秩父の未知なる林道、その名も「秩父林道」へ!
2015/04/30 埼玉県秩父市・秩父林道-@
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
えーっと・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゴメン。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ひとつ、すっ・・・・・・かり、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
忘れてました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 いきなり何を言っているんだ、と思われるかも知れませんが・・・。
 私ナノレカワ、だいぶ前になるかと思いますが、

 「今現在ナノレカワが把握している埼玉県内の林道は、一通り現地を訪れたことになる。」
 
 などとほざいたことが御座いました。
 その後も、新たに存在の判明した林道(枌木線作業道下木影線など)はあり、そういった路線についてはその都度現地を訪れて来ましたが、今回ご紹介する林道については・・・それ以前からその存在を把握していたにも関わらずですね・・・、
 
 
素で忘れてました。
 
 
 ・・・えー、何でそんなことになっていたのかということは、レポを追いながら説明(言い訳)させて頂くといたしまして、それでは早速、当該林道のレポへと移らさせていただきたく思うワケであります、ハヒ・・・。
 
 秩父市の国道140号沿いの「荒川中学校入口」信号を南側に入り道なりに進むと、まずはこの秩父併用林道が現れる。もちろんここが今日の目的地ではなく、この秩父併用林道を更に直進していく。
 
 秩父併用林道を進んでいくと、右手に林道秩父中央線の分岐が現れる。
 
 その分岐地点には、「この先1.2km行き止まり」と書かれた看板が立っている。ただ、この「行き止まり」というのは、そこで道が無くなっているのではなく、チェーンゲートによってそれ以上進めなくなっている、ということなのだ。
 
 というわけで、今日の相棒はチャリ君だ!こいつと共に、そのチェーンゲートの先の未知なる区間へと進んでいこう。
 
 しばらく緩やかな上り坂を進み、道が一旦下りに差し掛かった辺りでチェーンゲートが現れ、看板の通りにここから先は進めなくなっている(現在地はここ)。ここは初めて訪れたときからこのチェーンゲートで閉ざされ、この先の進入は不可能だった。
 そして、その当時は今のように、バイクで駄目なら徒歩や自転車での探索という発想にも至らず、(いつか通れればいいな・・・)などと実にヌルい考えのままその場を後にした。その後再びここを訪れることも無く、この先の区間のことはそのまま次第に記憶から薄れていってしまった。
 
 ・・・などと、言い訳にもならないような理由ではあったが、去年の秋頃に急にそのことを思い出し、冬が開けたら必ず行こうと決めていた。
 
 さあ、それでは進んでいこうか!今日はこの目でしっかりとこの道の末端を見届けてやる!
 
 チェーンゲートを越えても道は何らその表情を変えることなく、新緑に覆われた眩しい景色が続いていく。
 
 少し進むと、突然素掘りのトンネルが現れる(現在地はここ)。
 
 このトンネル、名を鞍掛隧道という。この存在も以前から気になっていて、いつか来たいと思っていたのだが、ようやくその姿を見ることが出来た。見ての通り、延長自体は尾根を貫くだけの非常に短いものだが、内部は素掘りのままの岩肌が保たれ、実にワイルドな味わいだ。
 
 鞍掛隧道を越えると、この秩父併用林道で初めてくらいの勢いで景色が開ける地点に出た。おお、この山奥感、いいぞいいぞ!
 
 道沿いでは、ところどころで斜面から滲み出した沢水が流れている。
 
 苔生した岩の上を流れ落ちて行く沢水。うーん、美しいぜ。
 
 そして谷側には、遥か下方を流れる安谷川(川浦渓谷)が見えている。他に物音のしない山の中で、沢の音だけが響くこの感じがたまらなく好きだ。
 
 ふと前方に、山肌を伐採された開けた斜面が見えた。
 
 そこには、現在開削中と思わしき道が見えている。まさか、あそこがこの道の末端か?それにしてはあまりにも近過ぎな気もするが・・・。
 
 と、そんな道を進んでいると、カーブの道端に立つ看板が目に付いた。
 
 おっ、おおおおおーーーーっ!遂に来たぞーっ!
 
 ここが本日の目的地、その名も秩父林道だ!現在地はここ。
 標識によれば、この道の総延長は5,045mとのことだ。奥秩父林道の通行可能な区間と同程度か、実に手ごろな長さだ。
 そして、この標識を根拠に、当レポではここを秩父林道の起点として扱う。
 
 そして、秩父林道の標識の隣には、中川国有林の看板も立っている。そう、秩父林道はこの中川国有林の中を延びる国有林林道である。チェーンゲートによって通年閉鎖され、一般車両に開放されていないのも、つまりはそういうことなのだ。
 
 さあ、いよいよここからが本番だ!一体どんな道が待っているのか楽しみだぜ!
 現在時刻8:26AM、それじゃ行ってみよう!
 
