晩夏の舗装林道ツーリング
2011/09/19 埼玉県東秩父村〜皆野町の林道 @
 
 前回のツーリングからあっという間にひと月が経ってしまったが、今週末は3連休で、山へ行く余裕もできたし、天気も良さそうだ。でも、どこへ行こう?最近の豪雨の影響で通れないところも多そうだし、大丈夫そうな御岳山や中津川は前回行ったばかりだし・・・。
 よし、迷った時は埼玉のマイナー林道だ(笑)!というわけで、まずは東秩父村の未踏林道へと向かうことにした。ただ、今日向かうエリアはほとんどが舗装林道の予感・・・まあ、いいか(笑)。
 
 
 主要地方道11号線を走り、最初にやって来たのは林道新田線。このすぐ近くに「新田」といいうバス停もあるので、ここで間違いないはずだ。ただ、この「新田」という地名、なんて読むんだろう。「あらた」?「にった」?ちょうど起点から入ってすぐの民家に一人のおばさんがいたので尋ねてみると、なんと、最近ここに越して来たばかりでよくわからないとのこと。こんなこともあるんだな。
 「あそこの家のおじさんに聞いてみて」なんて言われたけど、さすがにチャイムを押して呼び出してまで尋ねる気にはならないよ・・・。ただ、「たしか「あらた」だったかしら・・・?」とのことで、帰宅してから調べたら確かに「あらた」で合っているようだ。
 
 
 起点からしばらくは、民家の間を抜ける緩い斜度の道を上って行く。
 
 
 しばらく上って行くと、後方に視界が開け、向かいの山々が見渡せる場所に出る。空も青いし、気分爽快だぜ!
 
 
 起点から約1.6kmを経て終点に到着。ここを右手に進むと白萩線へと至り、再び県11へと下ることも出来るが、ここは一旦新田線を引き返す。
 
 
 続いての林道へ向かう前に、ちょっと荻殿線の起点に立ち寄り。起点標識の手前に、以前は無かった看板が立っている。
 
 
 「あじさいの道」を示す看板だが、左下にいるキャラクターは一体何だろう?と思ってよく見ると、前掛けには「細川紙」と・・・和紙か!
 そういえば、以前来た時にはこれとは別の「あじさいのみち」の看板があったのだが・・・もしかしてあの顔が不評で付け替えられてしまったのだろうか・・・?
 
 
 荻殿線本線には進まずにそのまま県11を南下して、続いてやって来たのは林道竹ノ鼻線。この沢を渡る橋の名前が「竹の鼻橋」なのでここで間違いないはず。

 
 
 ここは起点標識は無いのかと思いつつ、起点にBAJAを停めて写真を取っていると、少し先に標識が後ろ向きに立っているのに気付いた。
 
 
 おお!なんだよちゃんと標識あるじゃん!しかし、県道との分岐から少し奥まったところなうえ、後ろ向きに立っているのは何故だ?ここが林道だと知られては都合が悪いことでもあるのだろうか・・・?
 
 
 それはともかく先へと進んでいくと、鬱蒼とした中を延びる路面はうっすらと苔生している。
 
 
 ちょうどこの区間は沢沿いに道が延び、小さな滝もあるので辺りには飛沫が漂いとても気持ちがいい。路面の苔も、交通量の少なさに加え、この湿度のせいもあるんだろうな。
 
 
 この滝側から林道を見ると、こんな感じでぐるっと180度回転して高度を稼いでいく。
 
 
 しばらく進むと周囲が開け、空を見渡せるようになって来たが、意外なことに周囲にぽつぽつと民家が立ち並んでいる。結局500m程の舗装路を進んだ地点で、やはり民家に行きついて終点となった。
 
 
 続いては、県11沿いの「白石車庫」バス停前から分岐する道を進み、林道白山線へ。ちょうどここから右手に桂木線の起点があるが、この辺りが直進する白山線の起点でもあるようだ。
 
 
 ちょうどこの道を進みながら途中で写真を撮ったりしていると、スクーターに乗ったおっさんがのんびりと上って行ったので、この道沿いにある民家の人かと思ったのだが、終点まで行ったところで先行していたそのおっさんが引き返してきた。なんだ、俺と同類か(笑)。林道自体は約1.3kmで民家に行きついて行き止まりに。
 

 続いては、県11を一旦北に戻り、県361へと入る。以前、この道沿いでたまたま見つけた林道の記念碑があったことを思い出し、その道を確認しに行ってみることにした。
 
 
 牧場方面へと向かう上りの舗装路を進んでいくと、左手にある無人販売所の脇から分岐する未舗装路があるが、その道と県道との間に林道の記念碑が設置してある。
 
 
 栗和田林道記念碑と書かれたこの石碑、林道の開通は昭和41年と書かれているが、石碑自体は真新しい印象で、裏を見ると平成19年に設置されたばかりのようだ。
 
 
 以前この記念碑を見つけた時は夜中で、しかも車だったので進入を断念し、そのうちBAJAで来ようと思っていた。しかし、栗和田林道って、本当にこの道か?奥には民家も見えるし、このまま人ん家の庭先に出てしまいそうだが・・・。
 
