せっかく盆休みで時間のあるうちに、あと少し林道に行っておきたい・・・。
どこへいこうか色々と考えてみたものの、今年初夏の豪雨災害以降、明らかに通行止めだったり、現在の状況がよく分からない場所も多く、色々検討した結果このエリアなら大丈夫だろうと目星を付けたのが、長野県岡谷市の林道郡!初めて行くエリアなのでめっちゃ楽しみだ!
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今日は「XRで行こう」のみやさんと一緒だ。みやさんとは去年6月の中津川林道ツーリング以来となる。前回はまだBAJAだったみやさんが、XR230に乗り換えてから初めて一緒に行くツーリングだ。
今日は長距離をガッツリと走る予定なので、近所の待ち合わせ場所に朝5時に集合して目的地へと向かう。
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現在時刻7:22。当初、中央道の岡谷ICまで一気に向かう予定だったものの、ノンストップで高速走行を続けていたみやさんのXR230が、途中でガス欠間近になってきてしまったため、急遽ひとつ手前の諏訪ICで降りて一旦給油。ここから下道で、岡谷ICの北側に点在する林道郡へと向かう。
目的地へ向けて諏訪の市街地を走行中、信号待ちで何気なく周囲を見回しているとき、あるものを見つけてしまったナノレカワ。
「みやさん!ご、ごめん!ちょっとUターンしていい!?」
そういってわざわざ立ち寄って撮った写真が・・・。
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これだ!
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黄色い下地に単色で描かれた交通安全の看板!いつ頃から存在しているものなのだろう、だいぶ色褪せてきてしまってはいるが、ほのぼのとしたタッチで描かれた、昭和テイストに溢れた子供たちのイラストは、まだちゃんと判別することが出来るほどには残っている。これは素晴らしい!よく撤去もされず、この令和の世まで残されていたものだ!
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こちらはバスの周囲で遊ぶ子供たちが描かれ、車の近くを横切ることの危険さを教えているようだ。
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こちらは、ワカメちゃんライクな女の子が、弟と思わしき小さな男の子の手を引き、手を上げて横断している様子が描かれている。風船に書かれた「安全運転」の文字も最高だし、女の子の、ケツがギリギリ出てしまいそうな短いワンピースの、いかにも昭和の子供服って感じも最高!この女の子、足は絶対白いタイツ履いてるよね(笑)?
いやあ、朝イチで本当に素晴らしいものを見ることが出来た!これ、もし予定通り岡谷ICで下車していたら見ることが出来なかった物だからなあ。みやさん、諏訪で降りてくれてありがとう(笑)!
というわけで、林道とは全く関係ないけど、興奮のあまりどうしても見て欲しくてガッツリ載せてしまいましたわ!
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さあ、そんな寄り道をしつつ、いよいよ本日最初の林道へと到着!
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標識によると、林道片丘南部線というそうだ。この先には、松本市の市街地を見渡せるような眺めの良い場所もあるらしいので楽しみだ。
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起点標識の向かいにある超獣保護区域図によると、ここを進んだ先で林道片丘線に接続するようだ。
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そして、起点の脇には工事予告看板が置かれているが、そこには工事に掛かる期間が書かれている。どれどれ・・・。
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工事開始は8月17日から。そして今日は16日・・・。
おおお!工事は明日からか!あっぶねええええ!!あと1日ずれてたら入れなかったってことか!まあ、今日が世間一般のお盆休み最終日なので、それを待って工事に入るということにしてくれていたのかも知れない。今日を逃すと、来年の2月末まで通れなくなるところだった(どのみちこの辺りの林道では、冬の間は冬季閉鎖だろうが・・・)。いやあ、今日来れて良かった!
