鋼製スリットダム図鑑 |
林道など山の中に延びる道を走っていると、時折沢の中に鋼材を組み合わせた砂防堰堤を見かけます。
この透過型砂防堰堤は「鋼製スリットダム」と呼ばれ、
水通し部に鋼製のフレームを設置し、土石流の補足や減勢、土砂と水の分離を主な目的とし、
コンクリート製の不透過型と比べて、特に流木の補足効果が大きいそうです。
また、渓流の連続性を保ち、生態系への影響も考慮されているようです。
1970年代から開発が進められた比較的新しい構造物で、
通常の不透過型砂防堰堤と比べて、その姿を見ることはまだまだ多くはありませんが、
発見次第こちらに追加していきます。