2台の赤BAJA、林道を駆ける!
2014/07/26-@ 長野県佐久市・林道東山線
 
 例年より少し長かった梅雨も明け、ようやく夏本番となったものの、今年の夏はちょっと忙しくなりそうで、特に林道へ行く計画なども考えていなかったのだが、そんなときに、何と『XRで行こう』のみやさんが2週間程自由時間が出来たようで、先週末も林道を満喫してきたとのこと。これは貴重な機会だ!それなら一緒に林道へ行こうってことで、自分も時間を作ってこの日のツーリングと相成った次第であります。
 
 朝6時半に地元のコンビニで待ち合わせ。実はみやさんが埼玉に引っ越してきて、家がものすごくご近所さんになったので、待ち合わせ場所も普段使っているコンビニというお手軽さ。これなら忘れ物をしてもすぐに取りに戻れるぜ(笑)。
 みやさんとのツーリングは、かれこれ4年半振りとなるのだが、それ以降もちょいちょい何度か会っていたりもしたので、あまり久しぶりという感覚はなかった。ただ、その間にみやさんのBAJAはガラッと様変わり。車体のカラーが赤くなり、かなりシャープでスポーティな印象に。写真では何度も見ていたけど、やっぱり赤いBAJAはカッコイイねぇ〜。
 さーて、それじゃさっそくXRで行こう、林道へ!
 
 今日はこれから長野県佐久市の林道へと向かう。丸一日ガッツリと走りたいので、行きは関越道〜上信越道で一気に目的地へ。ちなみに今日は、俺は何も考えずに出て来たので、今日のルートは全てみやさんにおまかせです(笑)。
 途中、上里SAで一旦休憩。それにしてもまだ早い時間だってのにいきなり暑い・・・。
 
 下仁田ICを下車し、R254を西へと進み、まずやって来たのは林道東山線
 
 この東山線、去年の夏にKIEさんに案内されて一度走っているのだが、そのときはあまり写真も撮らずに走り抜けていたので、今日はこの林道の景色を目いっぱいカメラに収めよう。
 そういえば、前回はこちら側には標識が無かったように思っていたが、単に見落としていただけだったようだ。
 
 起点からの舗装路を進むと、すぐに道はダートへと変わる。この東山線、自分では測らなかったのだが、ダートの総延長は20kmにも及ぶそうだ。
 
 眩しい陽射しの降り注ぐ森の中を走りぬけていく。この景色、やっぱり夏の醍醐味だよなあ。
 
 で、写真だけ見てるとやたらとフラットな走りやすいダートに見えるかも知れないが、実はこの林道、特に序盤で路面に雨裂が掘れているところが多く、結構走り辛いところもあったりする。去年走った時はあまりそういう記憶が無かったような気がしたんだけど、最近になって溝が酷くなったのかな・・・?ただ、そういう場所ではわざわざ停車することも無かったので、フラットダートな写真ばかりだけど。
 
 なんて写真を撮っていたら、後方からみやさん登場!早速シャッターを切ったものの、人が走っているところを撮るなんて久しぶりだったから思いっきりブレちゃった・・・。
 
 こっちもみやさんに撮ってもらいました。むちゃくちゃ暑い中頑張って走るぜ!
 
 この写真だと、道の右側に若干の雨裂があるのが分かると思うけど、荒れてる区間の中ではこれはまだマシなほうかな。とはいえ、めちゃくちゃ荒れまくっているという訳でもないのでご安心を・・・。
 
 強い陽射しを受けて鮮やかに光る緑と、その木々の影の落ちた道の中を走りぬけていく。思わず目に留まる光景だ。
 
 お、この道の脇の岩・・・。
 
 綺麗に垂直に削り取られているけど、やっぱりこれって、道を通すために削られたんだよな?背は低いけど、一応切り通しになるのかな?
 
