Aはこちら。
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現在の標高、約1,700m。登山道を外れ毒水沢を辿ることおよそ1時間40分を経て、遂に香草温泉に到達した!
興奮を抑えきれずに滝壺まで登り詰めたタマチャリンさんを下から激撮!
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タマチャリンさんが撮影した滝壺の様子。ここも温泉の湧き出す地点はあったようなのだが、この滝壺自体は入浴に適するほどの温度は無かったようだ。
・・・「ようだ」なんて書いているのは、実は俺はこの蚊草温泉に滞在中、この滝壺まで一度も上がっていなかったからだ。なんでかっつうと、ラスボスの滝を越えてからの道中のあまりの恐ろしさにビビッてしまい、もうこれ以上上流に近づきたくない、という気持ちが心の中にあったことは否めない(笑)。
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滝壺から見下ろした香草温泉全景。沢に沿って、先人によって形づくられた階段状に並ぶ湯船が見える。ここに来るまで、自分で湯船を掘って入るような、もっとワイルドな姿を想像していたのだが、ここにある湯船のあまりに快適そうな環境に少なからず驚いた。最悪、足だけでも浸かれれば御の字かな、くらいに思っていたのだが、これはもうどっぷり浸かるしかねえんじゃねぇのか・・・!
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タマチャリンさんが「中段の湯」と呼んだ、上から2段目の湯船。縁には土嚢が積まれ、上流から流れてくるぬるめの湯と、、脇から湧き出す熱めの湯がちょうどいい按配に混ざり合うようになっていて、これ以上無いくらいの極上の湯が出来上がっている。俺は終始この中段の湯に入り浸っていたのだが、ここが一番快適な湯加減だったようだ。
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さっそく服を脱いで入浴の準備を始めたタマチャリンさん。タマチャリンさんは体型を気にされていたのでかなりボカしましたぞ!
と、ここで驚いたことに、後続の訪問者が現れた!BBSにも書き込みをしてくださった笹団子さんとそのお連れさんだったが、まさかこんな場所で自分たち以外のグループに出会うとは思わなかった。きっと凄い偶然だったんだなー。
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まあもさんも服を脱ぎ始めたのだが、あれよあれよという間にそのまま全裸になってしまった!あまりに面白くて写真を撮ったのだが、まあもさん、せっかくポーズを取ってもらったのに、股間から未知のエナジーがほとばしりすぎて肝心なところが見えないよ!
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全裸のまあもさんを撮影しているところをタマチャリンさんに撮影してもらったのだが、やっぱりタマチャリンさんのカメラにも肝心なところは写っていなかったようだ。恐るべしまあもエナジーだ。
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ほとばしってる!ほとばしってるよまあもさん!
まあ、これだけ光り輝いていれば、上にいる笹団子さんにも肝心なモノが見えることは無いだろう・・・。
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ひとしきりポーズを取り終えて、ご満悦のまあもさん。
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下段の湯に浸かるタマチャリンさん。ここの湯はかなり熱めだったようだ。
それにしても見てくれ、この高度感溢れる壮大なロケーション!こんなところに極上の野湯が湧き出しているなんて夢のような話じゃないか!
野湯好きなタマチャリンさんも、他の野湯を色々と調べてはいるようなのだが、関東近郊でこれ以上のロケーションの場所はやはりそうそう無いらしい。
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タマチャリンさんに下から撮っていただいた。改めて見ても凄まじい場所に行ってきたんだな・・・。
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俺も海パンに着替えて入浴じゃい!この中段の湯、本当に最高の湯加減だった!それに、両岸に迫る山肌と、谷の向こうに連なる山々を見ながらの入浴はこれ以上無いくらいの最高の気分だ!
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ただ、この温泉はさすがに日本一の強酸性と言われているだけはあって、火照った身体を冷まそうとちょっと湯から上がっていると、皮膚がピリピリとしてくる。こんな湯が混ざって流れているんだから、そりゃ生物なんか棲めない訳だよ。
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さあ、ここでランチターイム!今日も山ラーするぜ!
え?こんなところに来てまでラーメンなのかって?ノンノン、こんなところだからこそのラーメンだよ!
そういえば、ここで火を使うことをまあもさんがやたら心配していて、どうやら硫化水素に引火することを恐れていたようだが、これで引火するくらい周囲にガスが充満していたら、そもそも今の時点で俺らヤバいと思うよ(笑)。
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これはもうやるしかない!と思って湯に浸かりながら食べてるところを撮ってもらったんだけど、さすがに暑くてすぐに出た(笑)。
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さあ、ひとしきり温泉も堪能したし、そろそろ帰り支度をしますか。
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いやあ、本当に素晴らしい湯だった。時間さえ許せばもっとゆっくりしたいところだが・・・。
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温泉に浸かって、往きの披露はだいぶ軽減された気はするが、復路は再びあの恐ろしいルート、しかも今度はより恐ろしい下りとなる。気を引き締めていこう。
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出た!最大の難関、T字ロープ渡りだ!ここは登りも恐ろしかったが、下りはより神経を使うぜ・・・。まずはタマチャリンさんが進み、無事に下降成功。
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幅の狭く滑りやすい足場も恐ろしいが、なにより、水平移動から下降に90度進路を変える地点での体重移動が本当に恐ろしかった・・・!
