青空の下の林道へ
2013/04/28 埼玉県飯能市・林道西名栗線〜埼玉県秩父市・林道御岳山線・他 -@
 
 前回林道西名栗線を訪れてからもう1年が経つ。あのとき、炭谷入工区と人見入工区の接続は確認出来たものの、路上に残る土砂と重機に阻まれ通り抜けることはできなかったが、その後、たくさんの人のブログなどで、その地点を通過した記事を見てきた。

 ・・・ぬぬぬ、俺も走り抜けたいぞ!
 
 という訳で、早速飯能までやってきた。先ずは林道炭谷入線からのアプローチ。緑を鮮やかに透かした早朝の空気がこれ以上なく気持ちいいぜ!
 
 終盤のコンクリート舗装の急坂を登り切り、西名栗線との接続地点へ。今日は先ずこのまま右手に折れて人見入線方面へと向かう。早くあの地点を通過したい気持ちを抑えられないのだ(笑)。
 
 いつものお気に入りのポイントにて。おおお!どうだ、この目の前に広がる、雲一つない青空の爽快感ったら!林道を走るには晴れているに越したことは無いけど、この西名栗ほど青空にこだわりたい林道も県内にはそうそう無いよな。
 
 去年来た時は4月の頭で、まだ周囲の山肌は緑が芽吹くまでもう少し掛かりそうな時期だったが、今日は既に山肌も力強い緑で満たされている。こんな青空の下、生命力溢れる景色を見ながら走っていると本当に嬉しくなってくる。
 
 うはははは!こんな景色を観て、顔が緩まないほうがオカシイだろ!やっぱ最高だぜ西名栗!
 
 しばらく走ってくると、前回通り抜けが出来なかった地点に着いた。まだ工事は完了していないようだが、あれから法面の施工などもだいぶ進んでいるようだ。そして、右手の斜面に茂る、若葉の芽吹いてきた木々に遮られ、先へと延びる道の見通しは若干遮られている。
 
 その地点を越えて、いよいよ未踏の区間に進んできた!この区間は人見入線側からも入ってきたことが無かったので、本当に初めて踏む区間になる。遂にBAJAと一緒に入ってくることが出来て、本当に嬉しいぜ。
 
 斜面には、まだヤマザクラの花が残っている。こうして僅かにピンクが入るだけで色彩が凄く豊かになるんだよな。
 
 西名栗全般で言えることだが、この区間も多少のアップダウンはあるものの概ねフラットな区間が続き、常に稜線近くを延びているので、広い空に包まれながら穏やかに走って行けるのが本当に気持ちいい。この区間もいよいよノンストップで走ることが出来るようになったとは、なんとも感慨深いな。
 
 そうこうしているうちに、あっという間に林道人見入線との接続地点に着いてしまった。炭谷入線からそんなに距離もなかった印象だが、こうして両区間が繋がったことを、BAJAと一緒に実走してようやく実感できた。
 
 おお!そうそう、この景色!かつては人見入線から上ってこなければ見ることが出来なかったこの接続地点を、炭谷入線から入ってきて見ることが出来るなんて、ちょっと感動的(笑)。
 

そして、今日はこのまま人見入線を下らずに、もう一方の気になる地点を確認しに行く。
 
 それがこちら。西名栗線本線を、切り通しを越えて直進方向に延びる、鍋格子工区と接続する予定の区間だ。以前来た時はここからすぐに行き止まりとなっていた記憶があるが、あれから延伸工事に進展はあっただろうか。 ・・・と思いつつ前方を見ると、なにやら物凄い量の盛り土で道を塞いである・・・。
 
 これではここをバイクで越えていくのはちょっと厳しいな・・・仕方ない、BAJA君、ちょっとそこで待っててね。
 
 滑りやすい礫の山をよじ登って進む先を見ると・・・ほえ?ガードレール?
 
 え?え?ここって、こんなに道が延びてたっけ??
 
