長野県岡谷市周辺の林道郡へ!
2020/08/16-A 長野県岡谷市・岡谷IC北エリアの林道郡
 
@はこちら。
 
 高ボッチ高原を経由して、次の目的の林道があるエリアまで下って来た。まずは林道塩嶺高ボッチ山線からスタート。
 
 場所はここ。
 序盤は舗装路で、舗装区間の途中から次の分岐する林道に入っていくが、その先でいくつかの林道を走り継いだ後に、再びこの塩嶺高ボッチ山線の未舗装区間に合流して周回する予定だ。
 
 起点から少し走ると、「西堀区野火監視所」と書かれた場所があった。ここ、何がすごいって、野火監視所というだけあって、上の写真でも分かると思うが、結構な数の「山火事注意」の幟や看板が設置されている。そして、その中には、ずっと探していたまといリスの看板も!それが・・・。
 
これだ!!
 
 このまといリス看板、ずっと見たかったやつなんだよおおお!やっとこの目で見ることが出来た!
 
 ・・・え?どこにまといリスがいるんだって?ふふふ、看板の右下をよく見てごらんなさい。
 
 ここ、ここ!ここですよ!!「エッヘン」タイプのまといリスがしっかり描かれているでしょう!小さいながらも、しっかりとまといリスと分かるこの存在感!実に素晴らしい!
 
 そんなまといリスを見てハイテンションになったまま、次の林道真那板平線に到着。
 
 場所はここ。
 写真には写っていないが、塩嶺野外活動センターという建物の向かいに入り口があるのですぐに分かると思う。
 
 入り口から未舗装の林道に入るとすぐに、伐採された木材が山積みされた場所がある。さすがに今日はお盆で休みのようだが、現役の林道としてしっかりと活用されているようだ。
 
 その先で道がいくつかに枝分かれしている地点に出た。遠目に見ると一瞬どれが本線か迷ったが、左手にカーブしていく道が正解で、正面と右手に逸れていく道は作業道のようだ。
 
 路面はしっかりと締まっていてとても走りやすい。
 
 こちらでも木々の緑を透かして降り注ぐ日差しに、ついつい目を奪われてしまう。
 
 周囲の景色もとても綺麗で、こういう林道を走っていると頻繁に停まってシャッターを押しまくってしまう。
 
 起点から約2.2kmで真那板平線(写真左奥)の終点になり、ここで林道堤洞線(写真右側、縦に延びる道)に突き当たる。ここを左手(写真右奥)へ進むと先ほどの塩嶺高ボッチ山線方面に抜けると思うが、今日はこのエリアの林道を周回していくために、ここからは右手(写真手前方向)に進んで行く。
 (ここから先は道なりに林道を走り継いで行くのでマップは割愛。)
 
 この一体の林道は、もともと地質が強いのか、それとも常日頃からの整備がしっかりと行き届いているのか、とても走りやすい路面が続いている。
 
 かと言って、ガードレールのような構造物もほとんど見られず、より自然の中を抜けていくような印象を感じながら走れるのはとても嬉しい。
 
 真那板平線から入ってこちらも2kmほどだろうか、(写真左奥から来て)堤洞線の標識が立つ地点に着いた。ここで接続するのが次に走る林道大蛇組線(写真手前、左右に延びる道)だ。
 
 ここで少し休憩し、ここは大蛇組線を左手(写真奥)へと進んで行く。
 
 お、このエリアに入ってようやく空が開けた地点に出たぞ。
 
 その先は再び緑に囲まれた区間を進んでいくが、この周囲はカラマツ林なのかな?木々の隙間を縫って明るい日差しが差し込んでくるので閉塞感は無く、とても爽快な空気に満たされている。
 
 こういう植生の中を走っていると、ちょっと遠出してきたな、って感じがして嬉しいんだよね。
 
 路面は適度に走りやすいし、周囲の景色は綺麗だし。ホント嬉しいなあ。
 
 ああ!これこれ、これだよ!こういうのを期待してたんだよ!もう最高じゃねえか!
 
 なんて浮かれながら走っていると、突然路面に異変が。な、なんだこれ!?
 