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最後にまあもさんが進んできたが、ここでまあもさんが足を滑らせ、危うく滑落の危機に!幸い途中で止まって事なきを得たものの、あの瞬間は見てるこっちも心臓が止まるかと思ったわ・・・。
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その難所を越えても、こんな場所が次々と現れる。登りと違い、こういう垂直に近い岩場は足場が全く見えないんだよ・・・。
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タマチャリンさんにガイドされつつ下降するまあもさん。先人が付けてくれたロープが本当にありがてえ・・・。
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ここで我々は少しの休憩を取ったのだが、後ろから笹団子さんたちが追いついてきたので先に進んでもらった。かなり速いペースで歩かれていたので、相当山慣れしてるんだろうな。
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うおっ、まあもさんの残HPがヤバい!が、頑張れまあもさん!ゴールまではあと少しだよ!
(嘘嘘、全然少しじゃない!)
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往きに「マジか!」と思ったこの滝の脇の岸壁は、幸いにして戻りは意外と恐ろしさを感じることなく降りることが出来た。
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滝の下まで辿り着いて一安心。さあ、ここから登山道まではあと少しだ!
・・・なんて思い違いをしてたけど、まだここから登山道まではだいぶ距離が残ってたんだけどね(笑)。
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そこからはほぼ写真を撮ることも無く、一気に我が家の板の間まで戻って来た!香草温泉からここまで、約1時間20分程だった。
で、ここに辿り着いた途端、3人とも一気に安心して気が抜けてしまい、ここで全ての工程を終えたような気になってしまってすっかり寛いでしまったのだが、よくよく考えたらまだここから登山道の下りが残っているじゃないか!そのことに気づいたときはちょっと愕然とした・・・。
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空はすっかり雲に覆われ、まだ15時前だというのにすっかり薄暗くなってきた。
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廃林道まで戻って来た。下りはやはりペースが上がるため、ここまでの所要時間もかなり早いが、当然下りになれば足に掛かる負担は登り以上で、毒水沢の登りで酷使した腿の筋肉が悲鳴を上げてるぜ・・・。
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通り過ぎる前にもう一度、廃林道を振り返る。薄暗いこの光景もまた美しいものだが、結局この林道は何なのだろう。タマチャリンさんが興味深い考察をされているので、是非見に行って欲しい。
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登山道への分岐地点まで下って来たが、ここでまあもさんが林道のこの先を見に行くと言い出した。さっすがまあもさん!そうこなくっちゃ!
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それにしても、わざわざ登山道側から林道への立ち入りを牽制するとは、一体この先がどれだけ荒れているのだろう。
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路面はこれまで以上に深い洗掘と、斜面から崩れ落ちた土砂に覆われていた。
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崩れた木々には、何かのネットが絡み付いていたが、落石防護ネットとかだろうか。ここまでの崩落だと全くの役立たずだな・・・。
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更にその先では、崩れ落ちた土砂に加え、路面自体を崩落によって消失している場所もあった。登山道での洗掘を見たときに、この溝を流れた水が1箇所に溜まり、路面を崩してしまっているかも知れないと思ったが、予想したとおりの地点がこんなに早く現れるとは思わなかった。林道おたく的にはこの先を進んでみたいと思う気持ちも無くは無いが、この先の状態が読めない以上深追いは禁物だ。このまま大人しく登山道を下って帰ろう。
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現在時刻、15:09。遂に県道まで戻って来た!毒水沢の登りは、想像以上に恐ろしさもあったが、その分強烈な印象となって心に刻み込まれた。本当に楽しかったぞー!!
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天狗山第4駐車場に戻って来た。ここでしばらくの休憩のあと現地解散となった。誘っていただいたタマチャリンさん、同行してくれたまあもさん、本当にありがとうございました!この2人と行った場所は、北精進ヶ滝、浅間外輪山とどれも最高に面白いところばかりだが、そこにまたひとつ強烈な場所が加わった。この香草温泉については、更に上流の三段の滝の湯や、毒水沢沿いの新情報などもあり、またいずれ訪れることになるのではないかと思う。待ってろよ香草温泉!
この日、帰りの関越道は渋滞が酷かったらしく、タマチャリンさんとまあもさんは22時過ぎの帰宅となってしまったらしかったが、下道で帰った俺は特に渋滞も無く20時には帰宅出来た。で、その途中で通った県道がちょっと面白くて後日再訪してきたのだが、それはまた次回のお話し。
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