@はこちら。
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林道東山線を抜けて県道93号線に入り、西へ1kmちょっと進んだところに、次の林道への分岐がある。その分岐点に、周辺の景勝地への案内看板があるのだが、その一番下に・・・。
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「日本で海から1番遠い地点」だと!?ぬおお!これは行くしかあるまい!
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・・・と思ったのも束の間、その地点へは、県道からの分岐に入ってすぐ右手へ延びる道を進むようなのだが、残念ながら分岐地点でゲートによって閉じられていた。どうやらこの先は国有林林道っぽいが・・・。さすがにここから2.3kmも歩いて進む気にもなれないので、残念だがここは諦めるとしよう。
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そして、ちょうどその反対側に延びているのが次の目的地、林道田口十石峠線だ。この田口十石峠線、ここから南側にある同名の林道と繋げるべく現在延伸中とのこと。この奥に建ててある看板にも、現在工事中に付き通り抜けが出来ない旨が書かれている。
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一体何処まで工事が進んでいるのか、早速進んでみよう。
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序盤は勾配も緩く、まだ真新しい道だけに路面も非常に綺麗に保たれていて、とても走りやすい。相変わらず周囲の空気は暑いが、この青空と眩しい緑の中を走り抜けるのは最高に気持ちがいい。
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で、走りながら右側に目をやると、木々の隙間から鮮やかなエメラルドグリーンをした水面が見える。あれは去年も見た「バスクリン湖」だな・・・。
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この水面と一緒に写真を撮ろうと思って、路肩の広くなった場所に停車したが、うーん、いまいちよく見えない・・・。
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と思ったら、そのすぐ先で湖面が良く見える場所があった。地図によると、あの奥に見えているのは雨川砂防ダムというそうだ。それにしても鮮やかな色をしたダム湖だ。この水の色は一体何によってもたらされたものなんだろう?この湖畔では、キャンプに来ている家族連れが遊んでいたのだが、うーん、やっぱり俺はこの色の水に浸かる気にはなれないや(笑)。
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まあ、水に浸かりさえしなければ(笑)こんな景色の中を延びるフラットダートを走って行くのは最高に気分がいいぜ!
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道は徐々に標高を上げ、ちょっと視界の開ける場所に着くと、いつのまにかこんな景色の見えるところまで上って来ていたようだ。ああ、この夏山感、たまらんです。
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起点から2km程も進んできたところで、工事関係者のものと思わしき車が停まっている地点に着いた。その脇から、谷側に180度折り返すように鬼のような急勾配で下る道がある。とても林道の支線とは思えないが・・・。
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下を覗いてみると、その道の先で、重機が作業中だった。どうやら斜面崩壊を防ぐための法面工事か何かのようで、この道はそのための作業路なんだな。
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斜面は工事中だったものの、林道自体は作業をしている様子は無かったので、更に先へと進んでみよう。
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先ほどの法面工事の地点を過ぎると、すぐに道の状態がいかにも出来たばかりという雰囲気になってきた。路肩に立つ木の杭も、これからここにガードレールを立てるという印だろう。
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みやさんのGPSによれば、今いるこの地点から、向こう側に存在する道の末端の地点まで残り200m程のようだ。もしかしたら、道自体は既に繋がっていて、あとは擁壁などの工事を残すだけ、なんてことになっているかも・・・みやさんとそんなことを話し、少し色めき立ってしまった。実際はあのカーブの先がどこまで続いているのか確かめるべく、再びBAJAに跨り進んで行くと・・・。
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さっき見ていたカーブを越えてすぐに、道は途切れていた。あまりにもあっけなかったので、この行き止まりの地点を見た瞬間、声を出して笑ってしまった(笑)。
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ここから先の区間は全くの手付かずだが、残す区間もあと200m程ならば、順調に工事が進めば来年の今頃には開通しているかも知れないな。
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起点付近まで戻ると、一本の支線が分岐している。気になったので入ってみると、少し進んだ地点に、かつてはチェーンが張られていたであろうポールが残っているが、今は特に規制は無いらしく、路肩には「悪路通行注意」の看板が立てられている。
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まあ「悪路」とはいえ、オフ車ならまだまだ普通に進んで行けるが、普通の乗用車ならとっくに引き返すレベルだよな。
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しばらく進むと、道が二手に分かれている。本線は左手にカーブしている道のようだが、みやさんが直進する道を調べに行ったところ、バイクでも躊躇うような状態だったらしくすぐに戻って来た。
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かと言って本線の方も、一応はどこかに抜けているようではあるが、この先がどんな状態になっているかも分からないし、そもそもこの道自体が本来の目的地では無いので、ここはこれで引き上げることにした。
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県道2号線から大宮諏訪神社方面へと進むと、そのまま道なりにダートとなり、林道赤谷線に切り替わる。
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起点から程なくして道が二手に分かれている。この赤谷線も去年一度走っているが、この辺の分岐は正直よく憶えていない・・・。路面の轍を見る限り、左手に道なりに延びているのが本線っぽく見えるので、まずはそちらへ進んでみよう。
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おおっ、この眺めイイ!少し霞んだ空気が真夏の空って雰囲気タップリでワクワクするぜ!