 先程の看板から100mと経たない地点で、道の両側に本来チェーンゲートが渡されていたであろうポールがあった。今はチェーンが掛かっていないのは、既に秩父併用林道の区間でチェーンゲートがあるからだろう。何であんな手前で閉鎖しているのかとも思うが、あのチェーンゲートの手前に、少し路肩が広くなって車両が転回出来るスペースがあったので、恐らくはそういうことだろう。
 
 そして、その奥にはこの看板も立っている。これもここが国有林林道であることを示す根拠の一つだ。
 
 あ、このゆるキャラ看板。中津川林道でも同じものを見たぞ。あそこ意外で見るのは初めてだが、まさかこんな手書きテイスト溢れるイラスト看板をあそこ意外で見るとは思わなかったぞ。
 
 中津川にあるものは、いたずらによってなのか真ん中を切り裂かれてしまっているが、こちらは実に良い状態で保存されている。それにしてもこの女の子の表情・・・(笑)。
 
 ああ、遂に来たんだなあ秩父林道。一体どんな景色を見せてくれるのだろうか、本当に楽しみだ。
 
 先ほど見えていた安谷川も、徐々に道との高低差を詰めて来ている。
 
 ふと周囲が明るくなり、斜面が伐採されている地点に出た。
 
 ここは先ほども見えていた、あの道の通る斜面だ。延長的に考えても、やはりあの道は秩父林道の末端では無さそうだが・・・。
 
 その先で、路肩に小屋が建っている。ここは森林管理所事業所小屋らしい(現在地はここ)。
 
 
 「山を汚す登山者は 猿より頭の毛が三本
 
 この小屋の壁に、こんな張り紙があった。現地ではちょっと何を言っているのかわからなくて(笑)、帰って来てから調べてみたところ、慣用句で「毛が三本足りない」ってのがあるらしく、それに引っ掛けて、山を汚す登山者は猿にも劣る、ってことを言いたいようだ。・・・って、分かんないよ(笑)!
 
 その小屋を越えて程なく、路面が未舗装に切り替わる。おおお!来たあっ!やはり未舗装路になると格段にテンションが上がるぜえっ!!
 
 道に沿って流れる沢も、かなり道との距離を縮めて来ている。
 
 こっ、この自然そのままの雰囲気!神々しいまでの美しさだ!ここ、紅葉の時期になったらさぞ凄い景色が見られそうだな。
 
 斜面を流れ落ちる沢を暗渠で渡る。
 
 ああー、この水の流れと苔生した岩。何て美しいんだ。もう、この景色を見ているだけでも登りの疲れを忘れるわ!
 
 ・・・そうそう、特に触れてはいませんが、よほど勾配の緩い区間で無い限り、だいたい自転車を押し歩きしてます(笑)。リュックを背負った背中は既に汗ビッショリだぜ!
 
 ふと前方の道の脇に、恐らく林道の名前を記したと思われる銘板が見えた。おお、恐らくはあるかなーと思ってたけど、やっぱりあったぜ♪
 と思って近付いてみると・・・。
 
 
中川林業専用道

 
 お、おおおおお!?な、なんだこれ!?こんな道があるなんて知らなかったぞ!
 そこに記された施工年度は平成24年度と、まだまだ真新しい道のようだ。っていうか何だ!?ここで道が秩父林道からこの中川林業専用道に切り替わるってことなのか!?
 
 いや、良く見ればその先で右手に折り返して登っていく分岐があるぞ。あれが中川林業専用道だな。この道は後で美味しくいただくとして、先ずは秩父林道を最後まで辿っていこう。
 
 道は谷に近付き、橋を渡って折り返していくようだ。
 
 その橋の地点まで上がって来た(現在地はここ)。
 
 銘板によると、この橋は「秩父橋」という。秩父橋といえば、同じ秩父市内の阿保町にあるあっちの橋が有名だが、こちらは同じ名前を冠するとは思えない程、実に小振りな姿をしている。だが、「秩父市」の「秩父林道」上に架かる橋が「秩父橋」というのは、至極真っ当な話ではないか。マイナー林道好きな自分としては、断然こちらを支持したい。
 ・・・って、何様だ俺(笑)。
 
 その秩父橋の上から、足元を流れる川を見下ろす。岩壁に沿って流れる川、そして周囲に散らばる巨岩と緑の景色が素晴らしく美しい。
 
 更に進んでいくと、おおっ・・・!
 
 今度は正真正銘、秩父林道の銘板だ。この区間は昭和55年度の施工のようだ。
 
 谷を越えると、左手に視界が広がって来た。
 
 ここからは先程の中川林業専用道も見えている。・・・って、下の方で何やら崩れてるっぽいけど、大丈夫かな?
 
 現在の標高は630mを越えた辺り。周囲の景色も次第に高度を感じさせるものになってきた。
 
 向かいの斜面には、ジグザグに延びる線形が見えている。あれでもって一気に高度を上げて行くんだな。
 
道の右手に分岐する、なぞの作業道を見つけた。なんだろうこの道・・・恐らくはすぐ先で行き止まりになっているとは思うが、ここも帰りに寄ってみよう。
 
Aへ続く。