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それではさっそく進んでみよう。道沿いに並ぶ、朝日を浴びた松の木が、埼玉辺りの林道では見られないような風情を感じさせてとても良い。
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森の中に入ると、周囲を囲う木々の葉が、陽の光を受けて眩しく輝いている。まだ林道に入って僅かなのに、一気に夏を感じてなんだかすごく嬉しくなってしまう。
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途中、路面に砂利が敷き詰められ、真新しい路肩の擁壁が造られている場所があった。まだ施工されて間もない様子だけど、明日から始まる工事もこの辺りに関係してるのかな?
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起点から2.4kmほどで、道がヘアピンカーブの頂点に突き当たった。ここで片丘南部線が終わり、ここで接続する、この左右に延びている道が林道片丘線となるようだ。
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現在地はここ。
以前見た雑誌の情報によると、左右どちらへ行っても、その先でループして繋がっている区間があるようなので、先ずはここから下りとなる左手の道を進んでみることに。
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少し進むと、道の周囲は先ほどまでよりもやや鬱蒼とし始めた。
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かと思えば、こんなパッと空が開ける地点が現れたり。
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先行していたみやさんが、ループする分岐を探しながら走っていると、どうやらそれらしい作業道?を見つけたものの、残念ながらその入り口はロープで閉じられていた。地図と照らし合わせても、他に目ぼしい分岐は見つからなかったので、恐らくここなのだとは思うが・・・。
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それらしい分岐に入れなかったので、念の為そのまま道なりに下ってきてみたが、最終的に舗装路に出てしまった。このまま下ると集落に出てしまうようなのだが、ここが林道片丘線の起点、ということになるのかな?あいにく林道を示す標識の類は見つけられなかったが・・・。
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という訳でループは出来なかったので、片丘南部線の接続地点まで戻り、そのまま道なりに片丘線を進む。
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このエリアに入ると、植生も高原らしさを感じさせ、路面も穏やかで走り易く、明るい木漏れ日とも相まってめっちゃ楽しくなって来た!
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斜面の木々が伐採され、見通しが良くなった場所で先行していたみやさんが停まっていたので、ここで一旦休憩。天気は良いけど、その分めちゃくちゃ暑くもあるので、こまめな水分補給は欠かさないようにしないと。
で、休憩を終えて再び走り出すと、その目と鼻の先で・・・。
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ここかあ!眺めの良い場所ってのは!眼下の平野一面に、松本市の市街地がミニチュアのように広がっている。あまりの爽快さに、しばらくここからの景色に見入ってしまった。初っ端の林道でこんな景色が見られるなんて最高の気分だぜ!
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後からみやさんも上ってきたので、手招きをして「ここ!ここ!」と指を差す。せっかくならここで休憩にすれば良かったね(笑)。
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その先も道は穏やかに未舗装路が続いていく。去年の台風被害以来、なかなか走れる林道を探すのも大変な感じだったけど、こんな素敵な林道が無傷で残っているなんて、ちゃんとあるところにはあるんだなあ。
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途中、木陰に潜んでいたみやさんに撮ってもらった(笑)。
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しばらく行くと、舗装路に突き当たって片丘線の終点となった。片丘南部線との分岐から約4.2km、起点と思わしき未舗装路の入り口からはトータルで8km弱といったところかな?
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この後は、せっかくここまで来たので、ここから東側にある高ボッチ高原を経由して次の林道へと向かうことに。
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途中、見晴しの丘に立ち寄り。正面に見えるあの歩道を上って行ったところにある。
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歩き始めてすぐに到着。正面には諏訪湖も見えていて、「見晴しの丘」というだけあって、さすがになかなかの眺めだ。
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この周囲は「お花畑」と名付けられていて、一体に多様な花が咲いていた。ぽつり、ぽつりとだけど(笑)。これは時期的なものなのか、それとも元々こういうものなのか。
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他にも撮ってたんだけど、手ブレしちゃったのでこれだけ(笑)。
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駐車場に戻り少し休憩。それにしても雲が綺麗だ。ザ・夏!って感じで嬉しくなっちゃうね。
この後は、この高ボッチ高原を下ったエリアの林道郡へと向かう。
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Aへ続く。
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