@はこちら。
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両神神社から林道不動滝線を起点まで引き返し、次の目的地である林道八日見線の終点側区間にやってきた。ここに訪れるのは2年ぶりとなる。入り口には、相変わらず物々しい遮蔽壁が立っているが・・・。
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こうして張られた板が割られているところを見ると、やはり一定の効果はあるようだ。ってことは、ここにこうして留まっているのもマジで危ないってことだな、さっさと移動するか・・・。
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入り口から200m程で未舗装に切り替わるのも前回から変わっていない。まあ、ここは舗装化よりも道の延伸を優先させるってことだろう。
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道が未舗装になって程なく、八日見トンネルが現れる。相変わらずの暗さだ・・・。
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トンネルを中央付近まで進んだところで停車すると、内部がカーブしているせいで、前方の出口も見えず、後方の光も届かないために周囲は完全な闇に包まれる。この写真がだいたい現地で見るリアルな暗さだと思う(笑)。
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500mほどはあろうかという闇の中を抜けて、トンネル出口に到着。ここでは現在、伐採作業が行われているようで、出口には伐り出した丸太が積まれていた。
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トンネルから出ると、前方には清々しい青空が広がる。木々が芽吹く直前の、山々が来たるべく春に向けて生命力を蓄えているような、この季節特有の空気感がたまらなく好きなのだ。
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ここは前回も撮った堀割りの地点。ここから更に先に延びる道が見える景色を見ると、本当に気持ちがワクワクする。
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(↑クリックすると拡大写真が開きます。)
稜線近くに進む道を広々と見渡せるこの景色。まるで西名栗線を思わせるような爽快感だ。その西名栗が走れなくなってしまった今、これだけの景色を見ることが出来るダート林道は本当に貴重だ。
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先程トンネル出口で見た丸太はここから運んだものだろうか、今現在ここでは伐採作業の真っ最中だった。ただ、今日は日曜ということもあって稼動はしていなかった。恐らく日曜以外は作業をしていそうな気がするから、ここに走りに来るなら日曜がいいかも。
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こんな眺めなんて、中津川林道を思い出すよなあ。いやあ、素晴らしい!
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全般的に道の高低差の緩やかなこの終点側区間だが、こんな感じでぐんぐん高度を上げていくところもあったりして、それもまたすごく楽しい!
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ここから見える向かいの山肌は、大規模に伐採されて地面が剥き出しになっている。今生えている杉の木は、どんどん伐っちゃって欲しいよなあ。これからの時期の花粉はホント辛いんスよ・・・。
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ここからは、先程皆本沼里線の支線から見ていた白石山の姿も良く見えている。
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そして、先程通過した堀割りとそっくりな景色を見せる堀割りを通過する。
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道の勾配が無いおかげで、雨裂なども出来ずにフラットな状態を保った路面。これだけ開放感溢れる景色の中で、こんな道を走っていけるのが本当に楽しい!
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写真ではちょっと分かり辛いが、この辺りまで来ると、路面に流れ落ちた土砂がそのままになっている地点もちらほらと見られるようになる。バイクなら問題なく通過は出来るが、こういう土砂がそのままにされているということは、もしかしてこの先の道の開削は現在行われていないのだろうか・・・?