 ま、丸太舗装??
 これ、道の進行方向に沿って丸太を並べてあるので、4輪なら問題ないだろうけど、バイクだと丸太の間の溝にタイヤを取られてちょっと怖いんだぜ・・・。
 
 そんな路面を観察しながら写真を撮っていると、後ろからみやさんが来たので急いでシャッターを切ったけどボケちゃった・・・。
 
 その先で停まったみやさんにも撮ってもらったよ!
 
 そのおっかなびっくり丸太舗装ゾーンを抜けると、ふいに周囲が開けた区間に出た。
 
 おお!こんなとこから諏訪湖が見える!電線が視界を横切っているが、林道から見る景色だと何故かこういうのも許せちゃうんだよねー。いや、いい!いいぞ!
 
 その電線は、林道と並行するように連なる送電鉄塔と共に遥か遠くまで続いている。
 
 いやあ、雲が綺麗だ・・・。
 
 あの真ん中に建つ鉄塔、この写真をツイッターに上げたところ、「ヤギの顔に見える」と言われてから、もうそれにしか見えなくなった(笑)。ちょうどいいところに「目」が付いてるんだよね。
 
 堤洞線から入って5.6kmほど進んだところで、大蛇組線の標識が立つ地点についた。位置的に考えて、こっちが終点かな?
 
 そして、この大蛇組線がここで接続するのが、先ほどこのエリアに入って最初に通った林道塩嶺高ボッチ山線の未舗装区間だ(写真左側、縦に延びる道)。この林道は行き止まりの道なので、一旦終点(写真奥方向)まで行き、戻りはこの塩嶺高ボッチ山線を起点まで下って行く。
 
 お、まといリス発見!これは過去に見たこともある物(標語も)だけど、この一帯はまといリス看板が多くて嬉しくなっちゃうな。
 
 道は見ての通り、相変わらず走りやすい路面が続いている。各地では去年の台風や、今年春頃の豪雨の被害などが色濃く残る林道もあるが、今日はそういった状態が全くと言っていいほど見られず、実に穏やかに走ることが出来ている。これは、このエリアに急峻な地形が無いことが幸いしているのかもしれない。
 
 綺麗な森だ・・・。轍の間に生える雑草まで愛おしく思えてくるよ。
 
 みやさんも快適そうに走っております。
 
 こんなに夏らしい天気の中、こんな楽しいエリアを走れて本当に嬉しいなあ。
 
 と、そんな道を気持ちよく走って来ると、道が少し広くなった地点を通過して、そのすぐ先で・・・。
 
 ガビーン!とうとう行き止まりと相成りました!
 ここは荷直峠というらしく、この右手には登山道が続いている。そして、何となくこの先にも作業道レベルの道が続いているようにも見えるが、これはどうせすぐになくなるだろう・・・。
 
 それにしても・・・日向は暑い(笑)!
 さあ、それじゃあ起点に向けて引き返そう。
 
 先ほどの大蛇組線の接続地点まで戻って来た。ここからは真っ直ぐに塩嶺高ボッチ山線を下る。
 
 ここは先ほど通過してこなかった区間だが、この一帯はどこを通っても、美しい景色に包まれた走り易い道が続いている。
 
 うほほほほ、もう最高すぎて変な声が出る!
 
 その道を真っ直ぐ下ってくると、右手に先ほど走った堤洞線が分岐していた。お、あの道はここから続いていたのか!
 
 ここで後方からみやさん登場。さっきから何度かみやさんを撮ってるんだけど、ことごとくブレてしまうな・・・。
 
 それにしても、この一体にこれだけ林道が張り巡らされていて、その上何の規制も無く通行することが出来るなんて本当に羨ましい限りだ。
 
 荷直峠にあった終点から下ること約4.7km。ここで塩嶺高ボッチ山線の未舗装区間が終わった。
 
 そのまま起点近くの富士見台展望台まで戻り、休憩がてらこの後のルートを確認。
 このエリアは、、都合4本の林道を走り継いでぐるっと周回してきたわけだけど、夏の眩しい緑に包まれた景色と相まって、かなり気持ちよく走ることが出来て、実に楽しかった。やっぱり今日来て良かったなあ。
 さあ、この後は長野自動車道を挟んだ南側へと渡り、ナノレカワにとって9年ぶりとなる林道へと向かう。
 
Bへ続く。