:01PM。ケルンから程なく、賽の河原分岐へと到着。
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ここから、直進方向に前掛山方面、そして左手にJバンド方面へと道が分かれるが・・・。
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浅間山の火口周辺は現在、噴火警戒レベル2となっていて、立ち入りが規制されている。火山ガスの放出が続き、間違ってもこの先に立ち入ってはならない。
我々は当初の予定通り、左手のJバンド方面へと進む。タマチャリンさんが言うには、Jバンドまで辿り着けば、ヒムロックやYoshikiがいるかも知れないとのこと!こ、これはたのしみだー!
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分岐を過ぎると、周囲の木々の背丈が低くなり、徐々に景色の見通しが良くなって来た。
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あの辺りが、先程下ってきた草すべりの辺りだろうか。すげえところを下ってきたんだな・・・。
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道がやや小高くなった場所に差し掛かった辺りで、先行する2人が揃って「すげー!!」「すげー!!」と声を上げ始めた。一体、あそこからどんな景色が見えるというんだ!?
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すげー!!
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ここが賽の河原だ!そして、ここに到着したと同時に、浅間山に掛かっていた雲が綺麗に晴れ渡った!何という素晴らしいタイミング!
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右手に浅間山、左手にカルデラに囲まれ、360度どこに目を向けても凄まじいまでの絶景しか見えない!マジで面白過ぎるぞ、このコース!!
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この辺りでどこか昼食を摂れる場所が無いか探しながら歩き、いっそJバンドまで行ってしまおうかという事も考えていたのだが、Jバンド方面から下ってきたグループの助言によると、Jバンドでの昼食はあまりお勧めは出来ないとのこと。なので、この賽の河原で昼食にすることとなった。この余りにも巨大(!)な噴石がバーナーの風除けにちょうど良い役割を果たしてくれた。
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(↑まあもさん撮影。)
いやあ、こんな絶景に囲まれた場所で食う昼飯は最高だよ!
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で、まあもさんはというと、俺とタマチャリンさんがお湯を沸かし始めるタイミングで、何と山頂方面へ向けて歩き始めてしまった!さ、さすがすぎるまあもさん!
途中、まあもさんからタマチャリンさんに「こっちへおいでよ!」とのメールが入ったのだが、俺たち今ラーメンにお湯を入れちゃったばかりだしなあ・・・。ちなみにまあもさん、俺にもLINEを入れたらしいのだが、その通知が届いたのは何故か翌日の朝だった・・・(笑)。
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まあもさん、戻ってきてからも「景色良いから行ってきなよ!」としきりに薦めてくるので、タマチャリンさんと二人で少しだけ登ってみたんだけど、どうせ山頂まで行けないならと、2人揃ってそそくさと引き返してきてしまった(笑)。
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それにしても、もう何度言ったか分からないが、本当に凄い景色の連続だ。これは草すべり方面。
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そして、Jバンドを経て辿る復路は、あの稜線上を歩くらしい!マ、マジか!あ、あんなところ歩けるのか!?
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そういえば、賽の河原で足元にたくさん自生していたこの実。色もサイズもブルーベリーそっくりで、何となく食べられそうだなとずっと気になっていたのだが、帰宅後に調べてみたら、クロマメノキ(別名:アサマブドウ)と言って、ちゃんと食べられるものだったらしく、しかも味もブルーベリーそっくりらしい。素性の分からないものを口に入れるのが怖くて控えていたんだけど・・・食べておけば良かった(笑)。
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当初、この賽の河原で1時間程度は休憩を取ろうかと考えていたのだが、よくよく残り時間を考えると、そんなに余裕は無さそうだと言う結論に至った。昼食を食べて、少しの休憩を取って早々にJバンドへ向けて出発。
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浅間山の山頂へ向けてなだらかに続くこの斜面。周りに何も無さ過ぎて距離感がおかしくなるが、仮にここからあの山頂まで往復するとしたら、一体どれだけの時間が掛かるんだろう・・・。
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カルデラの外輪山へ向けて一歩一歩近づいていく。岩がでか過ぎて、この下に立つと、物凄い威圧感を感じる!こんな写真では、そのスケール感が微塵も伝えられないのがもどかしい・・・!
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カルデラの麓まで来ると、道は斜面に沿って登り始める。
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振り返ると、いま辿ってきた賽の河原の中を延びる道が良く見渡せる。本当に素晴らしい景色だ。草すべりからこの賽の河原までは、何度でも訪れたくなってしまう強烈な魅力に溢れている。
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そして、いよいよこの先にJバンドが待っている。見ての通り、進む先には急峻な崖しか見えず、果たして一体この何処を道が通っているのか皆目見当も付かないが、このときはまだ、ここに今ルート一番の恐怖が待っているとは知る由も無いナノレカワであった・・・。
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い、行くぞ!Jバンド!
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Bへ続く。
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