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おっと、バビューンとみやさん登場!
って、またブレちゃった・・・みやさん、こんなのばかりでゴメンよ・・・。
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青い空に向かって、道は少しずつ標高を上げていく。めちゃめちゃ暑いのは変わらないけど、それも含めてやっぱりこれが夏の林道の醍醐味だよなあ。
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コンクリートで吹き固められた、かなり大きな切り通しを通過しているところを撮ってもらった。さすがに暑過ぎてジャケットは脱いだよ(笑)。
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これもみやさんが撮ってくれた写真だけど、すごいな、こんな離れたところから撮ってたのか(笑)。道が切り通しを通過して、山肌を削って延びているのが良く分かって、いい写真だなーこれ。
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しばらく進むと、路肩に通行止めの看板が立ててある。バリケードの類は設置されてはいないが、んー、去年こんなのあったかなあ?
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路面も本当に真新しい感じの、超が付く程のフラットダートだし、この区間は走り覚えが無いような・・・。
と思っていたら、この先で道は行き止まりとなり、今まさに延伸工事の真っ最中だった。路肩に建てたプレハブの詰所にいた作業員の方に、「この先は道が無いよ」と言われてしまったよ。まあ、道が無いんじゃ進みようも無いので引き返すとしますか。
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という訳で、先ほどの分岐地点まで戻って来た。
みやさんのGPSによれば、先ほど走った田口十石峠線の行き止まり地点は、今行ってきた行き止まり地点と繋がるようだ。つまり、ここは赤谷線の本線ではなく、田口十石峠線の延伸区間だったってワケだ。残り200m程の区間は、こちら側から開削を進めていくようだが、この分なら本当に来シーズンには通り抜けが出来るようになっているかも知れない!これは楽しみだ!
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という訳で今度こそ、右手に延びる通り抜けの出来る本線を進んでいく。
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路上に木が低く迫り出して影になっている場所があったので、藪の中に隠れてみやさんをパチリ。シルエットになったBAJAの目だけが光ってて、ちょっとカッコイイでしょ(笑)。
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道なりに進むと路肩に突然田口十石峠線の標識が現れる。以前走った時は、ここで赤谷線が道なりに田口十石峠線に切り替わるのだと思ったが、要はここが佐久市と佐久穂町の境界ってことなんだな。そして、先ほどの開削中の区間が繋がる事で、先ほどの分岐からここまでも含めて田口十石峠線となるのだろう。
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そこから程なくして再び標識が現れて、県道108号線に接続して田口十石峠線が終了。
とりあえず、初めて現時点での田口十石峠線の全線を走ることが出来て良かった。ここが繋がれば、全長で7〜8kmくらいにはなるのかな?今から残りの区間の開通が楽しみだ。来年辺り、進捗を確認しにまた来てみようかな。
それにしてもこの2台、正面から見るとホントそっくりになって来たな(笑)。
続いてはこの県道を少し西へ進んだところにある次の林道に向かう。
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Bに続く。 |