 と、あの切り通しを過ぎればすぐに行き止まりとなるように思いこんでいたものの、思い起こせば、ここからしばらくの区間は以前来た当時から開削されていたようだった。
 
 ・・・一瞬、もう鍋格子工区と繋がったのかとすっげードキドキしちゃったのはここだけの秘密だ(笑)。
 
 道の上には土が盛られ、路面の高さはガードレールの上端とほぼ同じになっている。良く見ると、路面にはつい最近付けたばかりに見えるタイヤの痕が。すげえな、あそこを越えて来たのか・・・。
 
 切り通しから200mも歩いてきただろうか、前方の路面を切り株で塞いだ地点が見えてきた。
 
 ここが人見入工区から鍋格子工区、すなわち林道西名栗線の起点方面へと延びる、現時点での末端地点だ。山と積まれた切り株を見ても、以前来たときから全く変化は無いようだ。
 
 道の途切れた先を見ても、どこに道を付けるつもりなのか全く見当もつかないほどの様子は相変わらず。ただ、よくよく眼を凝らすと、前方の斜面に何やら構造物が見える。それが一体何なのか、ちょっと歩いて確かめに行ってみるか。
 
 真っ直ぐに歩くだけでも難しい急斜面を滑落しないように気を付けながら進んでくると、下方の土が剥き出しになった斜面に何かがある。どうやら堰のようだ。
 
 そして、先ほど道の上から見えていた構造物は、斜面の地滑りを防止するための柵だったようだ。本当に、この斜面のどこに道を付けていくつもりなんだろう?
 
 それじゃ引き返すとするか。もといた場所からはだいぶ下ってしまったようだが、どこを通ってきたんだっけな・・・?
 
 改めて西名栗線を引き返す。こうして広い空に包まれて奥武蔵の山々を見通すことが出来る、本当に気持ちの良い林道だ。
 全線開通の時期は当初の予定より延びてしまったようだが、鍋格子工区を含む計画総延長は25kmにも及ぶというこの西名栗線の将来が今から楽しみで仕方がない。
 
 だって、こんな景色が25kmも続くって考えてごらんよ!そりゃ期待するなってほうが無理でしょ!
 
 まあ、今でもじゅうぶん過ぎるほど楽しめる林道だけどね。この地点からの眺めも好きな景色の一つ。青空の下の西名栗は本当に絶品だ。
 
 炭谷入線との分岐を越えて、今日はこのまま広河原逆川線へ向けて進む。
 
 もう何度も走ったこちら側の区間だが、その感動は何度走っても失われることは無い。
 
 ホント、惚れ惚れするくらいの青空だ。こんな景色を見せてくれる西名栗線、大好きだよ!
 
 進行方向は画像の奥なんだけど、わざわざUターンして撮っちゃった(笑)。
 
 今日も素晴らしい景色を見せてくれた西名栗線を後にして、続いて広河原逆川線へ。そのまま峠へ向けて進むと、すぐ先に林道大名栗線の終点がある・・・が、久しぶりに来てみると、ずいぶんと屈強なゲートが設置されていた。まるで東大演習林林道のゲートみたいだ。ただ、今のところ閉鎖はされてはいないようだが・・・。幾つかのブログを見て予めこのゲートの存在は知ってはいたものの、大名栗のこんな姿を見るのはちょっと辛いな・・・。
 
 で、今日は大名栗に行くつもりは無いので、そのまま広河原逆川線を進んでいく。
 
 有間峠に到着。ここへ来るのもずいぶんと久しぶりだな。
 
 で、有間峠といえばここ。そう、林道日向沢線です。一昨年くらいだったか、この日向沢線で改良工事が行われているという話が出て、もしかして奥多摩の日向沢線と繋げる計画が復活したか、と色めきたったのだが、どうやら実際は今のところその気配は無いようだ。ただ、以前一度だけ入った時に土砂崩れに遮られて終点までは行けなかったのだが、現在はその土砂も取り除かれて末端まで行けるようになっているようだし、入口も小さなバリケードはあるけどチェーンは張られていないし(笑)、サクッと行って、未だこの目で見たことの無い終点を確認してこよう。
 
 早速中へと入ってみると、法面をコンクリートで固められた箇所が幾つかある。改良工事とは、あくまでも通行に支障のある部分の改良という意味合いだったのだろうか。登山ルートがあるためか、この奥には恐らく登山者のものと思われる車も停めてあったし、森林管理もさることながら、そういったハイカーのための改良でもあったのかも知れない。
 
 お、この辺りはなんだか西名栗っぽい景色だ(笑)。そういえば、西名栗からちょっと標高を上げて来ただけなのに、この辺りは山肌もまだまだ寒々しい感じだな。
 
 ああ、ここから奥多摩へ抜けられればどんなに素晴らしいだろうと、ついつい妄想が膨らんでしまう。
 
 そんな道を、起点から1.4km程進んできたところで・・・。
 
 遂に終点となるどん詰まりの行き止まりとなった。確かにここを見る限り、今のところはここから先を延伸する様子は全く感じられないが、今後日本経済が上向いていけば、計画が復活するなんてこともありうるのだろうか。頑張れアベノミクス!(?)
 
Aへ続く。