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山肌に沿って延びる道を、もうさほど遠くない行き止まり地点を目指して進んで行く。
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途中には、斜面から倒れてきた木を、車両が通過出来るように切断された場所もあった。こういうのを見る限り、工事車両の出入りもあったんじゃないかとは思うんだが・・・。
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そして、入り口から約3.1kmで行き止まり地点に到着した。
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ここは2年前に訪れたときと全く同じ状態のままで、前回から全く延伸はされていないようだ。
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この八日見線、秩父農林振興センターのサイトによれば、こちらの終点側も、尾ノ内の起点側も、どちらも開削工事中ということにはなっているのだが、ここ数年内に何度か訪れた感じだと、どちらも全く延伸されている様子は無かった。それに、先程の伐採作業の様子を見ると、現在は道の延伸より木材の伐採を優先しているのかも知れない。それとも、向こうの起点側だけでも、俺が最後に訪れた2年前以降に、新たに開削が進んだりしているのだろうか・・・。
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これだけの景色が見られるこの林道の、いつか来る全線開通の日がいまから楽しみで仕方ないよ。
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八日見トンネルまで戻り、ふと足元を見ると、凍りついた水溜りが融けずに残っていることに気づいた。今日はそれほど寒くはないと感じていたけど、この辺りだとまだこんな状態なんだなあ。
で、この後、もう1か所別の狛オオカミを見に向かったのだが、思わぬ展開になってしまったそのレポはこちらのページに書いておきます(笑)。
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その後、小鹿野町から引き返し、更に別の狛オオカミを見に行くことにした。
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国道299号を秩父の荒川まで引き返し、やって来たのはここ、若御子神社だ。確かこの辺りだよなあ、なんてふらふらしながら走ってきたら、写真の右側に写る道のほうから辿り着いてしまった。
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こちらが、この若御子神社の狛オオカミだ。小振りなサイズながら、精悍さを感じさせる造形だ。
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それではこちらも個別に見ていこう。こちらは阿形。シャープな顔つきに、やや前のめりに構えた姿勢でなかなかの迫力。
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正面から。肩の辺りに表現された筋肉質な造形が素晴らしい。
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阿吽共に、ニホンオオカミの特徴的な痩身体型の表現として、浮き出たあばらもしっかりと彫り込まれている。
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お顔のアップ。犬歯だけでなく、他の歯もしっかりと造形されているのが素晴らしい。
そういえば、こういった石像でよく見られる、表面の白く変色した部分ってどういう作用でこうなるんだろう?地衣類が生えた痕、とかなのかなあ?
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こちらは吽形。痩身ながらも、野山を駆け回る力強い野生のオオカミの姿が目に浮かぶような、素晴らしい造形だ。
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正面から。こちらも凛とした佇まいが眷属としての威厳を感じさせる。
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今まで見て来た狛オオカミは、口を閉じた吽形の方が、阿形と比較して穏やかな印象を感じたが、こちらの吽形は、その鋭い目元の造形もあって、阿形にも負けない迫力を感じさせる。この角度から見た吽形さん、めちゃめちゃかっこいい!
こちらの狛オオカミは、台座に紀元二千六百年記念と書かれていた。紀元二千六百年記念とは、神武天皇即位紀元(皇紀)2600年を祝ったことを記念したことのようで、1940年、昭和で言うと15年にあたる。明治期に奉納された狛オオカミもあるなかで、昭和製と聞くと何だか新しいもののような気すらしてしまうが、よくよく考えれば今から80年近くも昔のことだ。それらが現在もこうしてしっかりとした形を保っていることに、石像がどれだけ堅牢なのかということを感じる。
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そんな狛オオカミのお姿を堪能し、そろそろ帰ろうと思ってさっきは通らなかった神社正面の道を引き返していくと、参道の入り口となる地点に立つ鳥居の前に、もう1対の狛オオカミがいることに気づいた。わ、来た道をそのまま引き返さないで良かったー。
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こちらは、先程見てきた狛オオカミと比較して、ずいぶんとモダンなセンスの造形に見えたが、台座に記された奉納年を見ると、こちらは昭和16年、先程の狛オオカミの僅か1年後だった。ただ、先程の狛オオカミに記された「紀元二千六百年記念」とは、あくまでも奉納のきっかけとなった記念の年のことで、実際に製作され奉納されたのは、こちらの狛オオカミと同年だったということもあるかもしれない。
こちらの狛オオカミについては、PHOTOSのほうに別な写真を上げておいたので、興味があれば見ていって欲しい。
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その後、両神神社奥社の件もあって、帰宅後に調べて知ったのだが、小鹿野の両神山の中には、全部で8対もの狛オオカミが存在しているらしい・・・!ちゃんと調べて、また小鹿野に行かなくちゃだ!次は山々が新緑に包まれる頃を狙って行ってみようかな?
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