Aはこちら。
@はこちら。
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これだ!!
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まといリスならぬ ホースリス である!
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いつものリス君が、「まといリス」のシンボルとも言える「まとい」を持たずに、なんと消化ホースを手に放水して消化活動に勤しんでおります!この図案、林野庁の山火事注意看板のデザインサンプルでその存在は把握していたのだが、ついに、ついにこの目で見ることが出来た!感無量である!
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そこから塩嶺王城パークラインを少し進むと、右手に未舗装路が分岐している。ここから次の目的地である林道王城枝垂栗線へと入る。
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場所はここ。
王城枝垂栗線の正式な起点は、あともう少し西側へ進んだ地点にあるのだが、みやさんによると、ここから入った先に展望台があるらしい。俺はこの展望台に行くのは初めてだ。それでは行ってみよう。
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未舗装路を400mほども進んでくると、道から少し外れた小高い位置にあるのが、この「しだれ栗展望台」だ。さっそく登ってみよう。階段が組まれた鉄骨の頭上のスペースが低くてちょっと登りづらく、何度も頭をぶつけそうになりながらてっぺんまで登ってくると・・・。
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またしても諏訪湖だ!湖面には遊覧船と思わしき白い点も微かに見えている。真っ青な夏空に浮かぶ白い雲とも相まって、実に爽快な景色だ。
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山なみに連なり越えていく越えていく送電鉄塔が!おおお、これ、すごく好きな情景なんだ!最高!最高!
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展望台からの景色を堪能し戻って来た。その展望台の下にはアジサイが咲いていた。この時期にまだこの花を見られるとは思わなかったな。
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さあ、いよいよ王城枝垂栗線本線に合流だ!ナノレカワにとって9年ぶりとなる王城枝垂栗線、楽しみだぜ!
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この王城枝垂栗線、以前来たときも走り易い路面が続いていた印象があったが、久しぶりに走ってもその印象通りの穏やかな道が続いている。
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そして、この道はほとんどの区間が山の稜線に沿って延びているので、道の両脇とも開けた場所が多く、木々に囲まれながらも、道よりも高い位置の斜面がほとんど無いおかげで、日差しが四方からたっぷりと注ぎ込む開放感の感じられる空間となっている。こんなに素晴らしい林道が災害にも会わず、規制も無く走れる状態で維持されていることは本当に素晴らしい!
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そんな道を気持ちよく走っていると、道の脇に黄色い看板があった。いつものくせで看板の内容を確認しながら通過しようとすると・・・。
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ああっ!こ、こんなところにもまといリスが!
この看板は完全に初見のもので、一見すると何てこと無い公団造林の公示看板だが、右下に小さくまといリスが描かれているではないか!看板には「火気に注意しましょう」と、ここだけ赤文字で強調して書かれていて、それに合わせてまといリスも描かれたのだと思うが、ナノレカワ的には、単なる公団造林の看板にまといリスを載せたいがために、わざわざこの一文を添えたんじゃねーの?なんて妄想をしてしまう(笑)。
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ここに描かれているまといリスは、まといを抱え込んだスタンダードなポーズのものだが、サイズに合わせてディテールを僅かに省略したタッチとなっている。
おいおい!長野はまといリスの宝庫かよ!素晴らしすぎるぞ!
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さあ、どんどん進んで行こう。道は極端なアップダウンもなく、穏やかな路面のまま緩やかな蛇行を繰り返して続いている。
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周囲を覆う木々から差し込む木漏れ日の中を走っていくと、その光がまるでモールス信号のように小刻みに目に飛び込み瞬いては次々と流れていく。極上の天気の中を走る喜びに溢れる一瞬だ。
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みやさんとは、景色の写真を撮りながら走るというスタイルも似ているので、それぞれ思い思いに走っていても、必然的に走るペースは同じような感じになるので、ちょいちょいお互いに追い越す姿を撮り合って進んで行くのだ。
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ため息が出るほどの極上のフラットダートだ。もっと近場にもこんな林道が欲しいなあ(笑)。
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しばらく走って来ると、見覚えのある分岐に着いた。ここを写真左手方向に進んですぐの鶴ヶ峰という場所に日本中心の標があるので行ってみよう。
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その道を進んですぐの、ほんの短い枝道の末端に置かれた、これが日本中心の標だ。本当に、なんでこんなひっそりと奥まった場所に?と思うが、それだけ正確に計測しているってことなのかな?(計測の仕方によって、日本には他にもいくつかの日本の中心を主張する地があるらしいが・・・笑。)
前回来たときは、BAJAと、そして自撮りでそれぞれ記念撮影をしたが、今回は標の写真だけ撮って済ませた(笑)。
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そこからもう少し進んだ行き止まりの地点に、「日本中心の展望台」がある。ここは前回訪れたときにも立ち寄ったが、ここからの景色はこんな感じ↓。
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正面に辰野町の市街地が見下ろせる位置ではあるのだが、ちょうど真ん中に聳える山のせいで市街地がすっぽり隠されてしまっているんだなー(笑)。まあ、ここから360度ぐるっと見回せる景色はちゃんと開放感のある素晴らしいものなので、ここに来たら是非登ってみて欲しい。
ちなみに、この王城枝垂栗線の途中には、こことは別に「日本の地理的中心ゼロポイント」という場所もあり、そこと先ほどの中心の標は何が違うのかと思って調べたら、ゼロポイントは眺めの無い山中にあるため、眺めの良い場所のあるこの鶴ヶ峰に場所をずらして日本中心の標と展望台を設置した、ということらしい。ん?ってことは、厳密な中心の座標というわけでもないのかな(笑)??