 
 いや、大丈夫だ。道自体は民家の脇を抜けて奥へと進んでいるようだ。しかし、路面自体はだいぶ貧弱になってきたような・・・。
 
 
 うわ、なんだこれ。完全に廃道じゃねーか。しかもそこかしこに女郎蜘蛛の巣が張り巡らされて、メットがクモの巣だらけになってしまった。
 
 
 と思ったのも束の間、入口から僅か100m程進んだところで、民家の裏手に出て道は終わっていた。その先は崖となり、元の県道へと落ち込んでいた・・・。
 

 ちゃんと調べてみないと詳しくは分からないが、どうも「栗和田林道」というのは、この短い未舗装路のことでは無く、県道361号三沢坂本線の、県道昇格前の名前であるようだ。・・・紛らわしいところに記念碑立てんなよ(笑)。
 
 
 続いては県361を更に上り、右手に分岐する林道棒山線へ。以前、ちょうど舗装工事が行われていた時期に来たことがあったが、その時でもまだ未舗装路は残っていた。しかし、今では起点から綺麗な舗装路と変わり果ててしまった・・・。
 
 
 前回はこの辺りもまだ未舗装だったが・・・すっかり面白みのない路面になってしまったな。
 
 
 所々で見える青空だけが救いか。俺は舗装林道だって好んで走るけど、未舗装であるならそれにこしたことはないんだぜ(笑)。
 
 
 起点から600m程進み終点に到達。やたらと背の低い標識だけは以前と変わることなくそこに立っていた。
 このまま進むと二本木線にぶつかるので、そこから一旦起点まで下って行こう。
 
 
 林道二本木線の起点です。起点付近のみセンターラインが引かれ、ぱっと見では林道らしくない雰囲気。ここも以前終点まで走ったことがあるが、折角なんで延長の記録と写真を撮りながら改めて上って行こう。
 
 
 起点からしばらく上っても、幅員の広い綺麗な路面が続く。この辺りは既に林道としてより、生活道路として機能しているようだ。
 
 
 と、いきなり路面が砂利道になった。この道、未舗装区間なんて無かったはずだが?
 
 
 と思ったら、どうやら改良工事を行っているようで、ここから数十mの区間のみ舗装を敷き直している様子だったが・・・
これって本当に必要な工事?
 
 
 その地点を越えると、舗装路ながらもようやく林道らしい雰囲気になってきた。
 
 
 道の脇からは、広々とした関東平野が見渡せる。山肌に落ちる雲の影が作るコントラストが素敵。
 
 
 起点から約5.9kmを経て県361に接続する終点に到着。今度はここから県道を北上していこう。
 
 
 続いて県361の二本木峠に接続する林道和知場線を一旦起点まで下り、もう一度県道まで戻ることに。我が事ながら、何をやっているんだ、とは思う・・・。
 
 
 ここも以前走ったことがあるが、その時は既に夕暮れ時で周囲は薄暗く、ろくに景色も覚えていなかったので再調査、ってことですよ(笑)。路面には落ち葉が堆積し、やはり交通量の少なさを窺わせる。
 
 
 約2.2kmの道のりを経て再び二本木峠に戻ってきた。だいぶ腹も減ってきたので、この先を進んだところにあるキャンプ場脇の東屋で飯にしようと思ったのだが、既に家族連れの先客が。うーん、じゃあどこで食おう・・・と思いながらトロトロ進んでいると、脇の斜面に木で組んだ階段があるのに気付いた。その先には東屋の屋根が見えている・・・。
 
 
 おお、いいとこみっけ!さっきの東屋と違い県道からも離れているので、ここなら通りすがりの車を気にすることもなく落ち着いて飯にできるな。
 
 
 
 こんな暑い日にラーメンってのもどうかと思ったけど、まあ雰囲気ですよ(笑)。
 
 
 休憩を終えて、再び県道を北上していると、前回来た時に開設中だった作業道笹山線が開いてる!こりゃ行くっきゃねえ!
 
 
 ・・・しかし、残念ながら起点の先のカーブを越えてすぐ、チェーンゲートで閉鎖されていたのであった。
 
 
 どのくらい続いているのかわからないが、結構いい感じの道が続いているんだけどなー。残念・・・。
 
 この後は、釜伏峠から県道を下り、未踏の林道を探しに行く。
 
Aへ続く。