 さて、この東山線からは途中幾つかの支線が分岐しているのだが、そのうちの一つが思わず目に留まった。
 
 林道所沢線・・・埼玉県民には馴染みのある名前だ(笑)。みやさんのナビによると、この道自体はさほど長くも無く麓へ抜けているようだ。とりあえず今日はまだまだ先があるので、支線には入らずに先へと進みますよ。
 
 みやさんを追っかけながら何とか撮影。ほとんど失敗みたいなもんだけど、まあイイでしょ(笑)。
 
 その先で再び支線の分岐のある地点で停車したのだが、その脇に沢が流れていたので、暑さに耐えかねて思わずふらふらとそっちに吸い寄せられてしまった・・・。
 
 そこから見上げた2台の赤BAJA。このアングルからのオフ車ってカッコイイよね。
 
 ああ、この辺りの景色はよく憶えてるぞ。こういう、周囲を山にギュッと囲まれた景色って、林道の好きな景色のうちの一つなのだ。
 
 うおっ、こりゃすごい。道幅いっぱいを覆う様に水溜りが出来ている。深さも結構あるので、もしやと思って水の中を覗いてみると・・・。
 
 うは!やっぱりいた。水中には、無数のオタマジャクシとカエルが生息していた。足が生えかけのオタマジャクシなんて見たのいつ以来だろう(笑)。カエルといっても、全長1cm程の小さなものだったが、こうしてここで成長出来るなんて、この水溜りはずっと干上がることがないんだろうな。こうなるともはや池だな(笑)。
 
 更に進むと、またしても支線の分岐が現れる。林道釜の沢線というようだ。釜の沢線といえば、埼玉にも同名の路線があったっけな・・・。
 
 まあそれはどうでも良いのだが(笑)、その釜の沢線を見ると、分岐から結構な勾配で下る路面は、東山線本線から流れだした水によって、深い溝が抉られてしまっている。これはあまり下って行きたくないな・・・。
 という訳で更に本線を進む。東山線からの支線は他にも幾つかあったと思うが、そこら辺はきっとみやさんがフォローしてくれるハズ(笑)。
 
 途中ではところどころ、法面が崩れて路面に土砂が流れて来ている箇所が幾つかある。とはいっても、見ての通り通行に支障があるレベルではないが。
 
 途中、道の脇に傾いてぼろぼろの看板を見つけた。
 
 林道唐沢線?ってまさか・・・。
 
 ・・・コレか?いやいや、これはただの流れ込みの痕だろう(笑)。この唐沢線っていう名前はきっとここが東山線として完抜けする以前の古い名前なんだろう。
 
 それにしても暑いぜ・・・今日はメッシュジャケットにするべきだったと軽く後悔中・・・。
 
 途中で路肩が広くなっている場所があったので再び休憩。お、みやさんがこちらにカメラを向けているぞ。という訳でこちらも撮ってやります(笑)。
 つーか本当に暑い!この霞んだ空の感じで、ムワッとした暑苦しい感じは伝わるんじゃないかと思う。物凄い勢いでペットボトルの中身が減って行く・・・。
 ここでみやさんが秘密兵器を投入!身体に塗るとひんやりするジェルを持って来ていたので、俺も少し貰って身体に塗りたくってみたところ、すぐに痛いくらいにスースーしてきた!うひゃあ!何だかテンション上がって来たぜ!
 
 そのテンションで東山線の残りの区間を進んでいくぜ!
 
 後半は路面もだいぶ穏やかで、勾配も殆んど感じないので速度を乗せて走って行くのが本当に楽しい!
 
 大粒の石の埋まる路面と苔生した路肩、広葉樹の木々の隙間から射す陽射しが道に落とす木洩れ日。ああ、この景色好きだなあ。
 
 起点から入って約1時間40分、ようやく東山線の終点に到着。序盤の荒れた路面にはちょっと参ったけど、トータル20km程のロングダートはかなり走り応えがあった。そういえば、これだけのロングダートにも関わらず、途中で一台のオフ車ともすれ違わなかったな。週末だから少しぐらいは見掛けるかと思ったんだが。
 
 ん、大沼林道?そうか、もともとこちら側から延びていた大沼林道と、さっき見た看板の唐沢線が国道側から延びていて、両方から延伸して接続したのが現在の東山線ということなんだろうな。
 
 そして、終点の脇には入口に盛り土がなされた一本の分岐が。途中で分岐していた支線は全て下り道だったが、ここは起点から上りとなってる。なんだかそれだけで入ってみたい気になるから不思議だ(笑)。でも、やはりここもスルーして次の林道を目指そう。
 
Aへつづく。