さらに、みやさんによると、自治体によるこの中心の標への観光誘致強化のために、この周辺の舗装化も検討しているような話があるらしい。いやいやいや、これだけ走り易いフラットダートならアスファルトなんて必要ないですから!考え直してくださいね辰野町さん!
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鶴ヶ峰を後にしてさらに先へと進む。穏やかなストレートの途中に、道の脇に石碑が置かれた場所がある。
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これは前回のレポでも触れたものだが、改めて紹介したい。石碑には、
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古里の どの山からも 雪がくる
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との俳句が刻まれている。この句は「江ほむら」という、大正9年に辰野町に生まれた俳人によるものだそうで、これ以上ないくらい簡素な語句のなかに、この地で生まれ、この地で生きてきたからこそ紡ぎだせたような、じんわり沁み入るような深みを感じて、この句を空で言えるくらいには気に入っていたのでよく憶えていた。
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さらに進むと、道がカーブした地点の脇に「七蔵寺林道開設記念」と書かれた石碑が建っている。この王城枝垂栗線が全線開通する前の古い林道の名前なのかな、とは思うんだけど・・・。
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この石碑のちょっと脇に、一本の道が分岐しているのが見える。前回来たときもここには気づいていて、もしかしたら七蔵寺林道ってこの道のことかな?とちょっと思ったりもしたんだけど、こんな支線にこんな立派な石碑は建てないか・・・なんて思いつつ、その入り口を覗いてみると・・・。
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おおっ!本線程ではないが、ちゃんと車両が通れそうなほどには開けた道が見えるじゃないか!ここ、前回来たときには確か草ボーボーでとても入る気にはなれなかったような覚えがあるんだけど、あれ以降、何かしらの理由があってまた整備されたのかな?まあ、今日はこのままスルーしちゃうけど・・・。
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その後、道が舗装路に変わって更に下ってくると、左手に未舗装路が分岐している。
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この先を進むと、先ほど触れた「日本の地理的中心ゼロポイント」に至るということだが、みやさんによれば、そことは別に、この先に眺めの良い展望台があるらしいので、そこまで行ってお昼にすることに。
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ここから先も林道クオリティの未舗装路を上って行く。この先で突き当たりに出て、ゼロポイントへはそこを左手に行くようだが、我々は目的の展望台へと向けて右手の道へ進んでいく。すると・・・。
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おおおおおおおーーーーーーーーーーーーっ!
こりゃあすげえ!すげえ眺めだ!!眼下一面に広がっているのは辰野町の市街地か!素晴らしい、なんという開放感だ!!!
ここは大城山展望台という場所、ということは帰宅後に知ったのだが、そもそもこんな場所があることすら知らなかったので、この景色を見て本当に感動した!みやさん、ここに連れて来てくれてありがとう!
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あそこに流れているのは天竜川だ。諏訪湖に流入する河川は31本にも上るそうだが、そこから流出する川はこの天竜川ただひとつなのだそうだ。
カメラをズームすると、川に架かる橋を車が渡って行く様子などが見えて実に楽しい。
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こんな絶景を前に食べる昼飯は最高だぜッ!めちゃめちゃ暑いんだけど構わずラーメン食べちゃうぜッ!!お気に入りの抹茶ヌードルをリピートしちゃうんだぜッ!!!
ちなみに、上の幟の立っている展望台の写真を見て「あれっ?」と思った人もいるのではないかと思う。実は、この場所には「キリンレモン」「キリンオレンジ」と書かれたレトロなベンチが置かれているのだが、デフォルトの位置は焼かれるような直射日光が照り付け、そのままでお昼にするのはさすがにキツイ!ということで、一時的にベンチを日陰の位置まで移動させて昼飯にした、という次第。
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後からやって来た、地元だというクロスカブの人と談笑したりしながら、ちょっとのんびりした昼飯を終えて、展望台を下りる前にバイクを並べて記念撮影。絶景を前にした最高の昼飯タイムだったよ!
この後は、ここから更に南下して、再びナノレカワ初となる林道へと向う。現在時刻、既に14:46。残された時間で、今日はあとどれだけ走ることが出来るだろうか!?
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Cへ続く。
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